peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「世界の椿館・碁石」の椿・釣篝(つりかがり) 2015年12月10日(木)

2015年12月18日 | ツバキ(椿)

2015年12月10日(木)、「世界の椿館・碁石」(岩手県大船渡市末崎町字大浜280-1)に行ってきました。大温室の東南の方角に植栽されている「釣篝(つりかがり)」という名の椿が、朱紅色に白斑、八重咲きの花を沢山咲かせていました。

椿 釣篝(つりかがり) ツバキ科 ツバキ属 Camellia japonica Tsurikagari

[産地]江戸。[花]朱紅色に白斑が入る。八重、花弁はやや中折れ、筒しべ、中~大輪。[花期]3~4月。[葉]長楕円、中~大形。[樹]立性、強い。[来歴]沖の浪の紅花・藻汐に白斑が入ったもの。1829年の「本草図譜」に載る。[誠文堂新光社発行、日本ツバキ協会編「最新日本ツバキ図鑑」より] 


「岩手蘭友会」洋ラン展のプレウロタリスSP.  2015年12月4日(金)

2015年12月18日 | 洋ラン

2015年12月4日(金)、岩手蘭友会(会長・及川正道)主催「第11回秋の洋ラン展」が、水沢メイプル東館(奥州市水沢区横町)4階催事場で始まりました。10時の開店と同時に入場し、沢山展示されていた洋ランなどを写してきました。12/6(日)午後4時まで。入場無料。 

洋ラン プレウロタリスSP  ラン科 プレウロタリス属 Pleurothallis SP.

 プレウロタリス属は、1,000種以上を含む大属で、フロリダ半島南部以南の熱帯および亜熱帯アメリカに分布し、山地の雲霧林帯で種分化が著しい常緑の多年草。多くは着生または岩生、ときに地生。茎に筒状の鞘があり、1葉を頂生するが、地上茎が仮軸分枝する種類は複数の葉がつくように見える。葉は革質、無毛、全縁、先に微小な窪みと中央突起がある。花序は茎の先端やその少し下から側生し、1本または複数本の総状花序が出て基部に複数の苞がある。小花柄と子房の間に節がある。花は小型で、3つの花弁は小さい。蕊柱は柱状、花粉塊は2個でろう(蝋)質、ふつう黄色。熱帯低地産の種は温室での栽培が容易。属名はギリシア語のpleuron(肋骨)とthallos(枝)からの造語で、この属の多くの種が束生する肋骨のような茎の先に葉がつくことに由来する。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]