ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

粉物について

2012年10月28日 | 食べ物

 

今朝のyahooニュースに面白いものがあった。ミシュランの関西版に粉物の店に星があたえられないというニュースだ。粉物の店、要するにたこ焼きお好み焼きの店だ。このニュースを見て、まさか本当に星を狙ってるのか、と不思議に思ったのは、勿論粉物の店がそういう対象ではないだろうと思ってるからだ。日本のミシュランは、特に、首をかしげるような評価が多いとは言え、そこには越えてはならない線というものが存在する。それなりの権威というものは必要である。もし粉ものの店に星などを与えたら、一気に権威喪失という事態となる。そこらへんは流石に分かってるだろうと思う。これはたこ焼き、お好み焼きが美味い美味くないという話とは別の問題である。

個人的には、たこ焼きお好み焼きそれぞれ嫌いではない。屋台で売ってれば食べたくなるものでもある。唯、店にまで行って食べようとは思わない。過去、お好み焼きは何度か店で食べたことがあるが、たしかに自分で作るよりはふわっとしていてその点では美味いとは思う。が、結局甘いソースをベタっとかけるので、最終的にはソースの味という印象となって、結果そう差はないと感じる。例えば、素材を良い物にすれば一気に美味くなるかと問われれば、違うと答えざるを得ない。海老を冷凍もの、或いは正体の分からない干し海老から新鮮な車海老にしたとする。果たしてより美味くなるだろうか。かえって正体の分からない干し海老の方が美味いのではないだろうか。つまり、お好み焼きというのはそういう味なのである。天かすを入れないと美味くないというのがその本質を表している。今のままで何の問題もないだろうに。

 

 

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