2012年3月24日(土)、野村胡堂・あらえびす記念館(岩手県紫波郡紫波町彦部字暮坪193-1)に行きました。3月も下旬だというのに、この日は湿った雪がどっさり降り、山も野原も真っ白になっていました。
この記念館は、ふるさとの偉人野村胡堂・あらえびすを顕彰していこうと地元岩手県紫波町彦部に顕彰委員会が組織され、その後、地元の人達の熱い思いと、胡堂の三女・稔子(としこ)の女婿・松田智雄氏を中心とした在京の研究家や胡堂と交流のあった沢山の方々の思いが結集し、平成7年に開館したそうです。
今まで一度だけ、ざっと見学したことがありますが、この日は胡堂の生い立ちなどのビデオ映像なども見るなど、じっくりと見学し3時間も滞在してしまいました。
(上)野村胡堂あらえびす記念館:同館発行「かたくりの群れ咲く頃の~野村胡堂・あらえびす図録」より]
(下6つ)野村胡堂胸像がある記念館入口に展示されていたプランター植えのオキザリス・レグネリィー(トリアングラリス)と思われる植物が沢山花を咲かせていました。
カタバミ科 オキザリス属 Oxalis:は、南アフリカ、中南米の熱帯~温帯地方に500種もある大属だが、雑草化するおそれがあるためか、わずか100種ほどが世界で栽培されているに過ぎない。日本ではムラサキカタバミO.corymbosaなど帰化植物になっている種類や、カタバミO.corniculataなど雑草もある。半耐寒性~耐寒性春・夏~秋植え球根。別名:球根カタバミ。
特徴:雑草のカタバミの仲間で、地下に球根を持つものをオキザリスと呼ぶ。花の少ない秋から春に花を咲かせるものが多いが、温度があれば一年中開花するものもある。花と葉は日中開き、曇りの日や夜間は閉じる。耐寒性のあるボーウィーは花壇でも楽しめる。花期:10~4月。出回り時期:9~6月。用途:鉢植え、庭植え。
管理:いずれも丈夫で2~3年植え放しでもよく育つ。開花中は日当たりのよい場所に置くのが絶対条件。葉が茂っている間は鉢土の表面が乾いたらたっぷり水やりし、月に1~2回液肥を与える。葉が枯れ始めたら水やりを止め、鉢のまま乾燥させる。
オキザリス・レグネリィー カタバミ科 オキザリス(カタバミ)属 Oxalis regnellii
ブラジルなど南アメリカ原産の半耐寒性多年草だが、関東地方以西なら植え放しでも問題ない。但し、12月下旬こ頃には地上部が枯れ、越冬するとのこと。日本にも自生するカタバミO.corniculataの仲間で、地下に塊根(球根)をもつ宿根草で、「オキザリス」と呼ばれている。
草丈は10~30㎝。葉は濃い赤紫色の三枚葉で、三角形をしていて先端が尖っている。小葉の大きさは3㎝ほど。花の直径は2㎝ほどで、花色は淡いピンクだが、濃い紫色の葉との対比で白色に見える。花と葉は日中開き、曇りの日や夜間は閉じる。
葉色にちなんで最近、「紫の舞」の名で日本に普及した。開花期は6~8月。栽培:繁殖は株分け。[西東社発行「知りたい花の名前がわかる 花の事典(金田初代・文、金田洋一郎・写真)」&山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]
http://blog.goo.ne.jp/pea2005/e/1b73f6ae5301bc85250711c7dea5b5d1 [peaの植物図鑑:オキザリス・レグネリィー ’トリアングラリス’]
http://d.hatena.ne.jp/teganumapark/20110910/1315642365 [オキザリス・レグネリィー:手賀沼の南に住んで。]
http://garden-vision.net/flower/agyo/o_regnellii.html [オキザリス・レグネリー:新・花と緑の詳しい図鑑]
http://isao-web.c.ooco.jp/zukan/zu03b/fnmg25-2.html [オキザリス・レグネリー(フィールド日記)]