紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

ガイドさんと島一周

2020-11-11 21:38:53 | 28・島内ツアー・ガイド

今日の午前中は、観光ガイドのなつさんにお願いして、島一周してきた。

ご一緒したのは、雄山自然ガイドの講習を受けている仲間たち。

みな、三宅島に来て間がないので、まず島のことを知ることと、どのようにガイドをするかを体験することにした。

★ 新澪池跡

1983年の噴火で、溶岩が流入し、池の水と溶岩が接触、激しい水蒸気爆発(マグマ水蒸気爆発)をおこして、水がなくなった池の跡。

 

★新鼻新山

1983年の噴火による海底爆発によって、一夜にしてできた新鼻新山。

みんなで、スコリアを観察中。スコリアというのは、マグマの「しぶき」が飛んでいる最中に冷えて固まった物だということだ。

 

★ ひょうたん山

1940年の噴火で、一夜にして誕生した山。昔は二つの噴火の跡があったが、今はくずれて、一つになった。

 

ウミガメを見る。

★ 沖原海岸

溶岩流で形成された海岸。

地層を見ると、いつの噴火のときのものか、わかる。

★ 椎取神社

2000年の噴火の影響で、立ち枯れた森となっていたが、木の根は生きていて、下の方から新しい枝が出てきている。

★ 火山体験遊歩道

1983年の山腹割れ目噴火の溶岩流が流れ込んだ小中学校跡

いっぺんに詰め込んだので、頭の中がごちゃごちゃしてるが、また復習しよう。


雄山実踏研修

2020-07-21 17:19:21 | 28・島内ツアー・ガイド

雄山自然ガイドの試験に、ぎりぎりで合格してから、数ヶ月。

雄山登山道は、4月から解禁する予定だったが、コロナにより、延期になった。

今でも、実際にスタートするのがいつとも知れない。

今日は、三宅島観光協会の実踏研修で、雄山に登った。

あいにくガスっていて何も見えない。外輪も太平洋の海も、なんにも見えない。

しかし、ガスっていてもガスっていなくても、あたりの写真等をアップするのは、まだ禁止されている。

山が写っていないスタートの写真。

野田さんが写してくれたツーショット。ツーショットなんて、どんくらいぶりだ?

午前中で終了。短時間だったが、久しぶりの山登りで、チョー楽しかった。

午後から、昨日の畑で草取り。くたびれたので、1時間半ほどで終わりにして帰ってきた。


昨日はガイド講習会

2020-03-23 21:24:58 | 28・島内ツアー・ガイド

昨日は午前中、錆が浜のココポートで、ガイド講習会。

講師の先生は、御嶽山が噴火したときに、下見で入山していた女性のガイドさん。

とても身につまされる話で、ガイドとしても、この島で暮らす者としても、とても役立つ内容だった。

中味が濃く、ここに全ては書けないが、1つだけ書くとすると、<自分の命は自分で守る>

コロナウィルスが世界中に蔓延している今現在のことを考えても、このことは常に頭の中においておきたい。

そして、ガイドには何が必要かと考えると、<リスクをお客さんと共有する>

午後は実踏。

またバスの移動中、2000年の噴火前から三宅島に住んでいた人たちが、噴火のときのようすや、噴火後のことを話してくださったが、とても興味深い内容だった。

 

 

 


「東京都自然ガイド」の講習・3日目

2019-11-26 17:39:26 | 28・島内ツアー・ガイド

昨日は、ガイド講習の最終日、3日目を迎えた。
1日、増田先生の講義や、実習が行われ、最後は45分間の試験。

筆記試験を受けるなんて、50年近くぶりではないだろうか。

インタプリテーションが講義の中心だった。
「情報伝達」ということで、ガイド技術でははずせない理念だということだ。

インタープリテーションというのは、「見えるもの」=体験、行為を通して、「見えないもの」=意味、価値を伝える教育活動。

インタプリテーションの特徴としては、

① 地域資源に基づく教育活動

② 媒体や教材の活用  直接インタープリテーションと間接インタープリテーション

③ 参加者の体験を大切にする。

④ ストーリーのあるテーマ設定

⑤ 双方向、多方向のコミュニケーション

⑥ 地域性、季節性(ここだからこそ、今だからこそ)

などなどの講義が行われた。

最初には、雨の中外に出て、葉っぱじゃんけんなどのゲームが行われた。



自然のものを見て、家紋作りなどもした。



メインとなるガイドの現地実習は、ここでは省くが、五感がフル活用されるようなインパクトの強い時間だった。


ところで、黒ちゃんは、昨日から全然立てなくなってしまった。
もともと足がダメージを受けていたのが、体重が増えて、支えきれなくなったのかもしれない。

くろちゃん


「東京都自然ガイド」の講習・3日目

2019-11-26 16:19:30 | 28・島内ツアー・ガイド

昨日は、ガイド講習の最終日、3日目を迎えた。
1日、増田先生の講義や、実習が行われ、最後は45分間の試験。

筆記試験を受けるなんて、50年近くぶりではないだろうか。

昨日の試験に落ちた場合、追試というものがあるらしいので、ちょっと復習しておこう。

インタプリテーションが講義の中心だった。
「情報伝達」ということで、ガイド技術でははずせない理念だということだ。

インタープリテーションというのは、「見えるもの」を通して、「見えないもの」を伝える教育活動。

インタプリテーションの特徴としては、

① 地域の自然資源、文化至便、人的資源に基づく媒体や教材の活用

② 直接インタープリテーションと関節インタープリテーション(展示、教材)

