紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

三宅島の道路

2016-09-29 17:05:40 | 6.自転車日記

いろいろ電動アシスト自転車のことを調べてみた。
多分、それが一番三宅島の道路にはよさそうである。

だけど、三宅島でアシスト自転車に乗っている人を、今までに見たことがない。
自転車に乗っている人も、まったく見たことがない。

カシミールの地図で、アップダウンを見てみたら、こんな感じ。
一番坂がきついところが、私の住む伊ヶ谷である。(クリック→拡大)




三宅島だけではなく、おそらく島はどこでも坂が多く、しかも海からの風がむちゃくちゃ強い。
それに耐えられる乗り物が必要だ。

今日浜松町の自転車屋さんを調べて、電話してみた。
電動アシスト自転車に試乗させてくれるということだ。
三宅島では多分自転車やさんがないので、買うのは無理だから、船着き場の近くで買って、船に乗せて運ぶのが一番いいような気がする。
自宅近くで買っても、桟橋まで運ぶのが大変すぎる。

ネットで買う方法もあるけど、修理してもらったりということを考えると、やはり小売店の方がよさそうな気がする。

そして、私は来週三宅島に行く予定なので、今週はなんとなく忙しくしている。






ゲンチャリか、電動アシスト自転車か

2016-09-26 21:32:48 | 6.自転車日記

三宅島には、私専用の乗り物がないので、不便だなあと思っていた。
家にある軽自動車は夫が畑に乗って行ってしまうので、おつかいに行こうと思うと、夫の手があいた時にしか連れて行ってもらえない。

お店は、私の住む村にはなくて、車で片道20分ほどかかるところにしかない。

それで、何か乗り物を買おうかなあと考えている。

車はもう一台いらないので、ゲンチャリか電動アシスト自転車、さもなければ、電動スクーター。

一番興味があるのは、電動スクーターの「BYCLE=バイクル」というものだけど、故障した時が、多分三宅島では困りそう。直してもらうところがないだろう。




ゲンチャリは、15年ほど前に、何年間か乗っていたことがあるけど、滑ってころんだことも2回ほどあって、あの頃より反射神経が衰えている今では、ちょっとこわい。
それに、ガソリンスタンドが、私の村にはないので、近隣の村までガソリンを入れに行かないとならない。




となると、電動アシスト自転車がよいかも。


ふつうの自転車、6段変速のチャリコを、最初に三宅島に運んだが、あまりに急坂で、役に立たない。

平地から坂に入るなら、まだいいけど、坂の途中からこぎだそうとしても、まったくペダルが動かない。

電動アシスト自転車が、どのくらいの坂ならすいすいいけるか、ちょっと不明なので、こちら(内地=調布)にいる時にでも、試乗してみようか。

今までに一度も電動アシスト自転車というのに乗ったことがないので、乗った感じがどんなだか見当もつかない。






お墓参り

2016-09-24 09:41:55 | 15・心に残ること
昨日は、雨の間をぬって、お墓参りにいった。

義姉さん夫妻と、前夜おそく三宅島から帰ってきた夫、それに甥の5人で。

雨の日にはお墓参りにいってはいけないと、以前義母からいわれていたので、昨日はどうかなあと思っていた。
けど、なんとか雨があがっている時間帯があったので、行くことができた。

前回から今回までの間に、お墓のリニューアル(っていうのか?)をしたので、ぜひお参りしたいと思っていた。

お墓のことなど、50代ではあまり考えないけど、60代になるとちょっと気になるようになる。
とくに、私も夫も両親が他界すると、つぎには自分たちのこととして考える。

義姉たちも考えて、お墓をさがしたりいろいろしたが、三輪家の両親が葬られているところに入ることになった。
今までは、三輪家の墓になっていたが、変えることにした。義母が最後の展覧会に出した「感謝」という言葉を彫ってもらうのはどうかと、義兄が提案して、みな賛成した。




他にも、三輪家の家紋に、義兄さんの家の紋を加えたり、名前を加えたりして、完成。




義母が姉弟仲良くしなさいよ、といっているでしょう。
なんとなく一段落した気がする。





連句と「うたうとは小さないのちひろいあげ」の本について

2016-09-20 14:08:33 | 13・本・映画・演劇・音楽など
連句が半分ほど巻き終わった。

早くスタートしたことを書こうと思っているうちに、もう半分が巻き終わってしまった。

歌仙「露の玉」の巻

発句は、つぎのように集まった。
時を知りいろづき始む紅葉かな
待ち兼ねし晴天嬉し赤とんぼ
祭りの夜銀河を仰ぎ帰路につく
夜半の秋殉情詩集眠りまで
秋風や散らばる仮の旅程表
野の草の御礼のやうな露の玉
葛の葉の風引力の裏返る
ひたひたと蘆刈舟を日の打てり
夜もふけてしじまの中に秋の声
 
これから残り半分を巻いていく。

ところで、なぜ今頃連句のことを書いたかというと、
村上しいこさんの「うたうとは小さないのちひろいあげ」という本を読んだからだ。



短歌を詠むクラブ、高校生のうた部の話で、とてもおもしろかった。
内容もおもしろかったけど、それ以上に文章に惹かれた。
特定の作家の本を読んで、文章、文体に惹かれることが、たまにある。森絵都さん、佐藤多佳子さんなど。
本を読んで、うまいと思う人は、たくさんいる。けど、文章そのものに惹かれることはそんなにはない。
そういう本に出会うと、すごく刺激をうける。

