穂高に行く前の日に、お玉さんとKenさんから、すてきな河童の話しを聞きました。
そうだ。そうだ。ちょうど私が行くその辺に、河童がひそんでいるかもしれない。
河童橋は、大勢の人で賑わっていたが、少うし離れれば、もうそこには物好きな登山客以外、行き交う人もいない。ひっそりとした静けさがあたりをおおっている。時折聞こえるのは、梓川のせせらぎの音と、鳥の鳴き声。
澄んだ川の暗がりから、ひょっとすると、河童のいたずらっ子が、目を輝かせて、外の世界をのぞいているかもしれない。
「姉ちゃん、ぼくの足、引っ張らないでよー。」
「だって、それより上にいったら、外の人に見つかるよー。」
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またある時は、どこまでも続く笹原がサワサワと揺れてるそのあたり。姉弟はキャッキャッと声たてながら、鬼ごっこでもしているかもしれない。
「お前、足がはやくなったね。」
「うん。だって、お猿と追いかけっこしてるんだもん。」
「あー、勝手に外にいっちゃ、だめだっていってるのに。」
(作画・お玉さん)
★♪お玉つれづれ日記♪「河童幻想」 「河童幻想 ~千夜の夢~」
河童幻想 ~河のヌシの噺~ (9/1)
★KenさんのBLOG STATION 「河 童」 「河童のぼうけん」
★カッパ師匠の日々の感想「富士登山」
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そうだ。そうだ。ちょうど私が行くその辺に、河童がひそんでいるかもしれない。
河童橋は、大勢の人で賑わっていたが、少うし離れれば、もうそこには物好きな登山客以外、行き交う人もいない。ひっそりとした静けさがあたりをおおっている。時折聞こえるのは、梓川のせせらぎの音と、鳥の鳴き声。
澄んだ川の暗がりから、ひょっとすると、河童のいたずらっ子が、目を輝かせて、外の世界をのぞいているかもしれない。
「姉ちゃん、ぼくの足、引っ張らないでよー。」
「だって、それより上にいったら、外の人に見つかるよー。」
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またある時は、どこまでも続く笹原がサワサワと揺れてるそのあたり。姉弟はキャッキャッと声たてながら、鬼ごっこでもしているかもしれない。
「お前、足がはやくなったね。」
「うん。だって、お猿と追いかけっこしてるんだもん。」
「あー、勝手に外にいっちゃ、だめだっていってるのに。」
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(作画・お玉さん)
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