要するにクラブって、お店では、お客さまとお話をしつつ、お酒をお作りすればよいのです。
…といっても、話の内容や盛り上がりが問題なんだよね~。
特に新人の頃は、殆どのお客さまが知らない方なので、まずは顔と名前を覚えるのが大変。真面目な私はノートをつくって、名前と風貌と、その時の話題をメモしておりました。コレ、絶対誰にも見せられません。…って、もうそのノートはこの世には存在しませんが、記念にとっときゃよかったな~~。今読んだらお腹を抱えて笑いそう。
「徳川家康 50代半ば ハゲ度40% 老眼でないのが自慢。水割りグラスの下にハンカチを敷く。ぷう太郎だった頃の話→家庭教師のアルバイトをしていて、生徒と一緒にTVを見ていたらクビになった。梨が嫌い」
「石原裕次郎 60過ぎ ハゲ度20% 丸顔 労働者焼け。最近眼鏡から2weekのコンタクトに変えて人生が変った。ちょっとモテるようになった。ミストで飲む。嫌いなもの:ホヤ、なまこ」
↑こんなカンジでずらずらと…
もぉ~スゴすぎる個人情報です。
ホステスはお客さまのお酒を遠慮なくいただいてよいのです。お客さまのグラスの半分位のサイズのホステス用グラスがあって、自分で勝手に作るし、カウンターには、マネージャー兼バーテンダーのキャベツくんがいるので、カクテルも作ってくれます。お客さまとの話の流れで、お酒の話になったり、バーテンダースクールの話になったりすると、「好きなカクテルを注文していいよー」ということになって、ここで、作ってもらったカクテルは、お客さまからの奢りってことで、お客さまの伝票に追加され、売り上げになります。
こーいう状況では、進んで御馳走になり、逆に、お客さまにもカクテルをお勧めする…ってのも、売り上げを上げるための、ホステスの務めでもあります。
しかし…、高慢貴美は、最初の約1年ぐらいは、カクテルをいただく以外は、殆ど自分からホステス用の水割りを作って飲むことはありませんでした。
「営業で飲んでも酔えない。酔えない酒は身体に悪い…酔うほど飲んだらもっと身体に悪い」と思ったからです。
気分良く酔っているお客さまから見た私は、「堅い」ヤツだっただろうと思います。
いや、実際バリヤーバリバリでした。
私は一介のヘルプ。貴美に「お客さまがつく」なーんてことになりませんように…
お店でご指名をいただいたら、その時点で、そのお客さまは、自分のお客さまってことになります。
クラブの不文律のようなのがあって、いったん「指名」したら、よほどのコトがなければお店の中での「浮気」(指名変え)はダメよ。ずーっとあなたは私のお客さまなのよん…みたいなカンジです。ホステスは、指名して下さったお客さまには、以後、時々こちらのほうからTELをするなどして、お店に御来店いただくように、コンタクトをとる…のが普通です。
しかし、傲慢貴美は、そんなこと最初は全くやりませんでした。
お客さまから名刺をいただき、電話してとまで言われてもです。
ヒドイホステスだったな~。
さすがに、そーいう時は「指名変え」…ですわ。
ママも、いちお~ピアニスト貴美なので、「お客さまに電話しなさい」とは言えないし、気を揉んだだろうなあ~~
ご来店のお願い電話をするってことは、逆に、「じゃあ、こんど、◯◯のイタリアンにメシ食いにいこう」なんてのも、「わ~い!ホントですか~?うれし~~!ありがとうございます!いつにします?」…ってなるのです。
クラブってのは、先にも書いたように「風俗営業」なのです。お客さまたちは、お気に入りの女の子を見つけて、指名して、最初はお店で飲んで盛り上がり、それから「アフター」へ誘い出し、さらに食事やゴルフや競馬やお芝居などなどに誘って、一緒に過ごして楽しむっていうように展開していくのです。
コレ、もちろん1対1とは限りません。お客さま同士のゴルフなんかに、お店の女の子が数人お誘いを受ける…とかって、すごーく一般的です。
そして、お店の外で2人で食事をする…ってのは、「恋愛関係」と限ったことでも、もちろんないのです。
クラブCのお客さまは、年齢層が高く、50代~60代が大半でした。当然家庭があり、当然それを壊す気もなく、でも、女の子と食事をしたりデートしたりして、なんか、生活に潤いとトキメキがあったら嬉しいな…ってカンジかな。
しかし、私は、昼間はピアノの先生なんじゃ~~。
究極のクラブホステスの生活とはほど遠い、自分の「スタンス」っつ~のがあるんじゃ~~。
以前、「誰とたべる? 何たべる?」という記事で、私がまだまだ傲慢貴美の頃、お客さまと食事にいった時のことを書いてます。よかったら覗いてみてね。
明日はお休みをいただきます。
…といっても、話の内容や盛り上がりが問題なんだよね~。
特に新人の頃は、殆どのお客さまが知らない方なので、まずは顔と名前を覚えるのが大変。真面目な私はノートをつくって、名前と風貌と、その時の話題をメモしておりました。コレ、絶対誰にも見せられません。…って、もうそのノートはこの世には存在しませんが、記念にとっときゃよかったな~~。今読んだらお腹を抱えて笑いそう。
