(上)人体文付深鉢(じんたいもんつきふかばち):人の形の高さは17.9㎝。人の形の文様が付いた土器は全国で50例ほどしか見つかっておらず、中でもこの土器は、人の形の文様が非常に写実的である点が貴重。
北小松遺跡(宮城県大崎市):大集落の全容が判明し、鉢を被った人骨や祭祀の道具が大量出土。
(上と下)土器埋設遺構から見つかった土器:大型で、口縁部には縄文時代晩期特有の「π字文(ぱいじもん)」と呼ばれる文様がある。
(上)四脚付鉢(しきゃくつきはち):口径44.5㎝、器高28.5㎝。
(上の中)独鈷石(どっこいし):両端がやや尖り、中央部に節を2個持つ石器。
(上と下)埋葬に使われた鉢:被葬者に被せた土器。
(上左)中空動物形土製品(ちゅうくうどうぶつがたどせいひん):長さ13.2㎝、幅10.1㎝。板状の粘土で作られており、中身は空洞。カメを模した形状とみられ、腹部の2個一対のこぶや正中線の刻み表現などの装飾は、土偶の腹部と共通する。
(上)皿:口径25㎝、器高5.7㎝。口縁部には装飾的な突起や浮線門(ふせんもん)、体部や底部には、縄文時代晩期中葉を代表する雲形文(くもがたもん)が施されている。内外面は赤く彩色され、補修した痕跡も見られる。
(上)埋葬に使われた鉢:被葬者に被せた土器。大型で、口縁部には縄文時代晩期特有の「π字文(ぱいじもん)」と呼ばれる文様がある。