良く使われる言葉の中で、どうしても好きになれないものがいくつかある。何故そうなるのかは自分でも良く分からない。しかし、嫌いなものは嫌いである。まず思いつくのは「半端ではない」というのを二文字省いた「半端ない」という言い方。最初に聞いたときから何となく厭な感じを受けたのだ。基本的に端折る言い方が好きではないというのもあるし(例、吉祥寺をジョージ)、語感かもしれないし、タレントが頻繁に使うから厭なのか、はっきりとした理由は判らない。
次は「空気感」という言い方。これに関しては理由がはっきりしている。雰囲気という表現で十分なのに、わざわざ使う所に何となく使う方の、気の利いた表現を使ってるぞという気配が感じられる。つまり、こんなところで何格好つけてるのだと思ってしまうのだ。個人的には、こういう表現を使いたがる人間は信用しない(偏見だろうが)。
そしてもう一つは、言葉そのものではなく、表現の仕方。これも最近良く目に付く。語尾に「かな?」と半疑問形のようにつける言い方だ。例えば、サッカーで感想を綴るときの表現。「ドルトムントの香川、好調時に較べるとトラップの微妙なタッチがちがうかな、と思った」。この場合「ドルトムントの香川、好調時に較べるとトラップの微妙なタッチが違うように思った」で良いのに、「かな」を使うことによって、断定するのを留保するという姿勢が見て取れる。と同時に、余裕があるようにも見えるという、都合の良い表現でもある。ブログの内容なんて、その本人の思ったことを書いてるのだからその通りに書けばいいのに、何かを恐れて半疑問形にするのかどうか。