③ 教材や小道具の活用。

④ 参加者の体験を大切にする。

⑤ 




「東京都自然ガイド」の講習・2日目

2019-11-22 21:21:15 | 28・島内ツアー・ガイド

今日は、大雨の中、2日目の講習を受けた。

初日は時間が足りなかったとのことで、順序が逆になったが、ガイダンスから始まる。



この講習は、東京都の自然ガイド認定講習ということで、「利用者への自然解説、利用指導をするために必要な知識および技術の習得」するのが目的に開かれたものである。

それにそって、3日間の講習を受けることになる。

新しくできた雄山登山線歩道を上るためには、「東京都自然ガイド」が同行して、適正な利用を指導しなくてはならないそうだ。

そこは、「自然環境保全促進地域」といって、保護と利用の両立を図るべき地域として指定されている。

★ 次の項目のいずれかに該当
  ・多様な生物、及び生態系の確保のために貴重な動物の生息地
  ・地質学、または地形学上貴重な地域
  ・景観が優れている地域

★ 人による過度の立ち入り等により、人為的な影響を受けるおそれがある地域

適正ルールとは、
★ 自然ガイドの指示に従う。
★ 定められた経路以外を利用しない。
★ 植物、動物、木片類、石など自然に存在するものは、そのままにする。
★ 動物、植物、種子、昆虫などの移入種を持ち込まない。
★ 動物にエサを与えない。
★ 動物を脅かしたり、追い立てたりしない。
★ 岩石などに落書きをしない。
★ ごみは捨てずにすべて持ち帰る。
      などいくつか定められている。

ほかにも、個別ルールとして、
★ 利用経路以外は立ち入り禁止。
★ 最大利用時間は、5時から17時のうち2時間。
★ 利用期間は4~11月。
★ ガイド1人が担当できるのは10人。同時滞在者数は20名を上限とする
  1日あたりの最大利用数は40人。
      などが定められている。

また、災害発生時に備えたルールとしては以下のものがある。

★ 動きやすい服装、登山できる靴、ヘルメット、ガスマスクなど必要な携行品を着用、用意する。
★ 他には雨具、防寒具など携行。

★ 立ち入り時のリスク と安全について利用者に説明
★ 火山ガスの状況、風向き、風速等について確認し、三宅村役場が指定する団体と調整のうえ、立ち入りの可否について決定する。
★ 自然ガイドは、利用者全員が必要な装備を携帯しているか確認する。

★ 利用者は、体調不良等が生じた場合、すみやかに申し出るほか、自然ガイドの指示に従って、行動する。
★ 自然ガイドは、利用中にも、火山ガス、風向き、風速などの状況を随時確認する。
★ 自然ガイドは、雄山の以上もしくは噴火に遭遇した場合、参加者の安全を確保し、三宅村役場が指定する団体に連絡し、その指示の元に避難する。 

東京都の自然ガイドの役割としては、
★ 利用者が自然の理解を深めるための解説。
★ 利用者への利用指導。
★ モニタリング調査協力。


そんな具合に、いろいろ勉強した。

ガイダンスのあとは、上篠先生による「伊豆諸島の植物」、辻野先生による「エコツーリズム概論」、アカコッコ館レンジャーの内藤さんによる「三宅島の自然環境概論、三宅島の動物」などの講義を聞いた。



火山噴火のあとは、オオバヤシャブシ(別名ハンノキ)が溶岩上にはえてくるが、それは普通の植物が利用できない、大気の窒素分子を吸収する微生物が共生しているからだそうだ。

植生の変化がよくわかるジオラマが並べられていた。







それにしても、近ごろでは、20年に1度噴火するというが、そのたびに、このように再生するオオバヤシャブシや、ほかの植物の生きる力はすごいものだ。

ほかにも習ったことを書き留めたいが、時間切れなので、あとは自分で勉強して、月曜日の試験に備えよう。








「東京都自然ガイド」の講習を受講

2019-11-21 11:55:19 | 28・島内ツアー・ガイド

いよいよ昨日から講習が始まった。
朝の6:45に家を出て、一緒に講習を受ける友人Iさんを迎えにいって、アカコッコ館に行く。

すでにガイドでお世話になっている方も数名いて、私がこのような講習を受けていいのかなあと思う。
でも、結論からいうと、ガイドをしないにしても、日常でもとても役に立つ話がたくさん聞けて、よかった。

