紅蓮(ぐれん)のポケット

子どもの本の作家・三輪裕子のふつうの毎日
2015年夏。三宅島で農業を始め、東京と行ったり、来たりの生活になる

みなさま、よいお年を!!

2004-12-29 07:23:39 | 3・山の日記
今年5月に始めたBlog▼紅蓮の日常▲も8ヶ月目に入りました。Blogのおかげで、世界も広がったし、Blogを通じての知り合いもできました。
読んでくださったみなさん、コメントを残してくださったみなさん、ほんとうにどうもありがとうございました。また、Blog上で、タグやCSS(スタイルシート)について、懇切丁寧に教えてくださった方々にも心より感謝いたします。おかげで、いろいろなことを覚えました。
来年も、マイペースで続けてゆくつもりですので、ぜひ見にきてくださいね!!

来年は、心のかたすみに「完全燃焼」をおいて、過ごしたいです。もちろん自分なりの・・ですが。介護などで限りある時間。だからこそ、仕事に余暇に、燃焼しつくして、密度の濃い時間を過ごせるといいなあと思っています。

明日早朝より、仙丈岳(3003m)に向けて出発します。天候が悪そうなので、登れないかもしれないけれど、帰ってきたら、報告をのせます。
では、みなさま、よいお年を! 


<山行予定>

12/30(木) 調布3:00 戸台駐車場8:00― 戸台9:00―
      北沢峠15:00(泊)  長衛荘泊      

12/31(金)  起床4:00-発5:00―大滝の頭7:30―
      小仙丈8:40-仙丈山頂10:00-
      小仙丈11:30-大滝の頭12:30―
      北沢峠着14:00   
         長衛荘泊 または ふもとまで下り仙流荘泊
1/1(土) 帰宅


(写真は、今年燃えた「ヨセミテ国立公園」のハーフドーム頂上)

YASUHIROのマウンテンワールド

2004-12-28 06:52:59 | 15・心に残ること
Yasuhiroさんというのは、金沢在住の医師である。今年の夏、薬師岳で一緒になったNさんから「この人のホームページがおもしろいよ」と教わった。

YASUHIROのマウンテンワールド

それ以来、ちょくちょくホームページを見るようになった。

病院の仕事のかたわら、休みのたびに(水曜、日曜が休み)山に行く。3シーズンは小学生の剣君(またこの名前がいい!)といろんな山へ。冬場は、相棒の男性と山スキーへ。

休みが1日だけなので、前夜車で山のふもとまで行き、仮眠をとって、早朝から登り始め、その日のうちに帰宅する。奥穂だって、白山だって、剣岳だって、全部日帰り。まったく驚くほどの体力である。

yasuhiroさんのページに「YASUHIROの独り言」ー山と医療に関して日々の思いを本音で語る
という日記のページがある。ほぼ毎日更新されている。それが、ある程度たまると、バッサリとそれまでの日記を全部削除してしまう。せっかく時間をかけて、書いたものを、全く何の惜しげもなく。

そこにこう書かれている。
「これ以前はすべて消去しました。何を書いたかも覚えていません。不定期に消去しています。毎日が完全燃焼できるような日々を送りたい,人生とは長いようで短い。 」
その言葉に激しく刺激されて、今年はぜひとも雪の山に登ろう、と思った。

(写真は、ずっと以前に登った11月の仙丈岳)

雪山道具

2004-12-27 06:24:45 | 3・山の日記
年末というのは、何となく慌ただしいものですね。
掃除もしなきゃならない。忘年会も、ちょっとは行きたい。
そこへもってきて、山の用意が加わった。

もう何十年といってない雪山に、もしかしたら行くかもしれない。ということで、きのうはその準備にかかりきりだった。

時代と共に用具は変わる。
ピッケルは軽くなった。シャフトも木ではなく、上の部分も、全部鉄ではない。ゴムが貼ってあって、手で持っても、冷たくないらしい。
アイゼンは、10本爪のを、くすの木山の会の人に借りた。昔風の、バンドで靴にセットするタイプのである。今時のは、ワンタッチで、簡単に靴にセットできる。
オーバー手袋も、五本指のを購入。以前はミトンだった。

でも、なんといっても、一番のすぐれものは、新素材のゴアテックスだ。汗は外に出すけど、雨は通さない。これが出てきたのがいつだったか覚えていないけど、ほんとうにこれは画期的。これによって、昔雪山で使っていたヤッケ、というのはすたれてしまった。今は、靴だって、手袋だって、なんでもみなゴアテックスでできている。

自慢じゃないが、私のゴアテックスの雨具は4代目。というと、みんなビックリする。
「なんで~?」

しじゅう雨に降られているからに決まってるじゃない!

