すし屋の主人との「競輪話」は、いつでも盛り上がる
話題であるのだが、肝心の鮨はどうなのかという、す
し屋にとっては最も大事な話があるわけだ。
これに関しては、でかさを売りの初期から年を経るご
とに洗練され、今は適度なシャリに適度なネタとバラ
ンスのよい状態になっている。
そして、個人的に好にきなネタの、コハダ、アナゴ、ゲ
ソ、昆布締めの白身、たまにある煮イカなど、充分に
旨い物を出してくれる。
それに、かんぴょうなどの地味なネタもおろそかにし
ない。
今は、トロトロトロと、うるさいくらいにマグロのト
ロだが、そんなものより旨いネタは五万(確認してな
いが)とある。
例えば鰯なんかも、ちょっと締めれば(締めは好みだ
から)絶対トロにも負けない。
鯖もしかり。
最悪なのは、サーモンのトロ。
養殖で脂まみれの魚は、ハマチで懲りたのではないか。
マグロも最近では蓄養だし、どこまで脂が好きなのか。
願うのは、資源が枯渇しないことのみ。
一時、鰯が獲れなくなり高騰したが、あの時は本当に
心配した。
食べられなくなることではなく、海が死に向かってい
るのではないかと。
この点に関しては、森造りから始め、乱獲も含め本気
で関係者には考えてもらいたい。
「美しい日本」ってそういうことじゃないの、とまた
ベクトルがそっちの方向へ。
と、今日も話は鰻にたどり着かなかった。
なんだかカフカの「城」みたいでいいなあ。
鰻の周りを延々と歩き続け、気が付いたときには鰻の
存在も忘れている自分。
話題であるのだが、肝心の鮨はどうなのかという、す
し屋にとっては最も大事な話があるわけだ。
これに関しては、でかさを売りの初期から年を経るご
とに洗練され、今は適度なシャリに適度なネタとバラ
ンスのよい状態になっている。
そして、個人的に好にきなネタの、コハダ、アナゴ、ゲ
ソ、昆布締めの白身、たまにある煮イカなど、充分に
旨い物を出してくれる。
それに、かんぴょうなどの地味なネタもおろそかにし
ない。
今は、トロトロトロと、うるさいくらいにマグロのト
ロだが、そんなものより旨いネタは五万(確認してな
いが)とある。
例えば鰯なんかも、ちょっと締めれば(締めは好みだ
から)絶対トロにも負けない。
鯖もしかり。
最悪なのは、サーモンのトロ。
養殖で脂まみれの魚は、ハマチで懲りたのではないか。
マグロも最近では蓄養だし、どこまで脂が好きなのか。
願うのは、資源が枯渇しないことのみ。
一時、鰯が獲れなくなり高騰したが、あの時は本当に
心配した。
食べられなくなることではなく、海が死に向かってい
るのではないかと。
この点に関しては、森造りから始め、乱獲も含め本気
で関係者には考えてもらいたい。
「美しい日本」ってそういうことじゃないの、とまた
ベクトルがそっちの方向へ。
と、今日も話は鰻にたどり着かなかった。
なんだかカフカの「城」みたいでいいなあ。
鰻の周りを延々と歩き続け、気が付いたときには鰻の
存在も忘れている自分。