2015年12月3日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。本館(管理棟)の「展示室」エリアに展示されている色々な草花の中に、ストックが、八重の花を沢山咲かせていました。
アブラナ科 マッティオラ属 Matthiola:南、西ヨーロッパ原産の半耐寒性一年草または多年草で、灰色の軟毛が株全体をおおう。
ストック アブラナ科 マッティオラ属 Matthiola incana:葉は長楕円形、または倒披針形で、全縁、長さ10㎝。花は総状花序で分枝する茎頂部につける。花色は紫、赤、白で強い芳香がある。わが国では多弁化した八重咲きが重宝され、一重咲きは嫌われる。特に、発芽後の双葉の段階で子葉の大きさと形から、八重咲き株を選ぶことを八重鑑別という。一般的に、八重株は一重咲き株より、子葉の長さや幅が大きく、葉色が薄い特徴がある。用途に応じて多くの園芸品種が育成され、切花用では無分枝系品種と分枝系品種に分かれる。近年、矮性の鉢物用品種も育成されている。
園芸品種に’黒川アプリコット’、’桜の舞’、’スノー・ワンダー’、’リトル・ジェム・ローズ’、’ピグミー・レッド’などがある。栽培:秋播き一年草。花期:春から秋。一般に周年生産される。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・園芸植物」より]