めずらしく仕事で都心に出たので、とうとう「Dear フランキー」を見にいった。
場所は渋谷のBunkamura。
あの映画館は、比較的小さいけれど、落ち着いた雰囲気で好きである。
映画は、しみじみとしてあたたかく、ああ見てよかった、と思えるものだった。
見終わって、ほんとうにすがすがしい気持ちになった。
9歳のフランキー役の男の子が、何ともいえずすばらしい。
男の子って、ある時期、あんなにも無防備に、会ったばかりの人に自分を投げ出してしまうんだなあ。というのを、久しぶりに思い出した。
母親は、大人は、傷つくのをおそれて、あんなに簡単には自分を投げ出せない。特に夫の暴力で傷ついているリジーは。
一番よかったと思ったところは、フランキーと男性が初めて会う場面。
フランキーが男性に対して心を開くその一瞬。初対面の男性に対して溝を飛び越える一瞬が、フランキーのさりげない表情で描き出されていて、秀逸だと思った。
その場面を思い出すと、涙が出る。
久しぶりにいい映画を見て、いい時間を過ごした。
2005年、夏の思い出。
(画像:「Dear フランキー」公式ホームページより)
場所は渋谷のBunkamura。
あの映画館は、比較的小さいけれど、落ち着いた雰囲気で好きである。
映画は、しみじみとしてあたたかく、ああ見てよかった、と思えるものだった。
見終わって、ほんとうにすがすがしい気持ちになった。
9歳のフランキー役の男の子が、何ともいえずすばらしい。
男の子って、ある時期、あんなにも無防備に、会ったばかりの人に自分を投げ出してしまうんだなあ。というのを、久しぶりに思い出した。
母親は、大人は、傷つくのをおそれて、あんなに簡単には自分を投げ出せない。特に夫の暴力で傷ついているリジーは。
母親のリジーと、難聴の息子のフランキーは、祖母と一緒に、長年暴力をふるう夫から逃げ続けている。
そして、3人はスコットランドの港町にやってくる。
フランキーが難聴なのも、夫の暴力によるものだった。
けれど、リジーは、息子に、父親は船に乗っていると嘘をついている。
フランキーは船乗りの父親に手紙を書いて送り続ける。リジーは、それを受け取って、父親になりきって、返事を書き続ける。
ある日、父親が乗っている架空の船と同じ名前の船が、フランキー達の住む町にやってくる。
フランキーの友だちもそれを知り、その船に乗っているはずの父親がフランキーに会いにくるか賭をする。
困ってしまうフランキー。
それを知ったリジーは、一日だけ、父親になってくれそうな流れ者を探すのだ。
過去も、現在も、未来も、名前すら知らない男性。
フランキーは父親になりすました男性と、一日を過ごす……。(後略)
一番よかったと思ったところは、フランキーと男性が初めて会う場面。
フランキーが男性に対して心を開くその一瞬。初対面の男性に対して溝を飛び越える一瞬が、フランキーのさりげない表情で描き出されていて、秀逸だと思った。
その場面を思い出すと、涙が出る。
久しぶりにいい映画を見て、いい時間を過ごした。
2005年、夏の思い出。
(画像:「Dear フランキー」公式ホームページより)