紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

尾瀬至仏山スキーツアー(追記あり)

2010-04-30 17:33:57 | 4・テレマークスキー日記
今年も至仏山に登って、滑ってきました!

めまぐるしく天候が変わる一日だった。
朝と午後だけ晴れて、その間は、ガスが出たり、雨が降ったり(これは少し)、あられが降って、顔が痛いほどだったり、ちょっと板をはずしている間に雪になったり、山頂は数メートル先も見えなかったり、滑り出して少ししたら、青空がのぞいたり・・。
夏から真冬にかわるような天候の変化を経験。
それでも、行ってよかった~と思うのが、尾瀬の至仏山。来年も再来年も、毎年行けるといい。

前日に戸倉までいって、ロッジ・長藏に泊まる。




7:30 ウェイブグライドの小作さんが迎えに来てくれる。

戸倉の駐車場で、T木さんと、ツアーが初めてというS藤さんと合流。
鳩待駐車場でシールを貼る。

 


8:30 頃  スタート。

最初のうちは晴れて、青空が広がっていた。

 


樹林帯を上って行く。

 


ところが、途中から、あやしい雲が近づいてきた。

その日上る至仏山方向が隠れてゆく。

 


だんだんと燧ヶ岳も見えなくなりそう。今日はもう見えることはないかもと思い、写真にとっておく。

 


雨も降り出した。

 


どんどんガスが濃くなっていく。

 


 


小至仏のトラバースは、けっこう急な所を渡って行くし、下はなんにも見えないので、
「ゆっくり確実に歩いてください。」という注意がある。それで、写真を撮るのはやめた。

小至仏のあたりから、あられが降ってきて、風も強いし、ちょっとコワイ感じ。

早く行っても、ガスが上がらないだろうということで、ゆっくり進んで行く。

 


11:50 ガスっている中、あっけなく山頂に出た。
ツエルトに入って休んでいる人も、何組かいた。

 


手が冷たくなったので、手袋をかえ、帽子、ゴーグルをつける。シールもはがす。

 


それから、すぐに滑り出す。

尾根を行く予定が、ムジナ沢を滑る。最初は、3ターンずつくらい行く。そのくらい離れただけで、先を滑る人がどこにいるのかわからないほど、真っ白。
その後、だんだんと明るくなっていった。

 

ムジナ沢の大斜面あたりで、急に青空が広がる。やっぱり、尾瀬ヶ原が見える中滑って行くのは快感。かろうじて、間に合うように前線が通過してくれた。

 


そして、滑り出す。(小作さんに写してもらった写真)

 

 

 

T木さんが、尾瀬ヶ原をバックに滑って行く写真を撮ったが、防水のカメラに水滴がついて、ぼやーんとした写真になってしまった。(泣)

 


 
滑りやすい雪もあったし、滑りにくい雪もある中、どんどん尾瀬ヶ原の山の鼻目ざして滑って行く。

 


1:00頃 尾瀬ヶ原・山の鼻着。さっきの嵐がウソのように青空が広がっていた。進行方向に見える山は燧ヶ岳。

 

そこで昼ご飯を食べる。

 


その後の登りが、けっこういつも大変。

 


途中からツボ足で行く人もいたが、私とS藤さん(カルフのガイド)は、がんばってステップカットの板で上って行く。最後の坂は、けっこう疲れた。

 


3:40 ツアー終了。

 

昨日の尾瀬のライブカメラを見てみると、ちょうど、上にいた11時と12時にガスがかかっている。至仏山だけが雲の中だったわけではなかった。

◆ 尾瀬のライブカメラ


明日は尾瀬至仏山スキーツアー

2010-04-28 06:48:36 | 4・テレマークスキー日記
今年で3回目の尾瀬至仏山である。
3年前も、どうしても上って滑りたかったのだけど、リューマチ性多発筋痛症になって、行けなかった。
その時は他の人のブログやホームページを見ているだけだったけど、この先どうなるかというより、必ず復活して滑りに行こうと思っていた。

今年も、すぐ後に山登りに行くし、ニセコから帰ってきたばかりだし、行くかどうか迷ったが、とりあえず、今は足の調子がいい。
また来年以降があるかどうか、わからない。それで、行くことにした。

昼頃には出発して(多分大雨の中)、今日は尾瀬戸倉に泊まって、明日朝出発する。


昨年の至仏山に登った時の写真。この景色はいつみても、わくわくする。(satohahaさんと)

 


◆ 尾瀬のライブカメラ

◆ ウェイブグライドの小作さんにお世話になります。

ニセコツアー・3日目

2010-04-27 17:11:29 | 4・テレマークスキー日記
■ ワイスホルンツアー

この日は、朝から曇っていた。
夕方には、千歳空港に行くので、丸一日のツアーではなく、午後も早めに終わるツアーコース。
目ざすのは、ワイスホルンの中腹まで。
前日と同じ、8:30 にコヨーテの古市さんが迎えにきてくれる。

