紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

今年の私の一枚

2010-12-31 09:29:50 | 15・心に残ること
諏訪ッチさん発案で、つぎのような企画に誘って頂いた。

「今年一年を振り返って、これぞ私のベストショットという写真をお送りいただけないでしょうか。
12月31日の大晦日の私のブログに、お送りいただいた皆さまのベストショットとコメントを「今年の私の一枚」として掲載させていただこうと企画いたしました。

①こんなに素晴らしい写真が撮れたよ。
②こんなに嬉しい事があったよ。
③こんなに楽しい事をしたよ。
④こんなに珍しい場面を撮ったよ。
⑤こんなに感動した出来事があったよ。」


最初は、他のメンバーを見ると、みなさん、一眼レフのデジカメを持っていて(それも中には何台もという人も)、私のチビデジ写真は、見劣りするからやめておこうかなあと思っていた。
でも、すばらしい写真というより、こんな楽しいことをしたという写真なら、私にもあるので、参加させて頂くことにした。

それがこの写真。

「広いキャンバス」

 


「栂池の自然園。春、
3月にゴンドラが動くようになってから、やっと足を踏み入れることのできる世界。
白馬三山が、輝くような山肌を見せてくれる。
広大で、真っ白なキャンバスに、スキーが大好きな人達が、思い思いに絵を描く。
至福のひととき。」


他の人の写真は、こちらをご覧下さい。


今年も今日で最後になりましたが、ブログを見に来てくださったみなさま、コメントをくださったみなさまにたくさんの感謝を!
ブログは楽しいし、自分の備忘録のためにも役立つし、何より、新しい出会いがありました。
また来年も楽しみつつ、続けて行きたいと思います。

では、みなさま、よいお年をお迎えください。



娘が走ってやってきた!

2010-12-30 08:49:33 | 13・本・映画・演劇・音楽など
距離は、20km強。とうとうハーフマラソンの距離を家まで走ってやってきた。

帰りは、もちろん電車。夜だったし。
いろいろな物をもって行くので、リュックを背負って電車ということになった。

もって行くのは、たかちゃんの実家でとらせてもった、柑橘類をどっさり。
そして、私が煮た、黒豆と栗きんとん。夫が築地市場で買ってきてくれたものを少々。




青豆の話し、「1Q84・Book3」の最後を読みながら、昨日は黒豆を煮た。(笑)




Book1と2も、つい先々週あたりに、知り合いから借りて読んだばかり。
かなり、世の中のはやりに乗り遅れているのだけど、いったん物語世界に入りこんだら、すいすい読めた。
これを読み終わらないと、正月の仕度にかかれない。
というわけで、昨日は早起きして読んで、走ってやってきた娘に本をバトンタッチ。

おもしろい話しだった。
解決されない話しや、最後まで明かされないこともあるけど、村上春樹さんの話しは、いつもそんな感じで、もやもやしたものが残る。それがいやというのではなくて、言葉をかえると、余韻ともいえるかもしれない。
元の世界に戻っても、タマルさんや老婦人はいるんじゃないの?
あのNHKの料金を取り立てる人は、一体誰だったの?  などなど、疑問は残った。けど、読後感はすごくよかった。

その話しを読んで思い出した。
一昨日、突然、9年ぶりくらいに友人から電話がかかってきた。9年前にはしじゅう、会って、一緒に行動していたけど、このところご無沙汰していた。
話しは弾んだし(2時間も誰かと電話で話すなど、私の場合、5年に1度もないくらいだ)、楽しかった。

あまり詳しくは書けないが、また以前の、そこの世界に戻ろうよという誘いだった、と思う。
でも、またそこに戻れるかというと、もう戻れないなあと思った。

ある時には、その世界しか見えない、その世界がとても大事ということがある。その頃はそうだった。
ところが、生きていくうちには、別の興味がわいていくし、いったん元の世界から離れると(いろいろ理由はあるが、もっと別の楽しい世界を見つけてしまった・・)、もうそこに帰って行く道はないなあと思えるのだ。
楽しかったけど、一昨日感じたのは、そういうことかもしれない。帰れない理由は、元の世界にあるのではなくて、今の自分自身にある。

今年も残り少なくなって思うのは、今は本を書くこと、テレマークスキーをすること、山登りすること、旅をすること。そのための体力を維持することだけに、できる限り多くのエネルギーと、時間を使いたい、と思っている。(あと、趣味のブログと連句かな)
人生の残り時間ということから考えても、今後しばらく、ずっとそれは変わらないだろうと思う。


昨日の収穫①

2010-12-28 06:27:10 | 17・畑・保存食・手作り品など
たくさんの果実を頂いてきた。

私のブログを見て、多分私の家からそう遠くないところに、果実のなる庭があるから、とりに来ない、とたかちゃんから誘ってもらった。

そこは、来年一緒にフランス旅行をする仲間のたかちゃんの実家があったところ。
今は、誰も住んでいないけど、とっても立派な家と(たかちゃんのダンナ様の手作り)、果樹がたくさん植えてある広い庭があるという。

