最近、S君から借りてよく聴いたのが、この「ジョア
ン.ジルベルト」。
ボサノバでは有名らしいが、なんせこの手は聴いたこ
とが無かったので、知らなかった。
以前だったら、絶対聴くことの無かったボサノバを、
結構心地よく聴いてる自分が今いるわけなのだが、よ
くここまで門戸が広がったものだ、と自分の音楽趣味
の変遷にある種の感慨を持ってしまう。
そこで、この二三ヶ月だけで新たに聴いた音楽(ラジ
オ以外で)を振り返ってみると、この「ジョアン.ジル
ベルト」以外にも、クラシックの「コダーイ」(これ
も借り物)、ジャズの「菊池成孔」(これは貰い物)と
「Fay Claassen」(これも同一人物からの貰い物)、
と結構あった。
番外編で、「スクリャービン」というのも。
良いものは良い、と言ってしまえばそうなのだが、「プ
ログレッシブ」オンリーの嘗ての自分からすれば、今
の姿は想像できない。
単に年取っただけ、とも言えるが、まあここは幅が広
がったことを素直に喜びたい。
そんな、現在の音楽的趣味の状況がよく分かる、車の
カセットテープの内容を最後に報告。
「ドアーズ」「トーキングヘッズ」「ブライアン.イ
ーノ」「ベック」「プリンス」「ローリー.アンダー
ソン」「ジャクソン.ブラウン」「フィリップ.グラ
ス」「チェット.ベイカー」。
いざ並べてみたら、プログレッシブの流れに沿ったも
のが多く、大分偏っていた。
三つ子の魂百までも、か。