peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手県立博物館「発掘された日本列島2015」を観る!(その5)2016年2月6日(土)

2016年02月11日 | 遺跡、石器・土器、古墳、

高三潴遺跡(たかみずまいせき)、福岡県久留米市):弥生時代の著名遺跡で、筑後初となる小銅鐸がほぼ完全な姿で出土。

(下)小銅鐸:高さは6.6㎝。正面中央の下部に半円形の穴(型持孔)が開いているのが特徴。一緒に出土した土器の特徴から、弥生時代後期に埋没したことが分かった。

(上)高三潴式土器:溝の中から見つかった、弥生時代後期前葉を代表する土器。屈曲した口縁部と平たい底が特徴。

松東遺跡(まつひがしいせき)、静岡県浜松市):銅鐸の巨大破片を発見。銅鐸破砕行為の謎を解く鍵となるか。

(下の上)銅鐸破片(松東2号):破片から銅鐸の復元後のサイズを推定すると、何と高さは80㎝超。弥生時代後期に製作された突線鈕(とっせんちゅう)2式の銅鐸の中では最大級。

(上と下)近畿式銅鐸(穴ノ谷遺跡):高さ59㎝、幅30.6㎝。

 


岩手日報社発行『報道写真集 軌跡~大津波からの5年』を読む! 2016年2月11日(木)

2016年02月11日 | 読書、本

2016年2月10日(水)付「岩手日報」に掲載された広告を見て、早速この本を購入してきました。

2016年2月11日(木)付「岩手日報」には、大震災から丁度4年11カ月とあって広く紙面をさいて「震災5年 点検 復興計画」などの記事を載せていました。


岩手県立博物館「発掘された日本列島2015」を観る!(その4)2016年2月6日(土)

2016年02月11日 | 遺跡、石器・土器、古墳、

 

東奈良遺跡(ひがしならいせき、大阪府茨木市):銅鐸づくりのムラで、銅鐸の絵柄の壺を新たに確認。

(上)銅鐸絵画土器:弥生時代中期後葉に作られた壺。口径26㎝。銅鐸の絵は胴部(矢印の部分)に描かれていた。下部は見つかっていない。

弥生時代の銅鐸づくりに関わる遺物が出土

 

(上)高坏状土製品:坩堝(るつぼ)か取瓶(とりべ/溶けた金属をすくい、型に流し込むために使う容器)としての用途が想定される。取っ手が付いている。

小銅鐸(東奈良銅鐸):高さ14.4㎝、最大幅9.9㎝。鈕(ちゅう)の断面が楕円形など、全体の形状は銅鐸の源流と考えられている朝鮮式小銅鐸に近い。鐸身に描かれている文様は縄文時代晩期の土器の文様を源流としていることから、東奈良遺跡で銅鐸が生産されていた弥生時代中期以前に作られたとする考え方もある。

(上と下2つ)土器:大型の壺や器台、ミニチュア土器など。銅鐸絵画土器と同じ場所で見つかり、祭祀で使った後に廃棄された可能性もある。