それで、チャリで行ってきた。
多摩川に出ると、富士山がきれいに見えた。川をぴょんと渡れれば、すぐ近くだけど、ぐるっと多摩大橋まで行ってからじゃないと、川が渡れない。

 


たかちゃんと、友達のI野さんと3人でランチをした後、ご実家を訪れた。

手作りの家。果実をもいだ後、お茶をしたけど、それはそれは立派な家。いやあ、すごいなあ。自分で家を建てられるなんて。

 


そして、庭には、キウィ、甘夏、みかん、夏みかん、八朔、ネーブルオレンジ、ゆずなどの木がある。
今は実をつけてないけど、ビワ、渋柿、甘柿、ブルーベリー。庭じゅう、果樹だらけなのであった。

 


果実をとるには、帽子と上着が必要だけど、あまり考えなしにいったので、セーターや髪の毛に、木の枝や皮などがふりかかった。
全く気にせずに、とることに専念する。

 


袋に入れたり、分けたりしてくれる、たかちゃんと、I野さん。

 


I野さんとは初めてお会いしたのだけど、20数年来のテレマーカーなのであった。
どこを滑りに行くとか、今まで滑ったところとか、いろいろ聞いた。テレマークの靴は、今ので3代目というだけで、年期がわかる。
私などは、一生かかっても、今履いている靴をはきつぶせないかもしれない。

今回は、みかんをたくさん頂いた。夏みかんは、6個ほど。年あけてからジャムに煮る。八朔はそのまま食べる。ゆずは、これから鍋やお雑煮などにいれる。最後のキウィも、ジャムにするといいという。
無農薬の、自然なままの果物。

 


 

その後お茶など頂いて、帰ってきた。
帰りの多摩川も、富士山のシルエットがきれいたっだ。

 

ドラマ「フリーター家を買う」

2010-12-25 11:39:35 | 13・本・映画・演劇・音楽など
毎週欠かさず見ていたけど、とうとう終わってしまった。
嵐の二宮和也くんの、役者としてのファンで、二宮君がでているドラマは、たいてい見ることにしている。
なんか自然な演技がいい。




父親役の竹中直人さんとは、ぶつかり合う役どころで、どちらかというと、息子の方に感情移入してみてしまい、なんだよ、このオヤジは、とか文句いいたくなることも多かったが・・。
でも、なかなか素直になれないだけで、心の奥はいいオヤジなのが、回を重ねるごとにわかっていく。

最終回の、息子が正社員として勤めることになった土木建設会社の職長と、2人で話すシーンは、なかなかよくて、心の中があたたかくなる感じだった。




最後に告白した彼女も、きりっとして、ステキだった。





終わっちゃったのが、残念。


友人とランチ

2010-12-23 17:35:09 | 16.調布のできごと
昨日は、近所の友人K江さん、S脇さんが家に来て、一緒にランチをした。
終わったのは、もう暗くなってから。



カメの飼育歴がウン十年のS脇さん、家のカメコのいれものを見て、「これでは隠れるところがない!」
だから、カメコは石の下にもぐろうとして、ガタゴト音をたてているのだという。

今度S脇家に、どんな家をカメに作って上げているのか見に行かなくちゃならない。

2人とは、子ども達が保育園だの小学校時代に一緒だった間がらだけど、いつまでも話しが尽きることはない。
ちょうどその日の朝一で、子どもの親として知り合った人が、子ども達が成長した後も、ずっと友人で居続けるというのは奇跡だといっていたけど、そんな大げさなことじゃなくて、一緒にいる時間が楽しいから、ずっと付き合い続けているんだろうね。

秋田八幡平スキー・2日目

2010-12-21 06:48:16 | 4・テレマークスキー日記
6:30 朝食の時はくもっていたが、だんだんと晴れてきた。

8:30 に動くリフトで、最初はフリーで、降ったばかりの雪を滑る。

ひろさんが撮ってくれた動画。新雪をこわごわ滑っているところに、ひろさんから声がかかり、ちょっと動揺して、板が沈んで、ころぶ。(笑)

 


動画を撮ってもらうとよくわかるけど、肩の位置が前の晩教わったようにできていない。もっと肩胛骨を開くようにしなくてはダメ。あと手首の位置に気をつけなくては。


9:30 頃、レストハウスの1階で、靴を脱いで、深雪の滑り方、足の動きなどを教わる。

青空が広がり、2年前にいった栂森のあたりが、真っ白。




こちらは、八幡平の山頂方向。今は道が閉鎖されているので、行くことができない。




午後、みんなが集合するのを待つ間に、ゲレンデで滑っているところを撮ってもらった動画。

 