9:20 板にシールを貼って、ワイススキー場を登り始める。

 


このワイススキー場は、ゲレンデは閉じられているが、3月いっぱいキャット(雪上車)が走っているそうだ。
けれど、この時期はもうないので、最初からずっと歩いて上る。いつかキャットにも乗ってみたいものだ。一回券は800円て、けっこう安い。

その日は、フィルムクラスとのところもあって、滑りやすそうな雪である。

  

休憩タイム。

 


二機目のリフトの上あたりから、ダケカンバの間を通って移動していく。

 


時々、タケカンバのマザーツリーがある。
 
 


よさそうな斜面。だけど、だんだんとガスってくる。

 


12:20  中腹まで登ったところで、しばらく滑り始めるのを待っていたが、一向にガスが薄くならないので、スタートすることに。

 

けっこう滑りやすい雪で、ぐんぐん下る。

12:50  昼食タイム。のんびりとしていい時間。

 


 

再びシールで登り、ワイススキー場あとまで戻ったところで、記念写真。
バックはニセコアンヌプリの北斜面。

 


最後の滑りをたのしむ。

 

 


2:00 頃 ツアー終了 

  

その日の温泉は、くっちゃん温泉。とてもよかった。

 


その後、写真家の渡辺洋一さんの奥様がやっている和菓子喫茶「松風」にいく。

 


渡辺さんは、「雪山を滑る人」という写真集を出された方である。お店にあるパネル写真は渡辺さんが撮影したもの。

フルーツがたくさん入ったあんみつがおいしい。

 

しばらくしたら、渡辺洋一さんが帰って来られて、一緒に話しをする。

 

撮影の話しや、カメラの話し(今でもフィルムで撮っているそうだ)、いろいろ興味深い話しを聞かせて頂いた。とてもきさくな方だった。

その後、千歳に行く前に、倶知安の町で、古市さんと一緒に夕食。

イタリアンレストラン。

 


早速カンパイ! をするが、その日空港まで車で送ってくださる古市さんは飲めない。(すみません。)

 


ダッチオーブン料理が、なんともいえず、おいしい。
他にもピザやパスタなど、おいしい料理はいろいろあったが、ダッチオーブンのだけ写真に撮って、あとは食べることに専念してしまった。

 

 

その後、古市さんに千歳空港まで送ってもらう。約2時間の道のり。途中の峠では雪が降っていた。
古市さんには、最初から最後まで、ほんとうにお世話になりました。

その日は空港のホテルに泊まり、翌朝、一番の飛行機で帰ってきた。
ほんとうに楽しい、内容の濃い3日間のツアーも終わった。また来年もぜひ行きたい。



飛行機は右側の窓側の席で、よく晴れていたので、八甲田、八幡平、田沢湖と秋田駒ヶ岳・乳頭山が見えた。
上から見たのは初めて。田沢湖あたりの写真。これは見る人が見なければ、きっとわからないでしょう。

 


◆ ニセコツアー・1日目2日目・3日目

ニセコツアー・2日目

2010-04-26 07:09:06 | 4・テレマークスキー日記
■ 前目国内岳(980m)スキーツアー


朝、カーテンの隙間から差し込むまぶしいくらいの日の光で目覚めた。
ウヮー、ラッキー♪ 晴れている。

8:30 コヨーテの古市さんが「キートス」に迎えにきてくれる。

その日は、新見温泉から前(まえめくんないだけ・980m)。

行く途中の道から、前日はすそ野しか見えなかった羊蹄山がくっきり見える。

 


ニセコ連山もずらーっと連なっているのが見える。ニセコ連山の山は、つながり方が、おもしろい。山も独特な形をしている。

 


9:15 駐車場に着いて、板にシールを貼ったりして、出発の準備を整える。暖かいので、上着はゴアの雨具にする。

 


日焼け防止もおこたりなく。

 

9:30 過ぎ出発。初めはブルドーザーでラッセルした跡を歩いて行く。

目国内岳の山頂はとがっている。こちらは1220mで、登りも滑りも長い。

 


私たちが目ざす前目国内岳の山頂付近が見える。上は木もなく、滑りやすそうな感じ。

 


ラッセルの跡が終わり、山に入って行く。

 





岳カンバ。カンバの中でも、枝がまっすぐな真樺(鵜台カンバ)・・・鵜飼いが使う光に使ったと言うことだそうです。鵜のかがり火の台のカンバ。

 

 

樹林の向こうに、目国内岳が見える。

 