そして、村上しいこさんの本を読んで、突然思ったのは、連句で物語を書けないか。
けど、連句って、ずっとつながっていくものではなくて、常に、2句前からは転じなくてはならない。ころころところがっていく。脈絡がなくなりそうだ。
それでも、脈絡がないままに話が続いていくこともありかもしれない。などと、ちょっと思ったので、忘れないように、ここに書き留めておいた。






昨晩はKさんと夕食

2016-09-17 14:59:05 | 15・心に残ること
三宅島から帰ってくるたびに、Kさんと一緒に夕飯を食べる。
昨日は一日、病院にいったり、なんなり忙しい一日だった。
6月に変えたクスリがうまくいっていたので、よかった。
あとは、二ヶ月に一度通えばよさそうである。

夕方帰ってきてから、その日届いた三宅島の食材などで、あわてて簡単なものを作って、持って行った。




Kさん、Yさんにも、三宅島にぜひきてほしいが、なかなか前もって私の予定が決まらない。
今回も、10月2日のKさん、ひろみさんのコンサートまでこちらに滞在するのは決まっているけど、その後はまだわからない。

三宅島にくるとすると、やはり、10月がいいかなと思う。その後は、寒いし風も強いので、飛んで4月か5月がいい季節かもしれない。

10月だとすると、10月24日からは、姪たちがくるので、その前かな。

夜帰ってきたら、私の教え子からコメントがきて、ビックリ。
小学校1年、2年で担任してから、40年以上の年月が流れている。

前にもこのブログに何回か書いたことがあるが、初めて三宅島を訪れたときに、受け持っていた、6-7歳だったその子と、三宅島の小さな浜でバッタリ出会った。
今回家を借りたのが、その浜のある村だったのも、ほんとうに何かの縁かと思った。

おまけの1枚(小学校教師時代の写真)







昨晩三宅島から戻りました

2016-09-15 16:25:16 | 23・三宅島のくらし
昨日は、朝起きると、すごい土砂降り。帰れるかどうか危ぶんだが、だんだんと小降りになった。

と思うと、まだ土砂降りの繰り返し。

初めて三池港からの出港となった。我が家から一番遠い港である。

行ってみると、なかなか離島らしい風情のある港だ。




御蔵島からきた船が、だんだんと近づいてくる。




見送りにきてくれた夫。




乗り込むときに、ふらつくほど船が揺れていた。

そして、出航。




出航してから、30分ほどして、いつも飲む乗り物酔いのクスリ、アネロンを飲み忘れたのに気がついた。

あわてて、バッグをさがしたが入っていない。アネロンを忘れるほど、船に乗るのに慣れたということか。

飲まなくても、べつだんどうってことはなかった。

もう船に乗るのも7回目(?)くらいになったかな。


最終日

2016-09-14 06:33:39 | 23・三宅島のくらし
昨日は、良流娯さん滞在の最終日。

雨の中アカコッコ館に出かけた。ここはいつ来ても、何か一つくらいは覚えることがあるので、楽しい。




前にブログにのせた、私の部屋の、机の前の窓をあけると見える鳥は、どうやら、オーストンヤマガラらしい。
ヤマガラじゃないと書いてくれた人は、大当たり!

係の人の説明を聞いたあと、双眼鏡で、鳥の観察。あいにく雨で、そこら中に水たまりがあるときには、わざわざここの水たまりに鳥もこないので、見られなかった。

昼前にもどり、午後は一番に伊ヶ谷の港に良流娯さんの見送りにいく。

あいにく、嵐のような暗い空。




でも、良流娯さんが船に乗り込む頃には、だんだんと明るくなってきた。




そして、今日の午後の便で、私も内地に戻る予定ではいるが、どうなるか?
起きてみると、猛烈な雨。風もある。
万が一船が出ても、揺れそう。

あさっては用事がある。けど、明日帰れば間に合う。明日にはもっとひどくなることもあるし、困った。
お彼岸の行事や、友人のコンサートなどのあと、次回三宅島にくるのは、10月初旬の予定である。






日曜、月曜

2016-09-13 06:37:03 | 23・三宅島のくらし
一昨日の日曜日は天気が悪かったので、良流娯さんは夫のハウスの草取りの手伝いにいった。

昼に、収穫した万願寺とうがらしを、お店にだせるよう袋つめ。




午後も二人は畑。
そして、二人が帰ってくる少し前の4:00頃、突然停電した。

大震災の計画停電以外で、この数十年、停電など経験したことがない。

そのうちつくだろうと思ったが、甘かった。結局薄暗くなってから、食事の支度。

万願寺とうがらしとなすの味噌煮とか、ジャガイモのアンチョビ炒め、三宅島産カツオのさしみ、アシタバとツナのサラダなど、薄暗いところで、かんたんに切ればいいものばかりになった。

ご飯が炊けないので、温麺。




そのまま停電は回復せず、早めに寝たところ、10:20.いきなり電気がついて、目が覚めた。

昨朝も1時間ほど停電したが、それはすぐに終わった。

原因は、電線に木がぶつかって、漏電したとのこと。

今回の停電で、もう少し災害に備えようと決めた。
● 電池を買い置きする。
● テレビの音が入る電池式ラジオを持ってくる。
● 水は備蓄しておく。


昨日も午前中、良流娯さんはアシタバ畑の草取りの手伝い。

午後は、二人でアカコッコ館にいった。
そうしたところ、月曜日は休館日なのだった。
でも、せっかくいったので、大路池の周りを一周した。




樹齢600年の迷子椎。




良流娯さんの滞在もあと半日になった。