WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

ママ友 & パパ友

2005-01-30 | 人生妙なり
私は「ママ友」をつくるってのがどうも苦手です。子供を中心とした人間関係ってのが…
要するに、「友達」というのは、自分自身と相手自身の関係であって、そのお互いに子供がいる…という状態なら私のなかで自然なのだけれど、まず子供同士のお友達関係があって、子供を主体に親同士がおつき合いをするっていうのが、めんどうな訳です。
Takが赤ちゃんのころ、「ひよこクラブ」(育児雑誌)を買ったところ、折り込み付録に「公園デビュー用名刺カード」なんてのがついていました。
子供の名前、得意なこと、ママの名前、携帯メアド、それに、プリクラを貼るスペースなどのついたヤツです。これを公園のママに渡してママ友のきっかけ作りをしましょう…みたいな主旨らしいんですが。やれやれ…
それで、まあこれを渡して、「ママ友」としてのおつき合いがスタートしたとして、
話題は当面子供のことばっかり。
「うちの子はこ~~なのよ、全~然◯◯なんだから!」
「うちもうちも~…」
「うちなんかね~~」
ってな感じで、「うちは…」っていうのを延々と繰り返す会話。
実際、保育園の保育参観などでの雑談は殆どがコレです。
私はかなり早い段階でママ友づくり脱落者となってしまいました。

前置きが長過ぎました。
今日、私は旧知のお友達からご紹介いただいたひとり親世帯のご家族と半日を過ごして参りました。
まあ、例えていうなら、育児系サイトでたまたま知り合った、似たような環境のご近所のママ友と、初めて「伊勢丹の屋上で会いましょう」なんていうことになったような感じでしょうかね~~ これなら私も経験あります。
ただし、本日のお相手は、「ママ友」じゃなく、「パパ友」なのでした。
私の中では、
「父親がひとりで子供を育てるって、母親以上に大変なんじゃないだろうか…、こういう時はどうするんだろう、息子さんと母親との距離関係はどうなってるんだろう…」
などなど、日常的なことから、普遍的?なことまで、実はものすごく伺ってみたいことはあったのです。
しっかしまあ、人懐っこいやんちゃ盛りの男の子二人がつるむとどんなことになるかは、始めからわかっていました。

ファミレスでのランチ。
日曜のお昼なので、入り口で並んで待つ。
そこには、おもちゃの棚が…( ̄_ ̄|||)
「これ買って」が始まる。Takも「今日はしらないおじさんと一緒だから、お母さんも怒り120%にはならないハズ」と計算高い。我儘が頂点に達したところで、
外に連れ出して叱って言い聞かせて、今日のところは諦めさせる。
すべて予想の範囲。
ランチが始まる。
じっとしていられない。相手のおにいちゃんも手強い。ドリンクバーに席を立ちまくる、わかめスープをわかめごとストローで飲んでみる、お絞りをコップに浸して絞ってにごり水をつくる、思いつく限りの実験をする… 探究心が発達するとこうなるのか。
ちょっと一段落して、子供達が遊びにいった隙に、チェンバロやら、バッハインヴェンションやら、純正律の話に進もうとすると、
「ひひひ~~おかあさん、ぼく、実は は、だ、し~~~~~!!」
といって戻ってくる(-_-;)

ここまでお読み下さっているみなさんもおわかりでしょうが、私も、「旧知のお友達」の魂胆はよぉ~~くわかっておりました。
「あわよくば…この家族が合体!?」
ってなことなのでしょうが、私といたしましては、このような「ママ友」「パパ友」関係をどれだけ長く続けても、家族の合体には至らないです。きっぱり!
私が「ママ友」脱落者なのは、「親同士」からの導入がチョ~苦手だからなんだもん。
…って、ムッとしている訳では決してないです。楽しくて刺激的な1日だったのです。お友達には感謝しています。

家に帰って、Takとお風呂に入って、「今日はなにがいちばん楽しかった?」って聞いたら、「おにいちゃんと広い車の中で戦いごっこをしたこと」だって。
そんなことなら、ずーっと半日、車で走りっぱなしで、車の中で戦いごっこをさせてりゃ、親同士も話が分断されず、周囲に気を使うこともなかったじゃん!(-_-;)


Comments (4)
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