紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

スウェーデン・リンドグレーンワールド(追記あり)

2006-08-31 11:55:55 | 8・山と旅の思い出
先日「やかまし村」の話しを書いたけれど、大好きなリンドグレーンの住むスウェーデンを訪れるのは長年の夢だった。そして、旅立だったのは1997年の夏。

この旅の計画は、突然もちあがった。いつものように友人と雑談しているうちに、急にスウェーデンに行こう。今年の夏に。ということになったのだ。どうして、そんな話しになって、それがトントンと進んだのかは、今でもなぞなのだけど。
話しをしていたのは3人。Kさん、Yさんという、息子の保育園時代の親たち。私はリンドグレーンが生まれ育った国を一目でいいから見たいと思っていたので、即一緒に行くことに決めた。ちなみに、リンドグレーンは私たちが訪れた年、まだストックホルムに在住していた。(その後2002年1月28日に逝去)

その3人に、娘さんやら友だちが加わって、しかも日程は最大で3週間。
1週間、2週間で帰る人もいれば、後から参加する人もいる。なんだかアルバムを見ても、誰とどこを回っていたのかわからなくなっちゃうほど、よくわからない旅だったけど、楽しかった。私は最初から参加して、2週間旅をして帰ってきた。

その時に訪れた、スモーランド地方・ヴィンメルビー。ストックホルムから、列車で4時間ほどの所にあるリンドグレーンの故郷。(写真トップ:駅)

町全体がかわいらしい。



そこから、どうやっていったんだっけ? 多分歩いていった「リンドグレーン・ワールド」というテーマパーク。

>追記
foggy・かおるさん作成の<ヴィンメルビーの地図>を見ると、やはり歩いていった。


リンドグレーンの著書。「長くつしたのピッピ」の家が建っていたり、家にはピッピに扮する子がいたり。



「さすらいの孤児ラスムス」の主人公ラスムスと、風来坊のオスカルが道を歩いていたりする。
リンドグレーンの作品が好きな子には、夢のような公園だった。

この家は、何の本だったかわからなくなっちゃったけど、小人の出てくる話し。自分たちが小人になったようで、世界が変わった。→ これは「親指こぞうニールカールソン」



追記>
アストリッド・リンドグレーンワールドのHP

児童文学の旅 リンドグレーン聖地巡礼記(1)
(きのうコメントを頂いたfoggy・かおるさんのホームページ)
訪れたのはもうだいぶ前のことで、かなり記憶があやふやになってしまったので、助かりました! かおるさん、コメントどうもありがとう。

<関連記事>
「やかまし村」の映画
◆スウェーデン・リンドグレーンワールド
リンドグレーンの生家
リンドグレーンの本
スウェーデンの旅・番外編 その1
スウェーデンの旅・番外編 その2

再会

2006-08-30 17:37:27 | 19.友人との時間
今日は、なつかしい人たちと再会した。
一緒に会ったのは、良流娯さん母娘(知夏ちゃん)と、私の娘。

1998年の春、私たち4人は、ニュージーランドの<ミルフォードトラックツアー>に参加した。ミルフォードの森や山を5泊6日かけて歩き、最後にミルフォードサウンドの海に出るツアー。
娘が高校1年、知夏ちゃんが中学3年の時だった。

このメンバーでは、よく海外の旅をした。
最初が、知夏ちゃんが保育園、娘が小学校1年の時。それ以来、子どもではあったが、旅の仲間になった。二人が就職してから、4人そろうことはなくなったが、またいつか一緒に旅ができるといいなと思う。

ミルフォードトラックでは、ずっと同じ40人ほどのメンバーで歩いたり、食事をしたり、夜も一緒に過ごすので、最後には、別れがたいほど仲良くなった。
その時日本人で参加していたのが、私たち4人と、新婚カップルTさんの二人、もう一組静岡のファミリー。
下の写真は、夜山小屋で、その3組がトランプ(忘れもしない大貧民)をして遊んでいるところ。




当時は新婚だったT家が、突然、良流娯さんの家の近くに引っ越してきたことがわかり、今日は、久々の再会。昼食を一緒にした。

 