ちょっとの待ち時間も、ふかふかの小山に登って新雪を滑る。




午後もレッスン、フリーで滑り、2:00過ぎには終了。


温泉に入った後、その日の滑りの動画をみんなで見て、3:30 八幡平ホテルを出る。

5:20 頃盛岡駅着。6:41のはやて38号までは時間があるので、O木さん、T熊さんとちょっと飲みに行くことにする。

そうしたところ、T熊さんが気づいたら、もう6:30。

新幹線の駅まではちょっと距離があるので、走るようにして駅にもどって、すでに入線していたはやて(青森からやってきた列車)に乗り込んだ。

アブナイ、アブナイ、あやうく、変更不能のチケットをパーにするところであった。

充実した2日間、今シーズンは、今回習って、あらためて、気をつけなくてはいけないところを頭の中にいれて、滑ろうと思う。
おもに手首と手の角度、肩の位置、前に出す方の足。軸足裏の雪面のとらえ方。



秋田八幡平スキー・1日目

2010-12-20 17:16:32 | 4・テレマークスキー日記
昨シーズン中、ずっと思っていたのは、シーズンの初めには、「まほろば倶楽部」のセンスアップを受けよう。
バックカントリーに出ていく前に、まず講習を受けて、理論を頭の中に入れる。
それが大事な気がしていた。

年末のこの時期、いつにしようかと思ったけど、この先は忙しいし、だからといって、正月過ぎすぐというのも、行きにくい。

それで、12月18日・19日で秋田の八幡平まで行くことにした。

そして、帰ってきて思ったのは、忘れないように書いておくのだけど、やっぱり、
「シーズンの初めは必ずセンスアップを受けよう。」

まほろば倶楽部の講習のいいところは、ゲレンデでレッスンするのでなく、深雪での滑りを重点的に教えてくれる。

私がテレマークスキーをするのは、ゲレンデで滑るためではなくて、山に登って滑るのを目的としているので、深雪で滑れないと困るのである。

深雪で沈まずに滑るには、スピードを出すこと。板が浮いていないと、足を動かすことができない。つねに、スキーの板の先端が雪の上に出ていないとダメ。
そのための身体の動きを、洋服をぬいで、靴をぬいで、ソックスまでぬいで、教わってきた。目からうろこの話しがたくさんあった。


■ 12月18日(土)

6:56 はやて13号にのって、盛岡駅に行く。

9:22 盛岡駅北口にまほろば倶楽部の石木田ひろさんが迎えにきてくれる。

センスアップを一緒に受ける2人と一緒に、車に乗せてもらって、秋田八幡平を目ざす。
この時期、バスもないので、車がないと八幡平スキー場にはたどり着けない。

11:30頃 八幡平ホテルに到着し、昼ご飯を食べて、スキーのしたくを整える。

12:30 レストハウス集合。

この日一緒にレッスンを受けたのは、O木さん(藤沢)、T熊さん(川崎)、I川さん(県北)、I藤さん(湯沢)、U田さん(大阪)というメンバーで、あちこちから集まってきた。




こんな天気の中、レッスンが始まった。

 


この日一日中寒々しい感じだった。

レッスン中の写真はないので、後は一気に温泉のあとのカンパイ! 

 

 
みなさん、初めてお会いする方達ばかりだったけど、まほろば倶楽部の記録を、一つ残らず見ているので、初めてという気がしない。一晩で、ずいぶんお近づきになれて、嬉しかった。

泊まったのは、八幡平高原ホテル。

 


こんなまきストーブが燃えていた。

 

スキーをして、温泉を楽しみ、あとはみんなでお酒を飲みつつ歓談(おまけに運動まで!)をするというのは、最高のぜいたく。


秋田八幡平スキー・2日目

本日と、週末の予定

2010-12-17 08:57:51 | 2・仕事の周辺
今日は、夕方から野間賞の贈呈式と祝賀会に行ってくる。

第63回・野間文芸賞は、村田喜代子さんの「故郷のわが家」

第32回・野間文芸新人賞は、円城塔さんの「鳥有此譯」
                  柴崎友香さんの「寝ても覚めても」
第48回・野間児童文芸賞は、市川宣子さんの「きのうの夜、おとうさんがおそく帰った、そのわけは……」

何年か前までは、野間文芸賞と野間児童文芸賞は、別の日、別の場所で贈呈式が行われていた。
それがいつからか、同じ日になった。

場所は帝国ホテル。毎年ご招待頂くのだけど、帝国ホテルになってから、今までに1回しか行ったことがない。
別々の時には(パレスホテル)、けっこう毎年行っていたのだけど。

今年は、そこでお会いしましょうと、2人の方にいって頂いたし、お会いしたい人もいるので、思いきって行くことにした。


そして、明日、あさっては、今年のテレマークスキー初滑りで秋田の八幡平に行ってくる。明日家を出るのは、早朝。
土・日で「まほろば倶楽部」のセンスアップに参加してくる。
「えきねっと・とくだね」というのでチケットを買ったので、決めた列車に乗らなくてはならない。
とくだねは、早朝の新幹線だと、盛岡まで20パーセント引きになるけど、万が一乗り遅れると、特急券も乗車券もパーになる。
毎年、このチケットはあぶないので、正規の運賃で行こうと思うのに、いざ買う段になると、安さにつられて、ついこちらを買ってしまう。
まあ、そんなわけで、今日はおそくならないように帰ってこよう。