2007年6月5日

2007年6/5(火)朝、宿泊した漁陽飯店(YUYANG HOTEL)の
前庭に、鉢植えの「ソテツ(蘇鉄)」がありました。今回訪
れた北京市など各地の道路脇などに沢山植えてありましたが、
ほとんで撮ることができませんでした。


岩手県立花きセンターのソテツ(蘇鉄) 2005年12月20日

2005年12/20、岩手県立花きセンター(金ケ崎町六原)
「花の館」温室の「亜熱帯・沖縄の植物たち」の部屋に
植えられていた「ソテツ(蘇鉄)」です。



ソテツ(蘇鉄)
ソテツ科 ソテツ属
Cycas revoluta Thunb.
暖地の海岸の崖などに生える常緑低木。庭園や学校の前庭、
お寺、公園、道路の分離帯などに植栽されていることも多い。
裸子植物の中では「イチョウ(銀杏/公孫樹)」と並んで最も
原始的な植物だといわれる。
高さは1~5mぐらい。茎は暗黒色の円柱形で、葉痕が全面に
密布している。幹は太く、枯れ残った葉柄の基部におおわれて
いる。葉は長さ50cm~2mの大型の羽状複葉。小葉は光沢のあ
る濃緑色の線形で長さ8~20cmで、幹の先に放射状に多数つく。
花期は6~8月。雌雄別株。雄花は長さ50~70cmの円柱形で幹の
先に直立し、雌花は球状。種子は長さ2~4cmの広卵形で朱赤色
になる。また、種子は薬用で毒ぬきして救荒植物としたという。
ソテツの幹の内部には大量のデンプンが貯蔵されているので、
飢饉時などにはこれを取り出して食べたという。しかし、サイ
カシンという毒が含まれているので、十分に水に晒して除去す
る必要があるという。
分布:九州(宮崎県以南)、南西諸島、沖縄、中国南部、台湾
なお、花や果実の画像は、下記のWebサイトに記載されています。
http://had0.big.ous.ac.jp/~hada/plantsdic/gymnospermae
/cycadaceae/sotetsu/sotetsu.htm
http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/BotanicalGarden/HTMLs
/sotetsu.html