今は三人のお子様がいて、にぎやかになっていた。あの頃から、オリエンテーリングをして、元気なご夫妻だったけど、今もたくましく優しいパパ、ママになっていた。

もうちょっと、子どもたちが大きくなったら、一緒に山に登りたいね♪

近所の友だち

2006-08-29 07:38:47 | 19.友人との時間
きのうは、久びさに近所の友だちと集まって居酒屋で飲んだ。
娘の保育園時代からの知り合いなので、もう20年? の付き合いかな。
以前は、倍ほどの人数がいたけど、1人また1人と調布を離れ、今では、だいぶ人数が少なくなった。一年に何回かは、遠く群馬や埼玉からも、駆けつけてくれるので、その時はにぎやかになる。
また来年1人引っ越してしまうので、さみしくなるが、泊まりがけでみんなで行こうという話しになる。

その中の1人Yさんが、8月に本を出版した。
そのお祝いをかねてというか、本を酒の肴に飲みましょう。という夜。

私も刺激を受け、9月にはあらたなものにとりかからねば、と思って帰った来た。

「やかまし村」の映画

2006-08-27 10:13:38 | 13・本・映画・演劇・音楽など
このBlogには「私の好きな本」というカテゴリーがあって、特別に大好きな本のことを書くことにしている。
それで、いつか書こう書こうと思っていた、敬愛するスウェーデンの児童文学作家、アストリッド=リンドグレーンの「やかまし村」シリーズ。
「やかまし村の子どもたち」「やかまし村の春・夏・秋・冬」「やかまし村はいつもにぎやか」という3冊の本。

本について書かないでいるうちに、DVDを見てしまった。
映画化されているのは「やかまし村の子どもたち」と「やかまし村の春・夏・秋・冬」



ほんとうに楽しい映画だった。見終わった後、しばし、たくさんの物はなかったけれど、幸せだった子ども時代に思いが飛んだ。

「やかまし村」はたったの三軒しか家がない小さな村。
(「やかまし村」の本の見開きに描かれた3軒のの家。)



3軒の家には、リサとラッセとボッセの兄妹。となりにオッレ(と小さな妹)。またそのとなりにアンアとブリッタ姉妹が住んでいる。

その6人の日常、暮らし、遊び、季節の行事、学校でのできごとなどが、リサの語りでつづられる。リサが、リンドグレーン自身だと推察されるように、この物語は、彼女の思い出からなりたっている。

なんと豊かな子ども時代。そして、なんとすばらしい自然あふれるスェーデンの田舎、スモーランド地方。
映画に出てくる子どもたちの、心からの笑い声が、見ている者の心をハッピーにする。キャーキャーいいながら、素足で地面を駆け回る子どもたちが、みなほんとうに可愛らしく魅力的なのだ。
彼女はたくさんの本を残したけれど、ここに原点があるなあと、またあらためて思った。

映像も美しいし、音楽も楽しい。
このDVDを送ってくれた久我山散人さんに、たくさんの感謝を!

◆トラックバック
 久我山散人の「長くつ下のピッピ」(アストリッド・リンドグレーン原作)=お子様シリーズ1=

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◆「やかまし村」の映画
スウェーデン・リンドグレーンワールド
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リンドグレーンの本
スウェーデンの旅・番外編 その1
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洗濯物

2006-08-25 17:32:25 | 9・昔の風景
あたたかな太陽をいっぱい浴びて、風に揺れる洗濯物。

トントンは、
「私は、この干してある洗濯物が大好きだった。
お日様のにおいのする洗濯物のそばに行っては、
「泥の手でさわらないで!!」と、怒られた。」
と、昨日のコメントに書いている。

そういえば……。
洗濯物の向こうとこっちで、おにごっこをしては、泥の手で、せっかく乾きかけた洗濯物を汚していたっけ。

今日のは、トントン作。(写真トップ)
昔は、プラスチックの洗濯ばさみなどなくて、木と針がねでできていた。

参考にした写真は、こちら。ちょっと写りが悪いけど。
私が着ているワンピースは、トントンのお下がり。私が着る時に、母がかわいそうだと思ったのか、アヒルの刺繍をしてくれた。



嬉しくてたまらない姉妹

2006-08-24 06:50:32 | 9・昔の風景
つい最近見つけた父のフィルムから、また3枚の写真を載せてみる。

どうして、こんなに嬉しそうにしているんだろう?
トントンと二人で写っている写真は数多くあるけど、二人がこんなに嬉しそうなのも珍しい。




理由は推測。同じフィルム入れに、こんな写真が。



妹が生まれたのは8月。二人のかっこうも夏だし。
妹ができたのが、嬉しかったのかな。

お産婆さんが、赤ん坊をお風呂にいれてくれているところ。

そして、もう1枚。満艦飾の洗濯物。



その当時は、おむつも無地のさらしなんかではなく、浴衣などほどいて縫い合わせたんだろうな。
すごいにぎやかで、おもしろい写真。ちょっと笑えた。
当時は、これを手で洗っていたのだから、母はかなり大変だったろう。

