ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

秋日和

2011年10月17日 | Weblog

 

朝から運動会の準備に借り出される(その後ずっと裏方仕事)。明け方まで雨が降っていたので、まずグラウンドの水の処理。ちりとりで水溜りの水を救い上げるという、原始的な方法でこつこつとまるで砂金探しのような作業が続く。どうにか作業が終了した頃、太陽も顔を出し、一気に快晴。もうちょっとずれてくれたら、余計な作業もなく済んだのに。秋にしては暑いくらいの中、グラウンドの端に残された水溜りに、アキアカネの連結カップルが盛んに産卵していた。久しぶりに見る長閑な秋の光景だ。しかし、この水溜りでは卵が孵ることはない。むなしい行為なのだが、これも自然の中の普通の営み。トンボは、ほんの僅かな可能性にもかける。その中の一つがこの水溜りだったのだ。

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