ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

【食】中国料理 李香園 [中華@札幌]

2010年02月17日 22時03分29秒 | 外食記録2010
中国料理 季香園(ちゅうごくりょうり きこうえん)[中華@札幌][食べログ]
2010.1.11(月)11:35入店(初)
注文 週替りランチ Cセット 豚肉の唐揚とナスの炒め+春巻き2本 950円

 
・札幌の南9条線沿い、石山通(国道230号線)から西へ折れて約300m進んだ左手(南側)のビルの一階に入った中華料理店。
  
・店内はまだ新しく、洒落た雰囲気です。座席は掘りごたつ式のこあがり4卓にイス席4卓。店員さんは皆中国の方のようです。

・メニューを見ると週替わりのランチがいずれも千円以下で三種類。そちらから、春巻きに目がくらんで950円のセットを注文。
  
・豚肉の唐揚とナスの炒め。鳥肉5切れにナスが10切れほどで中華風のあんがかかっています。あっさり風味で、高級ホテルのような上品な雰囲気の味。
 
・期待の春巻きは皮がかなりの厚みがあり具は少なめで、期待したほどのものではありませんでした。タレを作る小皿が欲しかったところ。
 
・中華風卵スープ。
  
・ご飯、サラダ、特製ザーサイ。

   
   
  
[Ricoh GX200]
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【本】知の編集術 発想・思考を生み出す技法

2010年02月17日 18時00分05秒 | 読書記録
知の編集術 発想・思考を生み出す技法, 松岡正剛, 講談社現代新書 1485, 2000年
・興味ある本について検索をかけると、同著者のブログがひっかかることが度々あり、どういう人物なのかと気にかかっていたところ、今回その著作を初めて読んでみました。
・本書の主張は「人間の営みは全て "編集" だ」というもの。著者自らが発案した「編集工学」を紹介する内容です。世の中をこういう角度から見る見方もあるのかと、かなり興味深い論が展開されているのですが、「面白そう。さて、自分もやってみよう」となると途端に手が止まってしまいます。やはり新たな技術を取り入れるのには、それなりの訓練が必要。そんな人のためには、なんと "学校" まで開設しているというのだから至れり尽せりです。
★ISIS編集学校 http://es.isis.ne.jp/
・「このように、われわれのまわりにはさまざまな情報がいっぱい満ちていて、その情報がハダカのままにいることなく編集されているのですが、では、どのように編集されているかというと、これがなかなか取り出せません。  そこで、これらをいくつかまとめて取り出して、その取り出した方法をさまざまな場面や局面にいかすようにしてみようというのが、「編集術」になります。また、そのようなことをあれこれ研究して、そのプロセスを公開することを「編集工学」(エディトリアル・エンジニアリング)といいます。」p.7
・「このような時代と世代をこえて伝わる文化的なるものの伝承性や波及性を、最近は「文化遺伝子」とか「ミーム」(meme)ということがある。」p.19
・「そこで文脈の編集を自分でやってみる。変化をつけてみる。隠れた文脈を発見したり、新たな文脈を挿入してみるわけである。私がとくに勧めるのは、新たな句読点を打ってみることだ。」p.22
・「編集の基本的な技法のひとつに「情報の地と図をつくる」ということがある。  「地」(ground)というのは情報の地模様のことで、「図」(figure)というのは情報の図柄のことをいう。情報といっても、そこには地模様もあれば図柄もあって、これらが組み合わさって情報になっている。」p.27
・「『知の編集術』などという、いささか実用書のようなタイトルがついているために、梅棹忠夫さんの『知的生産の技術』や野口悠紀雄さんの『「超」整理法』のようなノウハウを期待される読者も多いかもしれない。  それはおおいに期待してくださって結構である。そういう面もある。ただし、編集術は整理術ではない。情報を創発するための技術なのである。」p.37
・「私は二十一世紀は「方法の時代」になるだろうと考えている。ここで「方法」といっているのは、「主題の時代」ではないという意味だ。」p.38
・「世の中では、方法はおおむね縁の下に隠れ、だいたいは主題や主人公のほうが前面に出ているものなのだ。私は主題や論題そのものよりも、その主題を支える方法やその論題の見えかたのほうにずっと関心があったのだが、ふつうはこういうことはない。私の見方はながらくマイナーだったのだ。」p.44
・「こんなことを書くと結論めくが、編集でいちばん大事なことは、さまざまな事実や事態や現象を別々に放っておかないで、それらの「あいだ」にひそむ関係を発見することにある。そしてこれらをじっくりつなげていくことにある。(中略)私はこのような方法こそが、これからの人間の認知や意識のしくみにとっても、産業界や教育界にとっても、また自分の創発的な能力を開拓するためにも、かけがえのないものになりうるとおもっている。つまり私は本書を語っていくなかで、「方法が世界の内実そのものだ」ということを伝えてみたいのである。」p.46
・「遊びの本質は編集にある。  ということは、逆に、編集の本質も遊びにあるということなのである。」p.57
・「カイヨワもホイジンガも「現代文明が遊びの喪失によって堕落している」ということを指摘した遊学者であった。しかし私は、カイヨワの見方やホイジンガの見かたには、まだ「情報」というものが欠けているとおもう。遊びは情報ゲームであって、したがって情報編集ゲームでもあるからだ。」p.63
・「動かない知識や止まっている思想というものは、それは情報ではない。そういう情報は死んでいる。知識や思想を動かしているとき、そこに編集がある。」p.79
・「ある量の情報内容をなんらかの方法でできるかぎり短く集約することを、編集工学では「キーノート・エディティング」(要約編集)という。いわゆる「まとめ」「概括」という作業だ。」p.98
・「では、もっと簡潔に要約するにはどうしたらいいだろうか。  箇条書きにしてみることだ。箇条書きは法律の条文のようで、味も素っ気もないようだが、キーノート・エディティングの王道である。短文がならび、文節が明確になり、なんといってもメッセージが順番に見えてくるのがよい。この順番性が大きい。」p.101
・「専門家に聞いたところでは、ラーメン屋をラーメン屋っぽくなくすると、とたんに流行らなくなるらしい。なぜだかわからないが、赤い暖簾に白ヌキで○○ラーメンと染め抜かないと、とたんに客の足が遠のくのだと聞いた。」p.107
・「編集術とは、われわれがどのように世界とかかわるかという「方法」に目を凝らそうという、いわば「気がつかなかった方法を気づくための方法」というものである。  もうすこし突っこんでいえば、世界をすべからく情報世界とみなし、その情報を「すでに編集されている部分」と「編集されにくかった部分」とに分け、その両者を串刺しにして通観できる方法を自在に明示化してみようというものだ。」p.156
・「編集もオリジナリティにこだわらない。むしろ何がオリジナリティかを疑っている。だいいち、オリジナリティなど信奉していたら、編集は一歩も前に進まない。」p.210
・「新聞のヘッドラインというものはたいへんよくできている。プロの編集術とはどういうものかもわかる。まさに要約編集術のお手本といってよい。ただし、いくら新聞を毎朝毎夕見ていても、その編集術はわからない。」p.214
・「だいたい見当がついたとおもうが、ともかく「柔らかい編集」をこころがけることである。ゆめゆめ正解を求めるものではないし、最初からオリジナリティを発揮しようなどとはおもわないことだ。」p.224
・「世の中にしばしば「速読術」めいたものが出回っているが、私はあまりお薦めしない。  私もかなりのスピードで読書をするので、ときどきその手のノウハウ本を読んでみるが、一部をのぞいてほとんどノウハウにならないようなことばかりが書いてある。なかで、まだしもましなのは具体的に長めの文章が載せてあって、これをいろいろ算段して読むようになっているものだが、それも結局は何度も集中した読みかたをしていれば、だんだん速くなるという原則にもとづいている。」p.226

