WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

廃虚のリフォーム

2005-11-10 | 人生妙なり
一昨日夜帰省して、本日昼、帰って参りました。

高松で住むところが決まりました。
いろんな経緯がありましたが、結局、一言でいうと、父と妹が共同でふっるぅ~~いマンションの一戸を安く買い取り、私が家賃を払って住むというような感じ?
再三いうけど、実家は全然お金持ちじゃありません!!
年金暮しの父は借入できないので、妹に借入させるってワケです。
この話を殆どひとりで進めたのは言う間でもなく母です。
外観は、昨年塗装し直したばかりで、築年数のわりにはわりときれいなのですが…
その部屋は、ほんとに廃虚のような、すさまじいところでした。
一歩足を踏み入れたとたんに…
まだ前の住人の捨てていった物やゴミが散乱してるし、、、
(マジですか?分譲マンションの住人って、こんなふうに出ていくとき、粗大ゴミを含む大量のゴミを残していってもいいもんなの!?!?)
壁も襖も、家庭内暴力でもあったのかというほといたる処穴だらけ、壁も天上もすさまじくヤニだらけ。ガラスも割れてるし…
畳も、最初から一度も替えてないらしく、擦り切れまくって、怪しくフカフカ。
換気扇もレンジもどろどろ。
本当に、こんな凄いところに、ちょっと前まで人が住んでたの!?!?…というような「凄惨を極める」って感じ。
別に、事件があったとかいうワケじゃないらしいんだけど、、、( ̄_ ̄|||)
マジで、そう疑いたくなるんだよ…

母は、このハコを安く買い取って、見違えるようにリフォームすることに燃えているというワケです。間取りまで変えるらしい…
知り合いに、リフォームやさんも、電気屋さんも、水回り設備やさん(何ていうんだっけ?)も、いろいろいて、誰に何を頼むと安くあがるか…などと算段するのが楽しいらしいのです。
あ~~私の出る幕じゃないわ(-_-;)
この人は、こうやって自分で仕切るのが楽しくて、私たちはおとなしく言うことを聞いてればご機嫌なのです。
私は、ホントは、ちょっとぐらい不便でもいいから、窓からのどかな風景が見えるようなところがいいのよね…なんて、絶対口に出せないよ(^_^;)
Takと2人で真夜中に高松駅に着いたとき、車で迎えに来てくれた両親は、真っ暗な中、
「ここが、おかーさんが毎日卓球の練習に行く体育館。そして、ここが、物件、ここがTakの通う小学校…」
この動線の良さをまず強調したかったのであります。

ここに至ったのには、私が、お友達に田舎の家をお借りして、自分の貯えの範囲でリフォームして住もうとしていたことが発端なのでした。
私も、お友達の家の改装には燃えてました。いろいろシミュレーションしてわくわくしていました。
リフォーム関係の業者さんを紹介して貰うように頼んでいました。
それを母に横取りされたんだな。
母としては、リフォームしても自分のものにならないんじゃもったいないとか、つまらないとか思い至ったというワケです。
しかも、「廃虚状態」なので、全面改装です。
あ~~全面改装、私もやりたいよ。でもお金がないから、私には何も口出しはできませ~~ん(T_T)

…ってことで、高松に引っ越したら、実質母が大家さんってワケです。
あな恐ろしや。
しかし、もう私は、諦観しました。
私はこの人の娘なのです、リフォームに燃えるあたりも、遺伝なんだわ…と思うけど、未だに私はこの人にはかなわないんだなー…
母も血圧のむちゃくちゃ高い身体で卓球にハマりまくって、いつ何がおこっても不思議じゃない状態だし。
高松で、なるべくみんなで仲良く暮らして、母を幸せなままで見送ってあげよう。
って、ちょっと気が早いか…

ってワケで、今回の帰省、不意の出費で、不意の体力消耗で、イッキに白髪が増えたような気が…
しかし、私の中では、この問題をクリアーできて、かなりスッキリしました。

年末まで3つコンサートがあるんだよ。
やっとこっちにシフトできるよ。
関係者の皆様には、大変御迷惑をおかけ致しておりましたm(_ _)m

さっ、選曲、チラシとチケットの作成、楽譜と音源の手配、リハのスケジュール調整、順次ばっさばっさと斬っていきまっせ~~~!!
Comments (10)
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