WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

SYO Michael Studio Opening Party

2012-03-05 | 人生妙なり





3月3日、いよいよ、オープンしました~~~♪
スタジオのお披露目パーティーは、和やかに、楽しく、エキサイティングに繰り広げられました~♪♪♪



実は、昨年末にパーティーの日程が決まってから、私はスタッフを仰せつかり、一人ではとても無理なので、
新年のぷち同窓会で、高校時代のクラスメート(音楽&美術の混合クラス=「芸専」)にお手伝いをお願いしてました。

少ない予算で、お客様がじゅうぶんに飲んで食べて、お腹もはあともいっぱいになるように、
主婦一同、一生懸命知恵を絞って、ミーティングしたり、一斉メールを何度も交わしつつ、メニューを組み立てました。

ちなみにメニューは


絶品焼豚
絶品鶏モモ唐揚げ
おでん(牛筋、こんにゃく、牛蒡天、玉子、焼き豆腐)
鱈のクリームシチュー
野菜スティックの塩麹漬け
海老&豚ロースの生春巻き
巻き寿司各種
ガーリックトースト
カナッペ
サンドイッチ
ごまプリン
フルーツカクテル


それぞれ手分けして買出し、前日から仕込んだり、自宅で作って当日持ち寄ったり、
当日は、開催時間までみんなで楽しくワイワイと春巻きを包んだり、バケットを切って一部焦がしながら(^_^;) 焼いたり、
スタッフの皆さんは、ikko以外、当日不参加だったり、買出しや開催前までのお手伝いのみだったり、
宴たけなわになる直前にタイムリミットだったり…だったけど、
ボランティア精神溢れまくり、魂こめてご奉仕いただきました。ほんとに感謝してます。ありがとう、ありがとう♪♪♪
みなさん、事前にも、新聞の折込毎日比較検討したり、スーパーにあちこちリサーチに行ってくれたり、
それぞれ忙しい中、奔走してくれだのでした。

料理画像がないのがホント残念!





お客様が見え始めたと同時にドラムも到着。
スタジオに簡易ドラムセット(バスドラなし)がセッティングされました。











宴は、午後3時~11時ごろまでの予定なので、最初からいらして、途中で帰られる方、夜になってからいらっしゃる方…などいろいろ。
でも、半数以上の方が早くに見えて、まずは乾杯と自己紹介、スタッフ紹介で宴がスタート♪






私たちスタッフは、キッチンと料理を並べてる部屋を行ったり来たりで、お客様とはほとんどゆっくりお話できませんでしたが、
盛り上がっている様子を引きで見るのはとっても嬉しいもんです。





Takは氷係り。お酒の1,8リットルパックで作ってきた4本の氷柱をアイスピックで次々に割ってロックアイスを作ります。
先日、エコクラブの遠足で化石堀りをしてきたので、地層をトンカチでうまく割る技術を習得したTakは、「氷の目を見て割るのよ」ってのがすんなり理解できて、すっごく上手。
そして、みなさまの飲み物を次々と作ってくれました。

ミュージシャンがほぼ全員到着したところで、セッションのスタート。
(jam session:2人以上が集まって一定の活動をする事 音楽においては「即興演奏会」)


ヴォーカル1名 トランペット1名 ベース2名 ドラム3名  &ピアノ(SYOさん)
交代で、気の向くままに「ほなコレいってみようか~」といって、次々と繰り広げられる。

















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ここで、長々と、みんなにわかるJAZZ講座ニッポンバージョン(^_^;)
(興味のない方、そんなの当たり前にご存知の方はスルーしてください)

ヴォーカルやトランペットなど、曲の中でメロディを担当する人を「フロント」といいます。
ピアノ、ベース、ドラム…はそれに対して「バック」とか、「リズム・セクション」などといいます。
(フロントがいないときは、ピアノが両方やります。ピアノとギターは同じようなポジション。)

JAZZでは、フロントの人が「これを演ります」と、曲とリズム(4ビート、ワルツ、ボサノバ、バラード…などなど)、テンポを指定する。
バックは、「よっしゃわかった」でイントロが始まる。


たとえば誰でも知ってる「早春賦」(春~は名のみ~の~~風の寒さや~~…ってヤツね)

ジャズのスタンダードというのは、「誰でも知ってる曲」です。「サテンドール」や「A列車でいこう」は、日本人にとっては「故郷」や、今の季節なら「花」「春の小川」みたいなもんです。

「早春賦」、原曲は8分の6拍子、キーはF(へ長調)ですが、ジャズではこれをボサノバにしようが4ビートにしようが自由。キーも自由。
最初にフロントが、キーと、リズムとテンポを指定します。「E♭で、ハチロク(6/8拍子)で入って、アドリブからワルツでいってください、最後はワルツのままで、エンディングは、ココをリピートしてひっぱるので、最後は合図で入ってください」などと最低限の指定をします。
即興なので、無難なキー、ややこしい注文はしない、ラフに楽しくいければよいのです。


