いってきました。「瀬戸芸」。
今回は小豆島。
もうギリギリの駆け込みって感じですが、こんども充実しまくりでした。
小豆島は、瀬戸内海の島の中で、淡路島の次に大きな島。
でも、アートフェスタの会場は、一箇所に集中しているので、観てまわりやすかった。
終幕間際なので、平日でもかなり混んでると覚悟していったのですが、船も空いてたし、のんびり観てまわれました。
観る順番も自ずと決まってくるので、まるでツアーのように、同じ船で訪れた同じ顔ぶれで、なんとなく移動してる…って感じ。最後のほうではなんだか、顔なじみになって、歩きながら少しお話したりも(*^_^*)
まず、冒頭の画像は、「つぎつぎきんつぎ」
「金継ぎ」という陶磁器修復技術で、地域の住民の人たちの家庭で、使わないけど棄てられない食器をつなぎ合わせて作った作品。
「金継ぎ」って、私の同級生&ブログ友達のatatachanが習ってるってことで、初めて知った。
割れたり欠けたりした食器を、元通りに復元するのではなく、継ぎ目に金を施すことで、新しい作品へと生まれ変わるという、アートなのです。
「島の住民の日常と記憶を繋いで結晶させる」というのが作者の意図。
「これくらいドアを開けてた状態の光で観るのがきれいなんですよ」と、
ボランティアのおにいさんが「調光」をしてくださいました。
幻想的で、ほんとうに素晴しかった…
こちらは「小豆島の家」
竹で編まれた通路と大きなドーム。
広々としたドームの中では靴を脱いで、お昼寝もできる。
いんや~~ホントに、寝たかった。
気持ち良すぎ…
作品に包まれて寝るって最高、、、
なんだかバリ島な気分で、神さまに包まれているよう。
作品は、農村の棚田が広がる風景の中に点在していて、こんなところにも作品の立て札が。
5mもあるかという竹の節に穴を開けて、風が吹くと、竹独特の音を響かせるのだそうです。
刈り取られた稲藁で作った象。
このほかにも、縄文時代の竪穴式住居や、鯨が、田んぼの中に登場します。
竪穴式住居は座ると藁の匂いに包まれて、これも気持ちい~い…
ランチは、「こまめ食堂」という、アートフェスタのプロジェクトの一部のカフェでいただきました。
メインは掻き揚げと茄子の素揚げ。揚げたて!それに、小鉢が数種。
画像がうまく撮れませんでした。残念!
どれも手作りで、感動的な美味しさです。
おにぎりも、お米がすごく美味しい、手で丁寧に握られていました。
この食事も、アートでした。
そして、それを、こんな農村風景を眺めながら、島の空気とともにいただく幸せ…
う~~ん、アートフェスタって、ほんとに素晴しい。
こちらは、屋内展示。
土です。
瀬戸内地域の随所の田や畑、崖…などから採取した土約600種類を並べてパターンをつくっています。
すごく美しい…
着色は一切してなくて、自然の色です。土って、こんなに多彩なのです。
これも感動。
これは「Net-Work」という作品
浜辺に、無造作に網が干してあるように見えます。
よく見るとこの網、小さな金色の人型でできています。膨大な人型が繋がれています。
砂浜に敷かれている部分は、海水に晒されて金色が剥がれて銀色になっていました。
ここの展示にたどりついた頃には、もうなんだかみんなか御馴染み…って感じ。
パスポートを落とした女の子がいて、青ざめて周囲の人に「落ちてませんでしたか?」って聞いていた。
「落ちてたわよ。ここの道に入ったところ。私はそのままにしておいたんだけど、あるといいね。」
女の子は慌てて戻っていった。
その後ろから私もゆっくり歩いていったら、女の子のパスポートはちゃんと道の少し脇のところに、風に飛ばされないように石の錘を乗せて置いてあったようです。
「見つかったー?」
私も声をかけました。
「ハイ! よかった~~!! これまでの思い出が消えてしまうところでした(^_^;) 」
女の子は、岡山の人で、これまでに大島以外を巡ったのだそうです。
どこがよかった…とか、いろいろ情報も教えてもらうこともできました。
豊島がとっても楽しかったと…
行くぞ、、なんとかして、、、とヒソカに決心する私。
岡山でも、「瀬戸芸」は、一部の人しか興味を持ってなくて、「やってるのは知ってる」って程度なのだそうだ。
私としては、こんなイベント、初体験。万博とか、期間限定のイベントいろいろありますが、これだけの質の高い作品を、点々といろんな島に配置して、そこを巡りながら島の空気に浸りながら作品を鑑賞して、スタンプラリーのようにハンコを押して回る。
これがまた楽し~い♪♪
同窓生&マイミクのtarumi氏なんか、全島制覇を目指すといって、着実にやってらっしゃいます。
mixiには、パスポートの「スタンプラリー」のハンコが徐々に溜まっていってるのをアップしてるし。
1島を数回に渡ってアップされてます。
作品や、作者名入りです。
mixiされてる方は、ゼヒご参照ください。
私も、3年後の開催のときには、全島制覇を目指したいなあ。
なんといっても夏が暑すぎて、夏休み中に行けなかったのが敗因だな。
全国のみなさま、今年はもうすぐ終わってしまいますが、また次回開催のときには、ぜひ訪れてみてくださいね。
今回は、実は、携帯もデジカメもバッテリーが切れる寸前状態だったので、思う存分画像が撮れませんでした。残念!
手持ちの画像は全部アップしました。
次、なんとかいくぞ~~
頑張る!?!?