途中、休憩して、水分と甘いものを補給。

 


樹林が終わる。終わるあたりで、大きな蝦夷ウサギがすごい勢いで駆けて行くのが見えた。
シカだ! と思うほど大きく見えた。


登って来た方が見える。


 

 
さらに登る。




 


山頂がだんだんと近くなる。

 



12:00頃 最後の急坂手前で昼ご飯。


昼食後30分ほど山頂目ざして登る。

 

ようやく山頂にたどり着いた。

 

 
上に出ると、急いで山頂の杭を目ざす私。後ろに見えるのが目国内岳。

 


さとさんは、あまりにすばらしい景色に、写真を撮るのが先。山と山との間に、羊蹄山が見える。

 


1:20  前目国内岳山頂

 


反対側は岩内の海から積丹半島まで見える。

 


登りはくたびれるけど、これだから、山頂に立つのはやめられない。
自分の足で登ってこなければ、絶対に見られない景色。


1:40 いよいよ滑り出すのだけど、こんないい天気。いい斜面。にもかかわらず、一番の大斜面は歯が立たない。曲がれないし、そこそこ急だし、撃沈しつつ滑り降りた。

 


次の斜面は、まあまあ雪もよかったので、楽しめた。とにかく雄大。前を行く古市さん、さとさんが、あっという間に点になる。

  

 


そして、どんどん下って行く。

 


ところによって、難しい雪の中に滑りやすいところが混ざる。

 

 

3:15 新見温泉に到着。

 


温泉の後、汁物を出して下さる。その日とってきたという行者にんにくの香りがとてもいい。暑くて汗をかいたので、塩分のあるものがおいしい。


 


帰りには、高橋牧場によって、シュークリームを買った。ここのシュークリームはすごくおいしい。

 


◆ ニセコツアー・1日目・2日目・3日目

ニセコツアー・1日目

2010-04-25 06:41:02 | 4・テレマークスキー日記
今年の1月、ニセコにいった時にお世話になった「コヨーテ」の古市さんが、
「4月はいいですよ~。ぜひ4月のニセコ連山を滑りに来てください。」といって、その良さをたくさん話してくれた。

でも、ニセコは遠いし、交通費がかかるし、1年に1回のぜいたくだと思って、その時は2回くるのは無理だなあと思っていた。
ところが、さとさんはすっかり来る気になったので、どうしようかなあと考えていたら、娘が航空券をプレゼントしてくれるという。

それで、今年2回目のチャンスが生まれた。

3日間行った結果、やっぱり4月のニセコはいい! 
真冬はいくら天気がよくても、あんなにニセコ連山がずらーっと見えることはないけど、どこからどこまでも山が連なっていて、ふもとから眺めているだけでも、すばらしかった。

行く前の天気は、雨、曇り、雨、という3日間の予報だったが、どの日もよい方にいって、とくに2日目はピーカンの晴れ。
4月のニセコはやっぱりいい! と思って帰ってきた。


8:00 羽田のANAに乗るために、5:40の調布発羽田行きのバスに乗る。

新千歳で、さとさんと待ち合わせるのに、もうひとつおそい飛行機でもいいのだけど、それだと、羽田まで行く道が混むので、いつも早い飛行機にしている。

9:35 に新千歳空港に着くと、古市さんが迎えに来てくれていた。

さとさん到着後、すぐにニセコに向かう。

昼ご飯にジャガイモで作った麺のうどん(すごくおいしい!)を食べてから、倶知安にあるコヨーテの事務所兼、古市さんの自宅にいって、着替えさせてもらう。
とってもすてきな家で、ちょっと中も見せてもらう。こちらもそうだけど、ニセコ周辺には、とてもすてきな家が建っている。外国に来たみたい。

 


その日は、2:00頃から、ヒラフでゲレンデレッスン。

けっこう寒い。途中雪が降ったり、下の方は雨だったりしたので、大きな虹が出た。

遠くを見ながら滑ることと、ストックの持ち方が悪いのでそれを気をつけること、足の指の開き方などなど注意を受け、リフト終了の4:30までレッスンを受ける。

 


今回の宿は「キートス」

 


その夜は、そこにニセコスキースクール校長の江川さんと、去年結婚した奥様の、Riettyさんが来てくださって、一緒に食事をする。
1月は忙しくてお会いできなかったので、久しぶりにアツアツのふたりと話しができて、楽しいひとときを過ごした。

 

いよいよ翌日はスキーツアー。フッ素入りワックスをしっかり塗って、備える。
私が持っていったのは、ステップカットの板だけど、最初の登りはシールをはるので、持ち物の準備もおこたりなく、前日にすませた。


◆ ニセコツアー・1日目・2日目3日目