まずピアノが、フロントの指定に従ってイントロを出します。
これでほぼ曲の雰囲気が決まります。
4小節とか、8小節とか、区切りのいいところでベースとドラムがせーので入って、フロントがメロディを1コーラス(1番)演奏。
誰でも知ってる曲なので、コード進行はバックの人たちは当然体の中にあるので、譜面がなくても全然OK。
1コーラス終われば、「アドリブ」が展開されていきます。
「お約束」のコード進行の中で、メロディの代わりに自由に即興演奏。それぞれの楽器が、1コーラスずつ(もちろん盛り上がれば2コーラス以上)バトンタッチでアドリブを演ります。
普通、フロント~ピアノ~ベース~ドラムと演って、最後にまたフロントがメロディを演奏してエンディング。
エンディングって、ふつう、ゆっくりになったり、最後を繰り返したり、「フリーソロ」(クラシックではカデンツァという部分)をやったり、盛り上がるんだけど、ここは、フロントの出かたにバックはわくわくしながらついていって、うま~く合わせるのであります。


「♪今日も昨日も雪の空~」っていうエンディングを、
「今日も昨日も~~」…ブレイク→ 「今日も昨日も~~…」と、心のおもむくままにやりはじめると、みんなしーんとなって、最後は呼吸をあわせて、「雪の空~♪」「じゃ~~ん!!」と、エンディングのコードを弾いて、終わり。


つまり、ジャズにおけるお約束は、曲のコード進行だけなのです。
あとは、それぞれのミュージシャンがどう出るか!?こう来るか!!…みたいな。
その攻防がとっても楽しいのであります。
って、私、ジャズシンガーじゃないので、こういう時にあまり参加できないのはちょっと残念。
すこしずつレパートリー増やしていきたいです。


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さて。
ミュージシャンの方たちの演奏に続いて、一般の方?も参加してのコーナー(^_^;)
「歌わにゃソンソン」てなもんよ。

「雪山賛歌」
懐かしかったな~~~♪
フォークもあり、童謡、日本歌曲あり。






同級生ikkoと一緒に私も参加させていただき、前出の「早春賦」や「赤とんぼ」など、
例によって、「おたま」をマイクに…(^_^;)


…夢が叶ったひとときでありました。


自宅のスタジオで、お客様と一緒に飲んで食べて音楽して時間無制限で楽しめる、それが私にとって究極なのであります。
「自宅」じゃないけど(^_^;)

こんなかたちで、ひとつの夢が現実となって、さあこれからどうする??


SYOさんと知り合って16年。そのうち年賀状だけのお付き合いが10年。
いろいろあったし、これからも私はTakが巣立つまでは、
Tak父や、私の両親や、心あたたかく親切なお友達や、たくさんの方がたの応援やご支援をいただきながら、
Takと2人暮らしで、ビンボー生活はこれからも続いていきます。


2日間、SYOさんのスタジオに泊り込みで、お風呂に入る暇もなく仕込みや片付けなどやって、久しぶりに家に帰って現実に戻ってきました。
東京のHiroくんママとTELで久々の報告会をしたところ、
「TAKAMIちゃんの報告は、6年間一貫して概ね、お金がないことと、日々楽しんでることだった」と言われた(^_^;)
コレは、今回のイベントを終えて、さ~これからは自分のLIVEにシフトする日々。ツライ…という私の発言に対してなのですが、、、
LIVEの準備がツライって、なんで!?ってことで。

私は、このブログのプロフィールのとこに「ハードルは低く毎日」なんて書いてますが、
実はコレがいちばん苦手。
毎日コツコツ練習したり、譜面書いたり、整理整頓したり、めんどくさいことは超ツライのです。
やり始めたら楽しいんだけど、「やらなくちゃ!って焦ってるときがツライ…」
でも、期間限定でも、それをしないと、好きなときに好きなだけ酒飲むし…人間として限りなく廃人になってしまうので、LIVEなどの目標を無理やり設定して、自分を追い詰める。
ある意味、ストイックであります( ̄_ ̄|||)
でも、達成感、充足感はハンパなく良いです。

これからもきっと、こーやって、危ない綱渡りのような人生をやっていくんだろうな。




















今回も画像の殆どはmakotoさん提供です。

macotoさんと、デザイナーのヨシムラさんにも、今回のパーティーは、ご自分たちが携わった家で、集まった人たちが楽しい時間を織りなして現場を一緒に共有していただくことができて、よかったです♪

macotoさんのどの画像からも、やはり、この家に対するひとかたならぬ思い入れが伝わってきます。


建築家、デザイナー、スタッフ、ミュージシャン、ゲスト、全員参加で、生きててよかったいい時間を過ごせる、音楽溢れる「団欒」、これからもずっと続けていきたいな。


…なーんてエラそうに書いてきましたが、このパーティーの主宰はSYOさんです。
こころから感謝です。





Comments (4)
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