peaの植物図鑑

草や木の花や木の実(果実)、特に山野草が好きで、デジカメを持ち歩いて撮っています。2024年3月、85歳になります。

岩手蘭友会の洋ラン・デンドロビウム ’アトロビイオラセウム’  2017年3月10日(金)

2017年03月15日 | 洋ラン

2017年3月10日(金)、岩手蘭友会(及川正道会長、会員18人)主催の「第30回いわて洋ラン展」が、水沢メイプル(奥州市水沢区横町)4階の催事場できょうからはじまりました。[3/10(金)~3/12(日)]入場無料。

 会場中央のメインテーブルに展示されていたラン(蘭)の中に、「デンドロビウム ’アトロビイオラセウム’」という名札を付けたものがを沢山つけていました。 

洋ラン デンドロビウム ’アトロビオラケウム’ ラン科 デンドロビウム属 Dendrobium(Den.)atroviolaceum

ニュー・ギニア原産。長さ20~30㎝、紡錘形で深い溝があり、径1.5㎝。厚い革質で茎頂に2~4枚生じ、長さ7~12㎝、幅5~6㎝。花茎は茎頂近くから生じ、葉よりわずかに長い。径7.5㎝、芳香を有し8ないし多花をつける。萼片、花弁とも緑白色で中央に紫色の点が入る。唇弁は緑色で先は紫色、内側に濃紫色の筋が入る。開花期春。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]


岩手蘭友会の洋ラン・セロジネ ’インターメディア’ 2017年3月10日(金)

2017年03月15日 | 洋ラン

2017年3月10日(金)、岩手蘭友会(及川正道会長、会員18人)主催の「第30回いわて洋ラン展」が、水沢メイプル(奥州市水沢区横町)4階の催事場できょうからはじまりました。[3/10(金)~3/12(日)]入場無料。

 会場中央のメインテーブルに展示されていたラン(蘭)の中に、「セロジネ’インターメディア’」という名札を付けたものが白い花を沢山つけていました。 

ラン科 セロジネ属 Coelogyne(Coel.):約100種が熱帯アジアを中心に、スリランカからインドシナやインドネシアを経て、フィジー諸島に至る広い範囲に分布している。一般に樹上や岩上に着生する常緑多年草。茎は細長く這い、先端は肥厚して卵形の球茎となり、先端に1~4葉をつけ、密にまたは離れて生じる。葉は楕円形、堅くやや肉厚で、柄があり、花茎は球茎の基部から生じる種と、若い葉の展開とともに出て若い球茎の先端から生じる種があり、直立するか垂れ下がり、1個ないし多数の花をつけ、長い苞葉が蕾を包む。小~中型で、色彩は白色、黄褐色、緑色、鮭肉色、橙赤色など。唇弁には黄色や黒褐色の斑紋が入ることが多い。花もちは短い種が多いが、花茎につく花がほぼ同時に開花する種と、数個ずつ次々と開花しながら花茎の先が長期間、ときには数年にわたって伸び続ける種がある。芳香がある種が多い。萼片は披針形~長楕円形、花弁は幅が狭く、ときに線形、唇弁は3裂し、側裂片は蕊柱を包み、距はない。蕊柱は長く、側面に板状の突起がある。花粉塊は4個ある。属名はギリシア語で「くぼんだ柱頭」を意味する。 

洋ラン・セロジネ’インターメディア’(’インテルメディア’) ラン科 セロジネ属 Coelogyne(Coel.)Intermedia

cristata×assangeana、1913年登録。球茎は狭卵形で、高さ8~10㎝、互いに連なって密に生じ、2葉を頂生する。は長さ25~30㎝、広線形。花茎は球茎の頂部から生じ、弓状で下垂し、8~10花をつける。径4~5㎝、雪白色で唇弁の中央に黄色が入る。開花期春。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]


岩手蘭友会の洋ラン・エピデンドルム ’ポリブルボン’ 2017年3月10日(金)

2017年03月15日 | 洋ラン

(下4つ)ディスプレイの中にあったエピデンドルム(ディネマ)’ポリブルボン’

ラン科 エピデンドルム属 Epidendrum(Epi.):カトレヤ属Cattleyaに近縁で、中、南アメリカの熱帯を中心に広く分布しており、約700種が記載されている大きな属である。本属の種は、樹上や岩上に着生しており、形態はさまざまであるが、細い棒状の茎がアシのように叢生し、葉を互生する種が多く見られ、園芸的にも交配が進んでいる。の大きさも小型のものから大型のものまであり、萼片と花弁は離れているが、唇弁が蕊柱と合着し、あたかも蕊柱から出ているように見えるのが特徴である。茎が肥厚し、先端の2枚の葉の間から花茎が伸び、唇弁が蕊柱基部にだけつく150種をエンキクリア属Encycliaとして別属に分ける考えもある。高地産のものから低地産のものまであり、栽培方法はそれぞれ異なるが、一般に出回っているものは最低温度を10℃に保てば栽培も容易である。属名はギリシア語のepi(上)とdendron(木)に由来し、樹上に着生することによる。

洋ラン・エピデンドルム ’ポリブルボン’ ラン科 エピデンドルム属 Epidendrum(Epi.)polybulbon(=Dinema polybulbon,Encyclia polybulbon)

メキシコからホンジュラス、キューバ、ジャマイカなど中央アメリカの標高600~2000mに自生する着生種。偽鱗茎卵形で長さ1.1~1.2㎝、径3~7㎜、頂部に1~3枚の葉を出す。葉楕円状針形~楕円状卵形、長さ1~1.5㎝、幅4~9㎜。花序長さ1.5~3㎝、1花をつける。子房小花柄の長さ1~1.5㎝。花弁と萼片淡黄色地に茶色を帯び、唇弁は白色。唇弁基部は蕊柱と合着し、肉質隆起が生じる。開花期は冬から春。[山と渓谷社発行「山渓カラー名鑑・蘭ラン」より]