新聞やテレビ界は、根っからの野球ファンが多い。コラムやコメントに、イチローの記録が途絶えたことに対する力の入ったものの多いこと。野球に興味がなければ、イチローに関してもああ野球の人ねで済むのだが、どうしても特別な存在、まるで歴史上の偉人でもあるかのような人にしたいようである。彼らがどう思うかは勝手だが、単なる一「娯楽の世界」のスターを必要以上に偶像化するのには違和感を覚える。スポーツ界のスターを特別視する傾向はますます強くなっている。根本にあるのは金になるという原理なのだが、美名で覆い、対極にあるかのようなイメージを与えるのもスポーツ界だ。
夜、映画「ゴールデンスランバー」をやっていたので、後半一時間ほど見る。ビートルズの「アビーロード」に入ってる曲からとった小説の映画化で、ゴールデンスランバーもすらすら口ずさめる曲で馴染みもあり、それなりに映画のほうも興味はあったのだ。が、決して映画としての期待値は高くない。結果、予想通りで大した感想もなし。ただ、改めてgolden slumberの意味が分かったのは収穫。聴いてた当時、全く意味を知らなかったのだ。