本人の了承を得て書いています。
このところ10日ほど、Takは、奥歯が痛い、滲みる…といって、とても気にしていました。
自分でも、虫歯だと思って、これはマズイ…と思ったようで、昨日歯医者にいってきました。
でも、結果は虫歯ではなく、奥歯の噛み合せと、下から生えかかっている永久歯のせいだったようでした。
ところで、Takは一度、奥歯の治療でものすご~~く痛い思いをしたことがあるので、歯医者に行くのをビビりまくり、それでも、痛いから治療しなくてはと、ものすごく覚悟を決めていったのであった。
あの椅子に座るの、ホント、ヤだよね。
隣で「キィ~~~~ン」なんて音がしてるから、もぉ~~恐怖120%
衛生士さん?が予め、Takの歯を診て下さいましたが、もぉ~それだけでビビりまくり、涙がぽろぽろ…
衛生士さんは、「特にひどい虫歯はないようです。麻酔はしなくてもいいでしょう」と仰ったのですが、逆にTakは、「麻酔をしない」→痛い…と思い込み、さらに恐怖200%!!
ほんとにほんとに、まるで死刑台に上った冤罪の囚人のようです。
「大丈夫、先生が、虫歯じゃないって仰ったんだから」
と私が言っても、全くダメで、神経を突き刺すような痛みを想像して、恐怖で涙がとまらず、、、
教会学校に通っているTakですので、
「じゃあ、お祈りして、心を落ち着けなさい。虫歯じゃないんだから、痛くないのよ、信じて、心を落ち着けなさい」と言ったら、Takは、かけられたエプロンの下で手を組んで、真剣にお祈りしてました。
でもいざ、先生がいらして治療を始めたときには、もぉ~~恥も外聞もなく「おか~さ~~ん!!}といって、涙をためて私の手を握りしめるのだ。
結局、全然痛くなかったんだけどね。
先生は病院の人は、痛いのに痛くないよなんてウソは言わない。
Takはそれを信じられなくて、治療でちょっと歯に風を送るだけでも「痛い」と思い込んでしまったんだ。
人のいうことを信じられなくて、恐怖心でいっぱいになるってことは、ホントに無駄だってわかったでしょ。
でも、ほんとに痛いときは痛いんだから、その時は覚悟を決めて怖がらず、痛みに立ち向かわなきゃしょうがない。でも、人間の身体に耐えられない痛みなんてないよ。
立ち向かう気持ちがあれば、痛みはそんなに我慢できないものじゃないのよ。
不安や恐怖に囚われては、自分のためにならないよ。
…と私、えっらそぉ~~にお説教しました(^_^;)
その後、Takを出産したときの痛みや、最近、指先のタコを液体窒素で焼いた痛みなどについて、講釈しまくり、Takは「恐怖」や「不安」は自分がつくりだす心の闇なのだと、なんだかとっても納得した様子。
ってか、私、自分でエラソーに言いながら、コレ、今の自分が噛み締めるべきことだと思ったのでありました。