アメリカで行われているストライキは、ロンドンで起こった暴動と根っこは同じだと思う。市場原理を中心とした経済による貧困層の増大は、世の中に対する不満を醸成する。アメリカの場合、その矛先は、当然の如く勝ち組の象徴とも言えるウォール街に向けられたわけだ。勝ち組の、如何にもニューヨーカーといった感じの人間のインタビューでの言葉がその現実を良く表していた。「彼らは世の中に甘えてるだけだ、ストなんかする暇があったら職探しをしろ」と。確かにご尤もである。バリバリの、多分高給取りの証券マンからすれば、自分は実力で今の地位を築いたのだという自負がある、だから、彼からすれば大した努力もせずに不満ばかり言ってる人間は許せないのだろう。しかし、アメリカを見ていると、資本主義経済の行き着く先は、成功者と言われる傲慢な超利己主義者と、その他の圧倒的多数の貧乏人を生むだけの世界で、人心は荒廃し、街の治安は悪化する一方と全く希望のない未来しか描けない。そのアメリカをお手本にしている日本は、これで良いわけはないのである。
ここは一遍上人でも呼んで、全く違う価値観の世界でも提示してもらうしかない。しかしすでに世の中は、「ルシファーライジング」であったのだ。何のこっちゃ?