peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

一関市千厩野草会の雪割草/ミスミソウ(三角草)・その2 2012年3月17日(土)

2012年03月20日 | 植物図鑑

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(下2つ)標準花’浮世錦’(青軸に赤紫色の星模様)の色変わりではないかと思います。

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2012年3月17日(土)、一関市千厩野草会(会長・金野昌敏)主催の「春の雪割草展」が、千厩ショッピングモール・エスピアホール(一関市千厩町千厩字東小田)で開催されましたので観に行ってきました。会場には雪割草をはじめ、福寿草、クリスマスローズ、翁草、万両など120点ほどが展示されていましたが、3分の2ほどが雪割草でした。ほとんどの雪割草に名前が表示されていませんでしたので、名前のわからないものが多いのですが、図鑑で調べて記入してみました。(違っていたらご指摘ください。)

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(下3つ)標準花’浮世錦’(青軸に赤紫色の星模様)の色変わりではないかと思われます。

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雪割草 キンポウゲ科 ミスミソウ(ヘパチカ)属 Hepatica

別名:ミスミソウ、スハマソウ。やや湿り気があって、早春によく陽の当たる山地の斜面や落葉広葉樹林の林床や林縁に生育する。早春、キラキラ輝く太陽の光を受け、愛らしい雪割草の花たちが雪の支配を追いやるように、次々と林下の斜面を多様な色彩で飾ってゆく。

「雪割草」とは園芸的な呼称で、「ヘパチカ属」全般を指し、北半球の冷温帯域に広義で約8種が分布する。日本の自生種はヨーロッパに生えるヘパチカ・ノビリスの変種とされ、ミスミソウ(関東・新潟以西)、ケスハマソウ(中部以西と四国東北部)の2変種があり、ミスミソウの品種スハマソウ(岩手~神奈川=太平洋側)とオオミスミソウ(秋田~北陸=日本海側)が分布する。

特に新潟県周辺の集団には花の変異が多く、花弁(学術上は萼片)の色は千差万別と多彩で、花の形も6弁の標準花に始まり、多弁花、葯退化、雄しべ退化、変化花、へらしべ咲き、二段咲き、三段咲き、唐子咲き、千重咲き、妖精咲きなどがあり、葉面には無斑紋や様々な斑模様が描かれる。それらが多重に交わって豪華絢爛な世界を作る。園芸的に人気が高く江戸時代から注目を浴び、古書に掲載されてたほどである。

約20年前から再度ブームが訪れ、現在では、育種家の間で研究が進み、栽培技術の向上や人工交配による新花の作出など、驚くほどの速さで進化してゆき、趣味家が後を絶たない。

[講談社発行「最新版 山野草大百科」より]

http://www.ihsj.org/hepatica/species.php [国際雪割草協会:雪割草の原種]

http://www.ihsj.org/hepatica/classification.php [国際雪割草協会:雪割草の園芸上の分類]

http://www.ihsj.org/hepatica/ph_01_01.php [国際雪割草協会:雪割草写真DB:一重咲き(標準花)]

http://kakuda.s55.xrea.com/p/2008sanjyo/yukitop.html [雪割草展新潟大会2008:標準花]


一関市千厩野草会のヒメリュウキンカ(姫立金花) 2012年3月17日(土)

2012年03月20日 | 植物図鑑

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(上2つ)「乙女姫立金花」という名札がついた鉢のもの。

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(上)「白花ヒメリュウキンカ」という名札がついた鉢のもの。

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2012年3月17日(土)、一関市千厩野草会(会長・金野昌敏)主催の「春の雪割草展」が、千厩ショッピングモール・エスピア・ホール(一関市千厩町千厩字東小田)で開催されたので観に行ってきました。会場には雪割草をはじめ、福寿草、クリスマスローズ、翁草、万両など120点ほどが展示されていましたが、3分の2ほどが雪割草でした。

それらの中に2鉢だけでしたが、黄花を咲かせているヒメリュウキンカ(姫立金花)がありました。一つの鉢には「乙女姫立金花」の名札が、もう一つの鉢には「白花ヒメリュウキンカ」の名札がついていました。

