ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

世界に誇る日本人

2011年10月29日 | Weblog

 

何かのアンケートで、世界に誇れる日本人というのがあり、ダントツの一位はイチロー、二位は北野武、三位が渡辺謙という結果であった。これをみて思うのは、イチロー人気の凄さである。素朴に、何を誇るのだろうかと思ってしまうのは、単にひねくれものだから、なのか。野球選手として凄いのは認めるが、それで何故誇れるのかというのが不思議でしょうがない。ならば、アメリカの大リーガーには誇れる人だらけということになってしまう。多分、単身大リーグに乗り込み、侍の如く(ここは大事)奮闘して記録を作っている孤高の姿が(勝手にそう捉えてるに過ぎないのだが)魅了するのだろうが、こちらからすると、野球選手以外のところで彼の人間性を窺わせるものがないので、一野球選手以外のものでより評価する部分は見つけられない。むしろ、簡単なことを意味ありげにもったいぶって言う所など好きになれないところの方が多い。しかも、世界とか言いながら、アメリカの更にシアトル限定なのではないか?ニューヨーク辺りでイチローがどう評価されてるのか別な意味で興味がある。

がしかし、この手のアンケートは、所詮は人気投票で、有名人であればそれだけで上位に行く傾向がある。しかも大体考えてる世界というのがアメリカである。アメリカ国内で世界と言えば多分アメリカだから、流石51番目の州である日本と言うべきだろう。有名ではないアメリカ以外でも活躍する建築家とか科学者で、しかも常に世界のことを考えてる日本人はいるのだが、そんな人は多くの人の関心外であるのは極めて普通のことである。ただ、このアンケートが30代40代が対象であるところを考えると、もう少し何とかならないかと思ってしまうのだ。10代20代ならしょうがないとは思うが。

同じ対象者にもう一つアンケートがあり、そのテーマは今まで見た映画のベストワンはというもの。その結果は一位「タイタニック」二位「ハリーポッター」。最早トホホホホ、という言葉しか思いつかない。マジッすか。

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