紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

七ヶ岳(1635m)に登ってきました!

2005-06-06 06:59:27 | 3・山の日記
おととい、6月4日(土)に、ホイッスル山の会のメンバー9人で、会津の七ヶ岳に登ってきた。
前日の天気予報では、雷注意ということで、どうなるかなあと思っていた。

会津に向かう列車では、途中かなりひどい雨が降ったり、ふかい霧がわいているところがあったりで、その日の山は無理かなと思っていた。無理なら翌日の日曜日に登ることになっていた。

ところが、会津高原の駅に着くと、太陽が顔を出していた。宿の車で、羽塩登山口へ向かう。

来週から、連句の夏の巻をスタートさせるので、その日は、発句になる句(俳句)を詠みながら登ることにする。


夏雲や 行く手はるかに 山そびゆ

山頂を 見上げる先に 雲の峰
宿の人が、送ってくれる途中で、これから登る七ヶ岳を教えてくれたが、頂はかなり上の方に見えた。

霧晴れて 夏日射したる 山路かな
山歩きを始めると、あたりは雨にあらわて、木々の緑が輝いている。
水走る 樺の森行く 夏帽子
沢に出ると、平滑沢に沿って登ってゆく。

しかし、気持ちよく句を詠みつつ歩けたのも、ここまで。
このあたりからは、沢もぐちゃぐちゃで登るので手一杯。滑ったり、ころびそうになったりしながら、ひたすら登ってゆく。沢を抜けるあたりでは、雨も降り出した。

おまけに、予報通り、とうとう雷まで鳴り始めた。稜線に出ると、危ないということで、雨の中、雨具を着て、立ったまま、おむすびを食べる。

さらに、我々のまわりには、ブヨの大群がぶんぶん飛んでいる。毎年、梅雨の頃は、山の緑は美しいけど、このブヨがいるんだった。

そうして、あわてて昼ご飯を食べ、最後の急坂を登った。
しゃくなげの花が美しい。

頂上に着いたのは、1:55。

雷雨去り 七ヶ岳に 日の光り
ほんとうにラッキーだったことに、頂上に着いた時には、晴れ間も見え、まわりの山々が見渡せた。雪をつけた会津駒ヶ岳が遠くに見える。ぜひ登ってみたい山である。

その後も、ブヨの大群にとりまかれ、走るようにしておりる。休むと、また取り囲まれるので、休んでいられない。下山はたかつえスキー場の中を下ったが、まっすぐにリフトの下をおりたので、ものすごく急で、笹の切り口が鋭くて、足を切ったりした。

その日は会津高原にある三滝温泉泊まり。翌日は7人で龍王峡ハイキングを楽しんだ。

計画表