peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立博物館「発掘された日本列島2015」を観る!(その8)2016年2月6日(土)

2016年02月18日 | 遺跡、石器・土器、古墳、

2016年2月7日(日)岩手県立博物館(盛岡市上田字松屋敷34)で開催中[2016(平成28)年1月14日(木)~2月28日(日)]の特別展「発掘された日本列島2015 新発見考古速報」&「海に生きた歴史~復興発掘調査が語る一万年の海との共生~」[2016(平成)28年1月14日(木)~3月6日(日)まで]を観に行ってきました。

「発掘された日本列島2015」は、文化庁などが主催するもので、埴輪など埋蔵文化財などが大好きな妻に連れられて、ここ数年毎年観に行っているものです。

ことしは、「新発見考古速報」19遺跡412点の速報展示のほか、次の2つの特集も展示していました。特集1 復興のための文化力~東日本大震災の復興と埋蔵文化財の保護~(7遺跡)、特集2 全国史跡整備市町村協議会50周年記念(2遺跡) 

「写真撮影可」だったので、沢山写真を撮ってきましたが、展示物の大部分が、見終わってから売店で購入してきた書籍に綺麗な写真付き掲載されていました。

甲塚古墳(かぶとづかこふん)栃木県下野市:全国初! 下野国の大型古墳から、女性が布を織る様子を表わした埴輪が2個体出土

(上と下)馬の形の埴輪:(左)高さ106㎝、長さ推定95.6㎝ (右)高さ105.5㎝、長さ推定95.8㎝

左側の馬は胸懸けに鈴を付け、輪形の鐙(あぶみ)を装着している。右側の馬は馬形埴輪の先頭に置かれており、口元に付けられたf字形の鏡板や、胸元の馬鐸、壺形の鐙、横座り用の足置き板など装備品が豪華であるため、被葬者の馬と考えられる。

(下)馬形埴輪の復元模型:CG技術で鮮やかによみがえる、埴輪の彩色

(下)円形に配置された埴輪群:機織(はたおり)形埴輪の出土は全国初

(上)右側の石室に向かってぐるりと列を成す馬や人の形の埴輪たち。真ん中に機織形埴輪があった。

(上左)復元高88.5㎝。女性。人物埴輪列の最後尾で出土。頭に器を載せ、右手にひさご形の容器を持っている。(上中)高さ87.5㎝。女性。頭に箱形の器を載せ、円文様の上衣を着ている。(上右)高さ95.6㎝。女性。頭に鉢巻きを着け、両手を腰に当てている。

 機織形埴輪:写真右側のように基台の上に織機と女性(胴体のみ残存)が載っていたと考えれれる。織機の全長は73.2㎝。左側の機織形埴輪は、両腕の破片を除いて人物部分は欠損しており、残存高さは53.7㎝。

(下)機織形埴輪の復元イメージ図

(上)CG技術で制作された機織形埴輪の復元イメージ図

(上左)高さ97.1㎝。男性。髪を束ねた美豆良(みずら)が特徴。小刀を持っている。(上中)高さ107.6㎝。帽子をかぶり、鍬(くわ)と思われる農具を担いでいる。(上右)残存高56㎝。男性。人物埴輪列の先頭。最も石室に近い場所で出土。右手を前に掲げている。


「岩手県立花きセンター」のゼブリナ・ペンジュラ  2015年12月3日(木)

2016年02月18日 | 植物図鑑

2015年12月3日(木)、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。「花の館温室」「亜熱帯度温室」エリアに植栽されているゼブリナ・ペンジュラという名のツユクサ科の植物が、ゼブラ(縞模様)の綺麗な葉を沢山展開していました。

ゼブリナ・ペンジュラ ツユクサ科 ゼブリナ(シマムラサキツユクサ)属 Zebrina pendula

 ゼブリナ(シマムラサキツユクサ)属は、メキシコおよびグァテマラに4種ある多年草で、茎は下垂する。トラデスカンチア属に非常によく似ており、近縁の植物である。

ゼブリナ・ペンデュラは、メキシコ(アメリカ熱帯雨林気候区)原産の多年草。葉は先の尖った卵形で長さ5~7㎝、幅3~4㎝、表面は白緑色で光沢を帯び、中央に太く、縁に細い暗緑紫色の線がある。葉裏は暗紫色。茎の節から根を出し、四方に拡がる性質があるので釣り鉢に向く。よく日光に当てて乾かし気味にすると特有の美しさになる。[誠文堂新光社発行、日本インドア・グリーン協会編「熱帯花木と観葉植物図鑑」より]