とくに、三宅島に住んでいると、いつ何時、ふつうの生活をしていても、噴火が起こるかもしれない。
その時に、あわてずパニックにならずに行動するノウハウもたくさん盛り込まれていた。

昨日の講習は安全管理と火山に着いて、横堀勇先生と、新堀賢志さんの講義が4こま。
安全管理の現地実習が1こま。
講義のようす。



講義の中にはワークショップもあり、グループで考えたり、発表をしたりした。

意識のない人が倒れていたときの、呼吸、循環器、神経系の状態の確かめ方など、1人が倒れている状態で教わる。





雄山は、携帯の電波がないので、そこはけっこうな問題だ。
今の状況では、誰かが電波のあるところまで走っていくしかない。

けが人の運び方なども、室内で、外で、山で、いろいろ教わる。

6人、2人、1人でロープなどを使っておぶうのも教わるが、これはよほどの体力と筋力がないと無理だろう。





昼の休みは、外で、弁当を食べる。ピクニック気分。



最後の講義は、火山について教わった。世界中に1500個の火山がある中で、そのうちの111個が日本にあるそうだ。
火山の形成や地形の概論を説明できる、三宅島の火山と地形について説明できる、ということがガイドには求められる。
興味を持って、火山岩や地層を眺めて、何千年の火山の歴史を想像力を働かせて考えてみたい。

ところで、安全管理の講師の横堀先生は、7年前にカナディアンロッキーで4日間ガイドをしてくださった方である。



「ウィルダネス メディカル アソシエイツ ジャパン」代表の横堀さんは、着々と、自分の得意な分野をの能力を生かして、活動の場を広げられていた。



楽しかったノルディックウォーキング

2018-12-08 16:32:52 | 28・島内ツアー・ガイド
今朝家を出るときに、あまりに強風、あまりの寒さに、ノルディックウォーキングは決行するかしら、と思ったけど、天気はすごくいい。
坪田のリクリエーションセンターにいったら、もう行く気満々の人たちであふれていた。

9:00 集合、ポールを使って準備体操をする。



今日は16kmの距離で、七島展望台を経由し、阿古の港の船乗り場まで歩いた。

今までで一番長いウォーキング。

坪田林道を行く。



大路池展望台。



そのあたりから風が強くなる。でも、とても景色がいい。



景色を見ているうちに、最後尾グループとなった。



11:30頃展望台上り口に到着すると、ものすごく寒く、強風が吹き荒れている。

バスがきていて、昼ごはんのお弁当はその中で食べるられることになった。



その後展望台に上る。



風で足がふらつくほど。すぐにおりた。





その後、阿古に向かっておりていく。少しおりると、すぐに風が弱くなった。

阿古の海岸沿いの道を歩いて、ココポート到着14:45。



今日の参加者は、島外4割、島内移住者がほぼ6割ということだったが、いろいろな人たちと交流できて、とても楽しかった。
ガイドさんからも、いろいろ知らない話を聞けたのが、よかった。
次回は3月ということだけど、スキーと重ならなければ、ぜひまた参加したい。

昨日ものせたが、今日歩いたコース。(クリック、拡大)



昨日は七島展望台に上った

2018-08-23 17:16:29 | 28・島内ツアー・ガイド
先日調布にいったときに、高尾山にでも登りたいと思っていた。
けど、時間もなく、台風に追われるようにして、三宅島に帰ってきた。

そこで、三宅島で少しでも山らしいところを歩いてみることにした。

山といっても、ここには雄山しかない。
しかも、まだ外輪まで登るのは許可されていない。
展望台までいってみることした。

標高は500mくらい。
雄山まで登れるようになったら、いつか登ってみたい。

暑いので、朝七時頃家を出て、7時半ころ上り始めた。麓までの送迎は夫に頼んだ。

途中の展望台。ここからは、とてもいい眺めを見ながら歩ける。





七島展望台からの眺め。雲が出ていて、七島は見えなかった。



外輪。



11:00頃登り口に着いた。

赤のコースを上り、青のコースをおりた。



1ヶ月に一度くらい、このくらいのコースを歩いてみたいと思った。

そして、今日、明日と台風で船が止まった。雨も風も大したことがないけど、やはり影響があるようだ。
夕方海まで歩いてみた。





外輪方向。黒い雲がわいていた。



坪田林道~七島展望台へ

2018-07-18 21:52:06 | 28・島内ツアー・ガイド
今日は坪田に用事があると、夫がいうので、昼前に一緒に出かけた。

時間があったので、坪田林道から七島展望台へとドライブした。

ここが坪田林道の入り口。





途中に、大路池を見下ろす展望台ができたという。そこに行ってみたかった。







海も見えるし、とてもいいところ。



その後は、七島展望台へいって、阿古の方におりた。





いつか雄山に登れるようになったら、登ってみたい。




夕方は開墾した畑のa面で草取り。枝豆もとってきた。



明日は、時間を見つけて海に行く予定。