ジェームズ.コバーンの説明の続きから。
「確か、シャレードにも出ていたよ」
(他の出演作品を考えてたとき、ふと思い出した)
「シャレード....?」
(今ひとつぴんとこない主人)
「死ぬ間際に切手とか言う、あの人」
(相当曖昧で、自分でもなんか適当なことを言ってい
るような気がする)
大体が古すぎる。
しかし、お互いに古い記憶を頼りの問答は続く。
「そう言えば、荒野の七人にも出ていたような」
(と言ったはいいが、すぐさま疑問が、本当に出てい
たっけ)
「荒野の七人....?」
(再びぴんとこない主人)
「いや、出て無かったかも」
(自信が無く、訂正気分の私)
その後確認すると、やはり出ていた。
ナイフ使いの名手だと思ったが、あってる?(だれに
確認してる?)
それにしても「ジェームズ.コバーン」て、そんなに
無名だったのか。
渋めで、軽妙なジェームズ.コバーンは、渋めで、重
厚なリー.マービンと並んで、昔から有名だったはず
だが(家では)。
晩年は、B級アクション映画の悪役とか、そんなもの
が多く、所謂「名作」的なものがなかったのがその理
由か。
うーん、残念。
その後、話はノイシュバンシュタイン城に移り、「ル
ートヴィヒ 神々の黄昏」を見たいと言う主人に、秘
蔵のヴィデオを貸すことで決着した。
この蕎麦屋の主人は、年は自分より一回り近く上なの
だが、新しいことに(自分にとって)関心があり、つ
いつい話が盛り上がってしまうのだ。