peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

「岩手県立花きセンター」の洋ラン・パフィオペディラム 2017年2月28日(火)

2017年03月07日 | 洋ラン

2017年2月28日(火)、朝から天気が良かったので、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。昨年から進められていた「研修温室」や「花の館温室」のリニューアルが行われていました。

 研修温室内の「高温区」に展示されている鉢植えの洋ラン・パフィオぺディラムが花を咲かせていました。

洋ラン・パフィオペディルム ラン科 パフィオペディルム属 Paphiopedilum(Paph.)

約70種を含み、東南アジアを中心にインドから中国南部、フィリピンからニュー・ギニア、ブーゲンビル島まで分布している。一般に林床に地生、稀に樹上に着生する常緑多年性のラン。茎はきわめて短く、葉は摺合して左右に展開し、長楕円形~長舌形で肉厚く、緑色または緑色と緑白色、あるいは紫色の斑入り模様となる。花茎は頂生、直立または斜上し、1~多花をつける。1花茎に多数の花をつける種には同時に開花するものと、順次開花して1年以上にわたって咲き続ける種とがある。背萼片が発達して大きく、観賞の対象となり、2個の側萼片は合着して、背萼片と対向して下方につき、一般に小さく目立たない。花弁は広卵形、さじ形、細長く垂れてねじれるなど変化に富む。唇弁は袋を形成し、巾着形、ヘルメット形など多形で、開口部の縁は内曲または外曲する。色彩白、黄、緑色を基調に褐色や紅紫色を帯びたり、斑点が入ったりして複雑で落ち着いた色彩を醸し出している。花の寿命は長く、通常1か月以上もつ。属名はギリシア語のPaphia(Paphosの女神、ヴィーナスの古都)とpddilon(サンダル)に由来し、ヴィーナスのスリッパの意。唇弁の形を見立てたもので、英名貴婦人のスリッパLadys slippersと呼ぶ。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]


「岩手県立花きセンター」の洋ラン・シンビジウム(不明緑④) 2017年2月28日(火)

2017年03月07日 | 洋ラン

2017年2月28日(火)、朝から天気が良かったので、岩手県立花きセンター(胆沢郡金ケ崎町六原頭無2-1)に行ってきました。昨年から進められていた「研修温室」や「花の館温室」のリニューアルが行われていました。

 研修温室内の「高温区」に展示されている鉢植えのシンビジウムと思われる洋ランが花を沢山咲かせていました。

洋ラン・シンビジウム ラン科 シンビジウム属 Cymbidium(Cym.)

約50種が熱帯アジアを中心にヒマラヤ、中国、日本からオーストラリア北部、ニュー・ギニアまでの広い地域に分布する。常緑性の着生または地生ランで腐生種1種を含み、多様な生態や形態を示す。球茎はふつう卵形~紡錘形で、3~多数の革質葉または多肉葉を扇状につける。花茎は球茎の基部より生じ、地生種では直立し、着生種では斜上または下垂する。花は1茎に1~数十輪つき、やや多肉質で花もちはよい。萼片と花弁はほぼ同じ形と色をしている。唇弁は3裂し、側裂片は蕊柱を包み、中裂片は舌状で反曲する。唇弁の基部から中央部まで2本の隆起が形成される。属名はギリシア語のKymbes(舟形)に由来し、唇弁の形を示している。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]