そういうわけで、一生懸命、山の準備をしたが、行けるかどうかは、天候次第。はたして・・

クリスマスの思い出

2004-12-25 06:05:33 | 15・心に残ること
子ども達が小学生くらいまで、クリスマスの頃というと、いろんなイベントが目白押しだった。
その中でも、一番思い出に残っているのは、くすの木少年団のクリスマス。

親子で100人も集まって、盛大にパーティーをした。子ども達は何人かずつわかれて、出し物をしたり、ケーキ作りをする。
私は毎年、前日にはスポンジの土台を二つ焼き、当日は、何(十)人かの親と一緒に、100人分のお弁当を作る。
子どもたちは、スポンジの土台に飾り付けをして、コンテストをする。小学6年生の子が中心になって買いだしをして、飾り付けをするのだが、物語のあるケーキがいくつも並んで、見事だった。
コンテストがすむと、切り分けて、みんなで食べる。またこれが不思議なことに、上位入賞したすばらしいケーキより、選外になったシンプルなケーキの方が、食べるとおいしかったりするのだ。

きのうは、クリスマス・イブ。やっぱり、この日は、何はなくても、ケーキである。

母が血糖値高く、インスリン注射をしている関係上、あまり甘いケーキなどは食べられない。
それで、甘さひかえめのケーキを作った。生クリームにも、ほんの少し砂糖をいれるだけ。

つい最近、どこかのBlogで見た、イチゴのサンタさんを飾った。簡単で、かわいい。これ1個あるだけで、クリスマスのケーキって感じ。誰のBlogかわからなくなっちゃったけど、参考にさせて頂きました。どうもありがとう!

年末の大掃除

2004-12-24 06:51:24 | 20・日々のできごと
掃除は、チョー苦手。だけど、散らかった部屋にいるのも、好きじゃない。
それで、仕方なく、年末くらいは、いつもよりは根性いれて掃除にとりかかる。

部屋をきれいにしておくコツは、何かを使ったら、元にもどしておく。それさえできれば、ほこりくらい、ちゃっちゃっと掃除機ですいとるだけで、いつもきれいな部屋にいられるはずなのだ。
ところが、そんなあたり前のことが、なかなか実践できない。家にいるのが、私1人ではないため、ほかの家人が、元のところにちゃんともどしてくれないのだ。結局、すぐに散らかってしまう。

前はよく文句をいってたけど、最近は、もうあきらめて、何もいわない。みんなが使う居間だの、キッチンだの、玄関などは後回しにして、私の部屋をまず片づける。まあ、しかし物が多いので、きれいには片づかないのだけど。

そして・・・。



ここが、1日のほとんどの時間を過ごしている、私の机です。来年も、またここに座って本を書こう。それにしても、写真に撮って、あらためて見ると雑然としているなあ。(汗)

予定と記録

2004-12-22 11:01:58 | 20・日々のできごと
今年も残りあと少し。
新しい手帳を買ったので、そろそろ革の表紙をつけかえようかな~、と思っている。

来年のに書いてあるのは「予定」 
今年のに書かれているのは、もうすでに「記録」になりつつある。

手帳には、いつも予定を書き込んだあと、見落とさないように日にちにマーカーで印をつけておく。

は・・山
は・・旅
は・・映画、演劇、音楽など文化的なもの
は・・飲み会、昼食会、お茶会(ただのお茶はほとんどないが)

印がないのは、ふつうの日常。本を書き、母の介護をし、家事をし、わずかな余暇を楽しむ。テレビを見たり、Blogを書いたり、本を読んだり、泳ぎにいったり。読んだ本の題名は書きとめておき、泳ぎにいったのも記録しておく。それで、1年に何冊本を読んだか、何回泳ぎにいったか、すぐにわかる。

今年の手帳をぱらぱらとめくってみる。何してる時が一番多かったか・・。
印がないのが圧倒的だが、つぎは、なんといっても、山と旅だった。

今年は夜トレーニングをしているので、例年ほど忘年会には行かない。それでも、今週になるととのマークが並んでいる。1年に1ー2度しか会えない人には、やっぱり会いたいもんね。

