高三潴遺跡(たかみずまいせき)、福岡県久留米市):弥生時代の著名遺跡で、筑後初となる小銅鐸がほぼ完全な姿で出土。
(下)小銅鐸:高さは6.6㎝。正面中央の下部に半円形の穴(型持孔)が開いているのが特徴。一緒に出土した土器の特徴から、弥生時代後期に埋没したことが分かった。
(上)高三潴式土器:溝の中から見つかった、弥生時代後期前葉を代表する土器。屈曲した口縁部と平たい底が特徴。
松東遺跡(まつひがしいせき)、静岡県浜松市):銅鐸の巨大破片を発見。銅鐸破砕行為の謎を解く鍵となるか。
(下の上)銅鐸破片(松東2号):破片から銅鐸の復元後のサイズを推定すると、何と高さは80㎝超。弥生時代後期に製作された突線鈕(とっせんちゅう)2式の銅鐸の中では最大級。
(上と下)近畿式銅鐸(穴ノ谷遺跡):高さ59㎝、幅30.6㎝。