匠が、キッチンの戸棚に仕舞い込んであった「フォンデュパン」を見つけました。
アルコールランプであたためるところに興味津々で、急遽、今夜は2人でオイルフォンデュをすることに…
これもまた、テーブルに油の入った鍋を置くのは危険なので、石油ストーヴと同様に長い間お蔵入りしていたもの。
ここで、思い出話をひとつ…
独身時代、もう20年近く前のこと…まだバブリーの名残り時代、当時のカレシと、中央高速で長野~栃木あたりを2泊、ドライヴ旅行しました。
いろりを囲んで、宿泊客みんなで食事をいただくような、田舎風の老舗の有名な民宿に泊まって、翌日は、周辺の露天風呂に入りながらドライヴして、たどり着いた2泊めの宿は、チロル風のペンション。
ここの夕餉がオイルフォンデュでした。
チェックのテーブルクロスの上に小ぶりのフォンデュパンと、ずらりと並ぶかわいいソースの銘々皿のテーブルセッティング。
お肉、魚介類とお野菜の「オイルフォンデュ」のほかに、サラダや小鉢…
オイルフォンデュは、銘々皿で出された、天ぷらの衣のようなものに具材をくぐらせてから油の中で火を通すシステムで、具材も、1人分ずつお皿に盛られていました。
凝ったソースも数種類。
レモン系、タルタルソース系、トマトソース系、
それぞれの具材をお好みのソースでいただく…というもの。
…美味しかった。。。
リーズナブルな、ハウスワインが、デキャンタで供され、飲みが進みまくりました。
とっても楽しいディナーでした。
あちこち旅行して、いろんな美味しいディナーを味わいましたが、ここのペンションのフォンデュは、絶品だったなあ…
お金を出せばもちろん、美味しい料理を味わえる宿はいっぱいあるけど、ココは確か、1泊8000ぐらいだったような気がします。
1泊めの民宿は、12000ぐらいだったような…
手のかかった、心のこもったおもてなし料理だったと思います。
それに比べ、「フォンデュ」って、とっても簡単。
簡単だけど、華があるし、なんでも揚げたて、熱々をふぅふぅしながら食べられる。
満足度120%、コストパフォーマンス最高!!
ここまで書いて、あれはどこだったのだろう…と、検索してみたら、
あった~~あったよ~~!!
感激!!
ココです♪ ペンション ヨーデル
北アルプスを眺めながらの露天風呂も最高でした~~♪♪
でっ。
話題は、本日のホームオイルフォンデュ。
せっかくだから、ちょっと贅沢して、ステーキ用牛ロース1枚買ってきました。
あとはありあわせ(^_^;)
うちのフォンデュパンは小さいので、せいぜい2~3人
よーし、今夜はTakと2人で、ディナーだ。
久々のフォンデュ♪
決め手は、ソースと、それから、15秒以内で仕上がるよう、エビは開き、お肉もそれなりの大きさにカット、野菜は下茹で。
そして、「ヨーデル」式で、衣を作るのだが、コレがよくわからん…が、一応、フリット風に、小麦粉を溶いた衣に、卵白を軽く泡立てて加えてみた。でも、途中で足りなくなったので、卵黄も…(^_^;)
こうすると、油がぎとっ…と具材にのこらず、さくっとさっぱりしますよ~♪
ソースは、Takがプレーンな、塩&レモンだけがお好みなので、あまり凝りませんでしたが、レモン多めのタルタルソースは魚介やブロッコリーには必須!なのであります。
ケチャップ&ウスターソースにもレモンを加えるとさっぱりしてGOOD!
ジャガイモには、ポン酢にカレー粉を加えたのがGOOOOOD!
…って書いてると、やっぱ、「簡単」といっても、ある程度の手間はかかるなあ。
でもでも、家族の記念日とかにはオススメですよ~