富士山

2006-08-23 16:21:49 | 3・山の日記
来月、9月に富士山に登る。
10月末に行くキナバル山の高度順化トレーニングの一貫なのだけど、9月には一緒に行けない娘が、一昨日~昨日にかけて登ってきた。

当初の予定では、私が立山に行くときに、泊まりがけで行くことにしていたが、台風がきたので、延期したのだ。

▲築地山水倶楽部のBlogにその時の記録がのっているけど、富士山は、ご来迎を見るために徹夜で登る人が多い。ツアーも、かなり出ているようだ。

娘は高山病もなく、気がついたら(夜中なので)、頂上だった。と簡単に登ってきたので、私と良流娯さんも、ちゃんとトレーニングしないと、キナバル本番でおいてきぼりをくいそう。

富士山では、8月のこの時期でも、夜明けは4度。東京の冬の気温。
上はフリース、ダウンに、帽子、手袋もフリースで、ツエルトも使用。かなり冬支度で、明け方は、山頂でうとうとしていたらしい。
けど、残念なことに、日の出の時間、小雨が降って、ご来迎は見られなかったそうだ。



私と良流娯さんは9月16日(天候によっては翌週)に行くことにしているが、もうその頃は、山小屋も大半が閉まっている。
徹夜の登山は、翌週に響くので、さけたい。途中3000mあたりにオープンしている山小屋があるので、そこで1泊する予定。
その頃には、初雪が降った後ということも考えられ、かなり暖かい格好をしていかないとダメかもしれない。

剣沢周辺の花

2006-08-22 16:28:30 | 3・山の日記
剣岳登山の日、行きは、花には目もくれず、先へ先へと急いだ。
太陽が昇ると、岩場だらけの山は、とっても暑くなるといわれていたからだ。

そして、剣岳に登頂した帰り、ゆっくりと、花を見ながら下った。ここにも思いの外、たくさんの花があった。

剣岳~剣沢までの道。

クルマユリ。ハクサンフウロ。



剣沢で。もうここはお花畑という感じで、たくさんの花が咲いていた。(写真トップ)

チングルマ。ミヤマキンバイ。



ハクサンイチゲ。ミヤマキンポウゲ。




◆立山>その1その2  剣岳>その1その2

立山の花剣沢周辺の花

計画表

夏の風物詩

2006-08-20 21:27:27 | 9・昔の風景
つい最近、姉が実家で、またたくさんの父が写したフィルムを見つけてきた。
それで、この1週間くらい、ヒマを見つけては、スキャンにつぐスキャン。

今まで見たことがない、子どもの頃の写真を、この年齢で見るって、おもしろい。
それで、一枚だけ載せてみる。
トントンと並んで、スイカを食べている写真。(トップ)
あー、夏の風物詩。全身でスイカを食べる姉妹。

けれど、午後は完全にスキャンもストップ。
これも夏の風物詩か?
高校野球の決勝戦を、ずっと見てしまった。
早実と、駒大苫小牧の対決。とてもよい試合だった。延長15回。1-1で引き分け。
応援しているチームはあったけど、最後はどっちにも負けてほしくなかったほど。
両投手がすばらしい。

明日の午後の再試合。う~ん、見たい。午前中は用事があるけど、午後は見られるか?

立山の花

2006-08-19 21:59:21 | 3・山の日記
立山・剣岳は、岩場が多いので、そんなに高山の花に出会えると思っていなかった。けれど、予想外にたくさんの花に出会えた。
1年にせいぜい、1度か2度くらいしか、北アルプスに行けるチャンスはなく、それも、高山の花が咲いているのはせいぜい、1ヶ月に満たないので、会える確率は低い。今年は、雨にたたられた白馬岳と、また立山・剣でもたくさん見られて、ハッピーであった。

室堂平のあたりに咲いていた花。

シナノキンバイ。イワイチョウ。




ミヤマダイコンソウ。これは、不思議な家族を引率していたガイドさんが教えてくれた。それと、ベニバナイチゴ。




イワツメクサ。イワギキョウ。こんな岩場にしがみつくように咲いていて、けなげな感じ。



ミヤマリンドウ。タカネツメクサとイワギキョウ。






← ああ、なんだっけな? この白い花。教わったのに、忘れてしまった。あとで名前を調べます。

トウヤクリンドウでした!


◆立山>その1その2  剣岳>その1その2

立山の花剣沢周辺の花

計画表