ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

美術のいろいろ

2012年10月05日 | 芸術

 

嘗て中学の美術の試験(期末試験などのどれか)で、〇×問題が20問ほど出たとことがあった。何だか×っぽいのが多いと感じたのだが、なかなか確信には至らなかった。が、ふと出題者の性格を考えてみた。つまり美術担任の教師の性格をだ。一般的に言って、美術の教師はやはりひねくれた性格(というか屈した)の持ち主が多い、と思う。その時の教師もご他聞に漏れずだ。ここは相手の如何にもしそうなことを想像しなくては、と思い切って全て×にしたら、結果は見事正解だった。残念ながら、他の問題はできていなかったので、総合点は大したことなかったが、教師の裏をかいた快感は味わった。と、こちらも相当ひねくれた可愛げのない生徒であったわけだが、今でも、美術の試験っていらないんじゃないかと時々思うことはある。

そう言えば大学の時、一般教養で西洋美術史を取ったことがあり、その時は興味があると思ったのだが、内容は古典的なものが中心で、歴史的な背景、表現スタイルなどという地味な内容で(美術史だから当たり前なのだが)すっかり興味を失った覚えがある。メソポタミアの彫刻にはなかなか興味は持てなかったのだ。授業で唯一はっきり覚えているのは、後半で、ブランクーシの(当時は知らなかった)有名な彫刻が題材で、これは何を表現してるのかと質問され、秋刀魚かな(あまりに貧困でトホホ)と答えたことだった。今なら、いくらでも適当に答えられるが、当時はこの程度だったのだ。

と、芸術の秋などという字を目にしたら、昔のこんなことを思い出してしまった。

 

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