2012年3月25日(日)、奥州市埋蔵文化財調査センター主催の所長日曜講座・特別編「古典から見た清衡の境遇~古典文学と考古学~」が行われたので、妻と共に聞きに行ってきました。平成23年度事業として行われた「所長日曜講座」(全5回)の特別編として行われたもので、平泉黄金文化の礎を築いた藤原清衡の波乱に満ちた生涯を、古典文学に記された資料をもとに考古学の見地に立って解説していただきました。講師の所長・伊藤博幸さんは、3月末をもって退職とのことでした。長い間ありがとうございました。
3月も下旬になってから何度も雪が降ったりしたため、フキノトウ(蕗の薹)の姿を見かけませんでしたが、この日、埋蔵文化財調査センター駐車場のドウダンツツジの根元に生えていたのを見つけました。春は確実に近付いているようです。
http://www.oshu-bunka.or.jp/maibun/index.htm [奥州市埋蔵文化財調査センター:(事業ご案内)平成23年度事業のお知らせ(3月9日更新)]
フキ(蕗)/フキノトウ(蕗の薹) キク科 フキ属 Petasites japonicus
山野に生える多年草。淡緑色の苞に包まれた蕾(花芽)がフキノトウ(蕗の薹)で、雌雄別株。ほろ苦い早春の味として人気がある。strong>花期は3~5月。雌株は白色の頭花を、雄株は白黄緑色の花を密に散房状に付ける。雌株の中心部には少数の両性花がある。また、雄株は花が終わると枯れるが、雌株は花の後高さ50㎝ほどになる。花後、株元から腎円形で幅15~30㎝の葉を伸ばす。葉や葉柄も食べられる。果期のフキは白い冠毛が目立つ。分布:本州(岩手県以南)~九州。
栽培:鉢で管理するよりも、地植えのほうが育てやすい。フキノトウ(蕗の薹)を鉢で鑑賞する場合は、初冬の蕾ができた頃に赤玉土単用または富士砂との混合土で植え付ける。花を観賞した後は再び露地植えに戻したほうが良い。施肥をするのであれば、月に1回置き肥をする。増殖は、鉢から露地に戻す時に、株分けによって殖やす。冬の凍結を避けるため、露地に藁などを敷き詰めておくと良い。
北海道や東北地方に分布するアキタブキ(秋田蕗)var.giganteusはフキより全体にかなり大きく、葉は直径1.5m、葉柄は長さ2mにもなる。市販のフキはほとんどがアキタブキの栽培品。
[山と渓谷社発行「山渓ポケット図鑑1・春の花」&栃の葉書房発行「別冊趣味の山野草・山草図鑑」より]
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%AD [フキノトウ(Wikipedia)]
http://www2.odn.ne.jp/shokuzai/Fukinotou.htm [ふきのとう(蕗の薹)]