「徳川家康 50代半ば ハゲ度40% 老眼でないのが自慢。水割りグラスの下にハンカチを敷く。ぷう太郎だった頃の話→家庭教師のアルバイトをしていて、生徒と一緒にTVを見ていたらクビになった。梨が嫌い」
「石原裕次郎 60過ぎ ハゲ度20% 丸顔 労働者焼け。最近眼鏡から2weekのコンタクトに変えて人生が変った。ちょっとモテるようになった。ミストで飲む。嫌いなもの:ホヤ、なまこ」
↑こんなカンジでずらずらと…
もぉ~スゴすぎる個人情報です。
ホステスはお客さまのお酒を遠慮なくいただいてよいのです。お客さまのグラスの半分位のサイズのホステス用グラスがあって、自分で勝手に作るし、カウンターには、マネージャー兼バーテンダーのキャベツくんがいるので、カクテルも作ってくれます。お客さまとの話の流れで、お酒の話になったり、バーテンダースクールの話になったりすると、「好きなカクテルを注文していいよー」ということになって、ここで、作ってもらったカクテルは、お客さまからの奢りってことで、お客さまの伝票に追加され、売り上げになります。
こーいう状況では、進んで御馳走になり、逆に、お客さまにもカクテルをお勧めする…ってのも、売り上げを上げるための、ホステスの務めでもあります。
しかし…、高慢貴美は、最初の約1年ぐらいは、カクテルをいただく以外は、殆ど自分からホステス用の水割りを作って飲むことはありませんでした。
「営業で飲んでも酔えない。酔えない酒は身体に悪い…酔うほど飲んだらもっと身体に悪い」と思ったからです。
気分良く酔っているお客さまから見た私は、「堅い」ヤツだっただろうと思います。
いや、実際バリヤーバリバリでした。
私は一介のヘルプ。貴美に「お客さまがつく」なーんてことになりませんように…
お店でご指名をいただいたら、その時点で、そのお客さまは、自分のお客さまってことになります。
クラブの不文律のようなのがあって、いったん「指名」したら、よほどのコトがなければお店の中での「浮気」(指名変え)はダメよ。ずーっとあなたは私のお客さまなのよん…みたいなカンジです。ホステスは、指名して下さったお客さまには、以後、時々こちらのほうからTELをするなどして、お店に御来店いただくように、コンタクトをとる…のが普通です。
しかし、傲慢貴美は、そんなこと最初は全くやりませんでした。
お客さまから名刺をいただき、電話してとまで言われてもです。
ヒドイホステスだったな~。
さすがに、そーいう時は「指名変え」…ですわ。
ママも、いちお~ピアニスト貴美なので、「お客さまに電話しなさい」とは言えないし、気を揉んだだろうなあ~~
ご来店のお願い電話をするってことは、逆に、「じゃあ、こんど、◯◯のイタリアンにメシ食いにいこう」なんてのも、「わ~い!ホントですか~?うれし~~!ありがとうございます!いつにします?」…ってなるのです。
クラブってのは、先にも書いたように「風俗営業」なのです。お客さまたちは、お気に入りの女の子を見つけて、指名して、最初はお店で飲んで盛り上がり、それから「アフター」へ誘い出し、さらに食事やゴルフや競馬やお芝居などなどに誘って、一緒に過ごして楽しむっていうように展開していくのです。
コレ、もちろん1対1とは限りません。お客さま同士のゴルフなんかに、お店の女の子が数人お誘いを受ける…とかって、すごーく一般的です。
そして、お店の外で2人で食事をする…ってのは、「恋愛関係」と限ったことでも、もちろんないのです。
クラブCのお客さまは、年齢層が高く、50代~60代が大半でした。当然家庭があり、当然それを壊す気もなく、でも、女の子と食事をしたりデートしたりして、なんか、生活に潤いとトキメキがあったら嬉しいな…ってカンジかな。
しかし、私は、昼間はピアノの先生なんじゃ~~。
究極のクラブホステスの生活とはほど遠い、自分の「スタンス」っつ~のがあるんじゃ~~。
以前、「誰とたべる? 何たべる?」という記事で、私がまだまだ傲慢貴美の頃、お客さまと食事にいった時のことを書いてます。よかったら覗いてみてね。
明日はお休みをいただきます。
貴美氏の お客ノートです
この記述スタイルは TAKAMI さん独自のものですか
それとも このお仕事の人は こういうメモの仕方をしているんですか
いや これは愚問ですね
TAKAMI さん独自のものにきまっていました
ほんとこれ とっておけばよかったのに
そうすれば 適当な背景ストーリーをでっちあげて 挿絵もつけて
あわよくば ベストセラーになったりして…
何十万部も売れたら 家計が相当助かりますよ
ハハハ…これのどこが文学なのかよくわかりませんが、
これに適当なストーリーをでっちあげるほうが労力いりますって!