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(下2つ)「乙女姫立金花」という名札がついた鉢のもの。

R.f.'E・A・ボウレス’ R.ficaria 'E・A・Bowles' :’コラレット’や’乙女ヒメリュウキンカ’で流通。

http://mameda.seesaa.net/category/4453899-1.html [豆狸のマメマメ日記:キンポウゲ科]

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(下3つ)「白花ヒメリュウキンカ」という名札がついた鉢のもの。

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ヒメリュウキンカ(姫立金花) キンポウゲ科 キンポウゲ(ラナンキュラス)属 Ranunculus ficaria

ヨーロッパからアジア西部、北アフリカに分布し、山地や湿地、林内に生える多年草。塊根があり、草丈は10~30cm、葉は心臓形で光沢がある。花期は3~5月。白花や八重咲きなど変化がある。名前は似ているが、日本に自生する「リュウキンカ」の仲間ではない。

園芸種には、次のようなものがある。

ラナンキュラス・フィカリア’アルブス’ R.ficaria 'Albus' :最も一般的な白花。花はクリーム色から白に退色する。

R.f.’ダブル・マッド’ R.ficaria 'Double Mud' :セミダブル花で、全開すると千重のように見える。

R.f.’ラガムフィン’ R.ficaria 'Ragamuffin' :’サラド・ボウル’の交配種。中心が唐子状になる。

R.f.’ボウレス・ダブル’ R.ficaria 'Bowles Double' :別名’ダブル・ブロンズ’。八重咲きで弁裏は帯褐色。

R.f.’ブレゴヴァー・ホワイト’ R.ficaria 'Bregover White' :最も白い花を咲かせる細弁花。花弁の裏は帯紫色。

R.f.’ホスキンス・ゴールド’ R.ficaria 'Hoskin's Gold' :細弁の多弁花。加湿すると葉に斑が入る個体がある。

R.f.’サーモンズ・ホワイト’ R.ficaria 'Salmon's White :白花の中では最も肉厚で花形も良い。弁裏は藍緑色。

R.f.'E・A・ボウレス’ R.ficaria 'E・A・Bowles' :’コラレット’や’乙女ヒメリュウキンカ’で流通。

R.f. ’カートウェル’ R.ficaria 'Cartwheel' :迫力ある多弁花。花茎が帯化する珍品。

R.f.’ケン・アスレット’ R.ficaria 'Ken Aslet':白色のフルダブル。中心に緑を含む。

R.f.’トレンウェル’ R.ficaria 'Trenwheel':大輪の八重咲きで鮮やかな山吹色の花。

R.f.’ランドールズ・ホワイト’ R.ficaria 'Rnadall's White':クリーム白色で厚みのある花弁。弁裏は灰緑色。

R.f.’カッパー・ノブ’ R.ficaria 'Copper Nob':咲き始めはオレンジ色で後に白色。葉は烏葉。

R.f.’ライムライト’ R.ficaria 'Limelight':咲き始めは明るいグリーンを帯びる黄花。

R.f.’グリーン・ペタル’ R.ficaria 'Green Petal':黄色と緑色のストライブのような珍花。小輪。

R.f.’ブラゼン・ハッシー’ R.ficaria 'Brazen Hussy':’烏葉ヒメリュウキンカ’で流通。弁裏も黒色を帯びる。

[栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・育てる調べる 山野草2525種」より]

http://item.rakuten.co.jp/kadanya/10010038/#10010038 [楽天市場:ヒメリュウキンカ(姫立金花(白花、乙女、アカガネ、黒葉、ヤッフル]

http://yasashi.info/hi_00013.htm [ヒメリュウキンカとは(ヤサシイエンゲイ)]

http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_1915.htm [四季の山野草:ヒメリュウキンカ]

http://garden-vision.net/flower/hagyo/himeryukinka.html [ヒメリュウキンカ 新・花と緑の詳しい図鑑]

http://hanamaru-net.jp/category/sanyasou.htm [山野草:ヒメリュウキンカ]