《チェック本》
・米原万里『不実な美女か貞淑な醜女か』新潮文庫
・板坂元『日本人の論理構造』講談社現代新書

?とひ【都鄙】 1 都会と田舎。また、それぞれに住む人やその風俗。または、国中。国。   2 特に京都と鎌倉をさしていう。
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【写】恵山(函館)

2010年02月17日 08時01分21秒 | 撮影記録2009
恵山(函館) 撮影日 2009.8.14(金) [北海道][Yahoo!地図]

・こちらは前出の恵山岬灯台より内陸の道路をぐるっと遠回りし、岬の南側の海岸線から続く坂道を山に向かってひたすら登って辿り着いた駐車場です。

・周辺の案内図。『恵山道立自然公園』として、散策路があちこちにのびています。
 
・駐車場の向こうにドーン!と立ちはだかる山が恵山。その茶色の山肌からは盛んに煙が立ち上っています。
 
・とりあえず山に向かって歩いてみる。他にも散策を楽しむ家族連れの姿がちらほら。しかし、あまりに僻地にあるため、訪れる人も少ないマイナースポットといった雰囲気です。
 
・それにしてもこんな場所があったとは。来てみてびっくり。
 
・ここまで結構歩いているのですが、山にはなかなか近づかず、意外と距離があります。
 
・途中で見つけた『薬師堂入口』。そこからのびる小道は草が深かったので入るのは止めておきました。右は恵山とは逆方向にある、おそらく海向山。

・向こうに見える岩場の中にも散策路が続いています。
 
・煙を吹き上げる岩壁のアップ。
 
・山頂部分はかなり険しい岩山です。これを登るのは大変そう。
 
・岩場の中には木組みの階段などがついており、そちらまで行ってみたかったのですが、まだ相当時間がかかりそうだったので断念しました。気合を入れて往復1時間以上歩くつもりじゃないと行けそうにありません。

・車で元来た道路。
 
・帰り道。周囲に高い木は見あたらず、背の低い灌木の繁みが続いています。

・駐車場の縁からも散策路がのびていました。『注意』だの『危険』だの看板が並び、物々しい雰囲気。

[Canon EOS 50D + EF-S17-55IS, EF-S55-250IS]
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