…ってゆーか、個人情報保護の関係上、このお二人も、「でっちあげ」です。
ってゆーか、いろんな人のごちゃまぜですから。
ホンモノはもっとスゴイんです。私の初期所見が赤裸々に…(=^‥^A
しかも適当なストーリーより、事実のほうが絶対面白いですから~~~
いや、やっぱ、匿名で赤裸々出版すりゃ相当儲かったかも、、、( ̄‥ ̄)=3
TAKAMIさんがベストセラー作家にでもなれば、10年後すごい値がついたかもよ。
惜しかったなぁ。 今から捜しても、ダメ?
それにしてもTAKAMIさんほどの人なら、どの世界でも一流になれたんだろうけど、
ホステス道は、極める気がなかったわけね。
しかし、これで終わりってはずもないし、この先どう展開していくのか、
なのに、明日お休みなんて
残念ながら、ノートは、ずっと以前の引越のときに捨ててしまいました。
それに、私は、どの世界でも一流にはなれず、中途半端なヤツなのです。
…でもやっぱり、そこまで言われると、ノートを捨ててしまったことは悔やまれるなあ(=^‥^A
私にとっては‘ウワサに聞いた’というか‘あの伝説の!’という感じです。
それが読み物になるなんて!
TAKAMIちゃんの視点が面白くて、噴出しながら読みました!
更なる続きを楽しみにしてまーす
そんなこと私は考えもしませんでした。
で、TAKAMIさんがそんなノートを作っていたことも
知らなかった。見たかった~~!!
笑えただろうなあ・・・。
TAKAMIさんが素晴らしい表現力で綴ってくださる
お陰で、貴重なクラブ活動時代を懐かしく振り返っています。
当時私は、昼間は時給¥680でヤマハの受け付けのバイトをしたり、何人かにピアノのレッスンをしていたのですがビンボーなのに嫌気がさし、「お金がほし~~!!」
と思って、「クラブC」の扉をたたいたのでした。
大学出たての世間知らずの私にはそりゃも~驚きの連続でした。でも今、やってよかったな~って心から思えます。
いろいろあったけど、楽しかったですね~。
なんてったって、あそこに入る勇気が私にあったから、
TAKAMIさんにも出会えた訳だし・・・。
いろんな意味で、私の財産になりました。
ここで書けることも書けないことも、TAKAMIさんと
共有した時間、貴重だったんだな~って改めて感じています。
久々のお出ましありがとう!
「読み物」とは大袈裟な…
こんなのを「立続けに」読んで、疲れたのでは…??
もう「ピアニスト」は返上してしまったし、今後の予定としては、フラミンゴ結成へと展開していくあたり、政治家との出会い…などなど、「さしさわりのない」程度に書いてみたいと思うっす(=^‥^A
♪KAZUMIちゃん
ほんっっっとに、あのノート、とっとけばよかたよ~~
現役時代は、絶対誰にも見られてはいけないヒミツのノートだったのよ。
だって、他の女の子のお客さんのことも第一印象や、私に話してくれたことなんか、メモしてあったしね~~(=^‥^A
でっ、そうなのよ!「書けることも書けないことも」ありまくりだよね!!
最近は、そのあたりをど~処理するかを考えこんで、ペースが落ちてるのよ。
行き詰まってるワケじゃないのです。むしろ逆です。
某議員との出会い
元客とカミングアウトしてるいさおちゃんとの出会い
そのた、ホントにお世話になりまくった方がたとの出会い…
でもなにより、私にとっていちばんの出会いはKAZUMIちゃんです。
ここでKAZUMIちゃんと出会ったことでフラミンゴが始まったんだもんね!
徳川家康にハゲ度40%!!
いやぁ~、それ見たかったなぁ~(^^;。
で、もし俺がそこにいたらどんな風になるかなぁ~。
やっぱり「バファリンな人」になるのかなぁ~。
↑いつの話だよ~(^^;。
今だったらちょうどいいブログのネタになるかもしれませんよ。
俺もそういう風に書いてネタにしようかなぁ~(^^;。
ついでにhawkさんの意見に一票(^^)!
30代好青年風。
ラーメン好きトラック野郎。
いつもにこにこ、ほっぺたつるつる。
彼女なし。ひたむきな仕事ぶりと無垢な笑顔にコロッといく単純性あり。
じゅんちゃんorさくらちゃんに惚れる可能性大なので、要注意。