ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

商店街

2011年10月20日 | Weblog

 

ローカル放送のニュース番組で、空き店舗がない地方の商店街(稀有な例として)という特集で、T君のところの商店街が取り上げられていた。中心となっている「おかみさん会」という組織の活動を軸に、具体的に県外から来て新しく商売を始めた人を紹介していくという内容で、T君(地元だが)も紹介されていた。何だか真面目に対応していて笑えるのだが、店内でインタビューを受けていたお客さんも知った顔で、皆さんそれぞれそれなりの対応をしておりました。

実際、かつて中心だった地方の商店街は、今や殆どゴーストタウン、空き店舗がない商店街など見たことがないくらいだ。そこで打開策として、昔ながらの商店では同じことなので、どこも、若いやる気のある人間を呼んで、新しい感覚の店を開いてもらいたいのだが、昔ながらの商店街は変なプライドやしきたり、それと全体でのまとまりの無さなどが障害となり、結果上手くいかないところが多い。しかも、昔のイメージを持っているので、賃料だけは馬鹿高い。嘗ての基準での立地条件良さなど、今は全く価値を持たないことを認識できないのだ(これもある種のプライド)。基本的に行政主導も上手くいかない。コンサルタント(大体行政が頼んでいる)が計画したものは机上の空論的ものが殆どで、その地の文化を考慮していないので、上手くいくはずもないのである。

で、T君のところだが、確かに他の商店街と違い店が埋まっているのだが、見るからに活気があるほど活気があるわけではない。相対的には今の状態でも良い方だという程度である。唯、おかみさん会という女性組織が活発と言うのが効いているのは確かだ。おやじ共ではこうはならなかっただろう。

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