ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

カルカッソンヌ

2007年02月19日 | Weblog
城壁都市として有名な、フランスの「カルカッソンヌ」
の特集をNHKでやっていた。
フランスでは、「カルカッソンヌ」を見ずして死ねぬ、
というような言い方をされてるらしい。
それくらい、見ごたえがあるということのようだ。
石の存在感をストレートに感じるこれら城壁は、映像
からではなかなその魅力が伝わらない。
実際見ないと、ということなのだろう。

石は意思に通じ、見る人に何かを訴える力があること
は、日本の城の石垣などを見ると素直に納得できるの
ではないか。
腐敗しないので、時が刻まれているのがそのまま残っ
ている(ように見える)。
適度な風化が風情を醸す。
悠久の歴史、人々の暮らしに思いを馳せ、想像の世界
は無限に広がる。

歴史ロマン的表現。
こんなところでよろしいでしょうか。
個人的な歴史遺産体験は、あまり豊かではないので、
想像(適当に)で書いてみたが、強ち遠くも無いよ
うに思う。

それより、そこで紹介された現地の郷土食「カスレ」
にこちらのアンテナは大きく反応してしまった。
鴨のコンフィや豚の塩漬けなどを豆と一緒にぐつぐ
つ煮た「カスレ」は、正直食べたいと思った。
相当カロリーは高そうだが、これぞフランス田舎料
理というその姿(決して美しくは無いが)と良い、
食指がぐぐっと動く。
こういうのは、是非とも現地で食したい。
変に洗練されないありのまま状態で、観光客用では
ない現地の住人御用達の店で。
コメント