2016年2月1日(月)、岩手県生まれ、山形県在住の作家・柚月裕子(ゆづき・ゆうこ)著『検事の死命』(宝島社文庫)を読み終えました。この小説は、同名のテレビドラマを観てから、妻に言って買ってもらったもので、一気に読み進むことができました。
この作品の主人公・佐方貞人(さかた・さだと)は、著者の2作目の作品である『最後の証人』で読者の前に姿を現したのですが、この作品では40歳過ぎの中年弁護士として登場します。作中で”ヤメ検”(元検事の弁護士)であったことが明かされますが、『検事の死命』は、弁護士に転身してから12年、既に中年になっていた佐方ではなく、未だ30歳手前の新人検察官時代の彼を取り上げた作品集です。とはいえ、ストレートに佐方の視点から物語を進めるのではなく、周囲の人物の視点から佐方の人柄や検事としてのモットーが浮かび上がるような構成になっています。[以上、書評家・西上心太氏の解説’罪はまっとうに裁かれなければいけない’より]
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%9A%E6%9C%88%E8%A3%95%E5%AD%90 [柚月裕子:Wikipedia]
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%9A%E6%9C%88%E8%A3%95%E5%AD%90 [柚月裕子「検事の死命」:Wikipedia]
http://www.tv-asahi.co.jp/kenjinoshimei/ [ドラマスペシャル 検事の死命:テレビ朝日]