peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「世界の椿館・碁石」の椿・利休(りきゅう) 2015年12月10日(木)

2015年12月30日 | ツバキ(椿)

2015年12月10日(木)、「世界の椿館・碁石」(岩手県大船渡市末崎町字大浜280-1)に行ってきました。大温室内の「わびさび(茶花椿)の景」コーナーに展示されていた鉢植えの「利休(りきゅう)」という名のワビスケツバキ(侘助椿)が、極淡桃色、一重・盃状きの花を沢山咲かせていました。 

椿・利休(りきゅう)ツバキ科 ツバキ属 Camellia wabisuke Rikyu

 [産地]富山。[花]極淡桃色、一重、盃状咲き、ユキツバキ状しべ、小輪。[花期]3~4月。[葉]やや広楕円、小形。[樹]やや横張り性、強い。[来歴]高岡市の民家の栽培種から選抜、1966年に堀秀夫の発見・発表、竹内実の命名、旧名:峰光[誠文堂新光社発行、日本ツバキ協会編「最新日本ツバキ図鑑」より]


「岩手県立花きセンター」の ストレリチア・レギネ/極楽鳥花  2015年12月3日(木)

2015年12月30日 | 植物図鑑

2015年12月3日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。「花の館温室」「亜熱帯温室」エリアに植栽されているストレリチア・レギネが和名の極楽鳥花を思わせる花を沢山咲かせていました。

ストレリチア・レギネ/ゴクラクチョウカ(極楽鳥花) バショウ科 ストレリチア(ゴクラクチョウカ)属 Strelitzia reginae

南アフリカ(アフリカサバナ気候区)原産の大型多年草で茎は無い。葉は長楕円形で長さ40㎝、幅15㎝で、葉柄は1mぐらいある。花は葉柄と同じぐらいの長さの花茎の先端に、長さ15㎝ぐらいの苞に包まれて開花する。1苞内に5~8花つけ、次々に開花する。冬季、乾燥気味にすれば5℃ぐらいで越冬する。排水のよい粗粒の粘質土を用いるとよい。根詰まりしやすい。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]


「岩手蘭友会」洋ラン展のプレウロタリス  2015年12月4日(金)

2015年12月30日 | 洋ラン

2015年12月4日(金)、岩手蘭友会(会長・及川正道)主催「第11回秋の洋ラン展」が、水沢メイプル東館(奥州市水沢区横町)4階催事場で始まりました。10時の開店と同時に入場し、沢山展示されていた洋ランなどを写してきました。12/6(日)午後4時まで。入場無料。 

洋ラン プレウロタリス ラン科 プレウロタリス属 Pleurothallis

 1000種以上を含む大属で、フロリダ半島南部以南の熱帯および亜熱帯アメリカに分布し、山地の雲霧林帯で種分化が著しい常緑の多年草。多くは着生または岩生、ときに地生。茎に筒状の鞘があり、1葉を頂生するが、地上茎が仮軸分枝する種類は複数の葉がつくように見える。葉は革質、無毛、全縁、先に微小な窪みと中央突起がある。花序は茎の先端やその少し下から側生し、1本または複数本の総状花序が出て基部に複数の苞がある。小花柄と子房の間に節がある。花は小型で、3つの花弁は小さい。蕊柱は柱状、花粉塊は2個で蝋質、ふつう黄色。熱帯低地産の種は温室での栽培が容易。属名はギリシア語のpleuron(肋骨)とthallos(枝)からの造語で、この属の多くの種が束生する肋骨のような茎の先に葉がつくことに由来する。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]