WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

「いつか必ずまたどこかで」

2010-09-01 | 人生妙なり



引き続き失業中の私ですが…


先日、研修だけ受けて、やはり時間的条件が合わず辞退してきた会社のマネージャーの方について。

その方は、30代半ばで数十名を統括されている、いわゆる「課長」の地位ですが、
彼はご自分のことを「僕は、この人たちの上に立っているわけでもないし、偉いわけでもない、代表者です」と仰り、研修が始まった。
まずは、彼の人生から。
そのスタンスが、私と共通項たくさんありで、彼の話はとても興味深く、大いに頷くところあり、
こんな人を代表とするチームで働くってすごくいいよね…と私は思ったのだ。


営業の結果がダイレクトに一人一人の時給に反映するその会社の仕組みは素晴しいと思うし、
全員が一丸となって、全体(個人、会社、ひいては地域社会)の繁栄を目指す…その考え方には大きく頷けるものがあった。
実際、その理念で、この会社は急速に成長していっている。


でも私には、「音楽」がある。ここの時間にダブルワークの時間が少しでも侵食してくると、
大きな負担がかかってしまうし、Takにも大きな犠牲を強いることになる。
お金を欲しがらず、時間と人を大事にしなきゃいけない。
ここのところは絶対にブレちゃいけないのだ。
なので、本当に残念ながら、私はマネージャーと一緒に頑張ることができません。

…といって、さっさと辞退してしまったのであります。

私は、マネージャーの考え方、仕事のやり方に、共鳴できる、素晴しいと思うと
ありったけを伝えました。


「申し訳ありません。
残念ながら今の僕にはあなたのような方が、この商材で、自由な時間で働けるような仕組みをつくる権限がありません。
でも、将来必ず、そういう子供さんのいる主婦の方や、他の夢の実現のために働く意欲ある人を自由な時間で仕事をしてもらえる商材を見つけて、必ず実現させます。
今度あなたが面接に来たとき、働く時間は自由ですと言えるようにします。
そうすれば、僕の奥さんも働ける。
今回は残念ですが、いつか必ず、違った場所でまたお会いできると思います。」


研修半ばでさっさと辞退することに決めた私に対して、マネージャーはこのように仰いました。

感動した。
私がそんなふうに言ってもらったことに対してじゃなくて、
この方は、アルバイトが辞めていくときも、こんなふうに考えて、それを自分の栄養にして、先へいくのだ。
先を見据えて、実現させるのだ。必ずといったら「必ず」なのだ。
実現するまで諦めない人なのだ。

「いつか必ず」
私もそう確信した。
私も別の道で先へ行くからだ。


せっかく採用していただいたのに、研修途中で辞退をしてしまい、
会社には迷惑をかけてしまった…

しかしとにかく、マネージャーは私のモティベーションを大いに引き上げてくださった。
保ち続けて、私も10年先の夢の実現を目指そう。


本当にありがとうございました。




Comments (6)
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