ショーシャンクの空に

2004-12-20 06:06:35 | 13・本・映画・演劇・音楽など
映画はすごく好きなのだけど、今年は、数えるほどしか見に行けなかった。大好きな宮崎駿映画「ハウルの動く城」とその他に何本か。レンタルビデオもちょっとだけ。

その中で、一番よかった、心に残っている映画は・・・

「ショーシャンクの空に」

娘が今日はビデオを見る日だといって、何本か借りた中の1本。題名を聞いた時から、どこかで聞いたことがある気がして、私も見ることにした。

無実の罪で終身刑を受けた元銀行マン。アンディの刑務所での暮らしや、そこの人々との関わり、理不尽な出来事などなど、後に刑務所内で友人になるレッドの語りで描いていく。このレッドを演じるモーガン・フリーマンがすごくいい。見終わった後、本当にすがすがしい気持ちにさせてくれる映画だった。

映画を見ながら、いつかこのBlogにも書いたことがあり、きっとこのような生活を送っているにちがいない郷隼人さんのことが、何度か頭の中に浮かんだ。見終わって、「窓光・郷隼人歌集」 の「カリフォルニアからの便り」を見たら、郷さんが好きな映画の3本の中に入っていた。それで、この題名を聞いたことがあったことに、初めて思い当たったのだった。
 <郷隼人さんの短歌より>

 囚人(めしうど)の闇商人の売りに来る コーヒー、食料、エロ本、煙草

 「脱獄を試みたらば撃つ!」という、警告板(サイン)にスズメら憩う

  脱獄のドキュメンタリーを真剣に 皆んなで視ている囚人娯楽室(デイルーム)

 「仮釈放を拒絶さる」とは老い母へ 手紙に書けずふた月経ちぬ

郷隼人さんの短歌

2004-12-17 07:10:07 | 13・本・映画・演劇・音楽など
今週12月12日(日)の朝日歌壇に、郷さんの歌が掲載された。

  ロックダウン2週目に入れば堪え難く自由が欲しい獄舎の夜長

郷さんのことは、9月20日、「郷隼人さんのこと・ふたたび」など、何回かBlogに書いているが、カリフォルニアの刑務所に収監されている歌人である。

毎週、朝日歌壇が朝日新聞の紙面にのる日には、私はいつでも、郷さんの歌がないか探している。掲載されていると、まず歌を鑑賞し、それから近況に思いを馳せる。

私が、今年ヨセミテから帰って、9月20日に郷さんのことをBlogに書いたところ、サイトマスターの早野さんが郷さんに送ってくださり、「窓光・郷隼人歌集」 のホームページ、「カリフォルニアからの便り」にお返事を頂いた。
「(紅蓮さん)9月にヨセミテ・ナショナル・パークを旅行されたそうですね。次の機会には是非カナディアン・ロッキーを訪れて下さい。僕は1974年の夏のバケーションに、レーク・ルイズ・バンフからジャスパーまでの山岳ハイウエイをドライブした旅を現在でも忘れる事ができません。コロンビア大氷河をはじめ、カナダのロッキー山脈の超雄大なランドスケープは“MAGNIFICENT!!”の一語に尽きる。お便りありがとう。」

いいなあ。カナディアンロッキー。1974年といえば、30年前である。雄大な景色の中に身を置いている、若き日の郷さんのことが頭に浮かんだ。つぎに、その後の30年の人生を思った。

「カリフォルニアからの便り」には、郷さんの未完のスケッチものっている。早野さんに送られてきたものだそうだ。ソルダットの刑務所の絵である。添えられた文章を読むと、このようなスケッチを描くことも自由にはならないとのこと。ちょうど、私がヨセミテにいっていた頃の絵である。

この絵を見て「ショーシャンクの空に」の映画の場面が浮かんだ。

(郷さんの歌をBlogに載せるにあたっては、許可を得ています。写真は、郷隼人さんの第一歌文集)

新しい手帳に書くこと

2004-12-15 08:16:03 | 15・心に残ること
新しい手帳を買って、真っ先に何を書くか、というと・・。
去年までは、毎年、父の誕生日に、「Happy Birthday!」の言葉と「年齢」を書き込んでいた。
それには、二つの理由がある。
今年の2月、89歳で亡くなった父は、その5年ほど前に原因不明の感染症で危篤状態におちいった。
それ以来、さまざまな病名で、何度か入院し、あぶないと思われる時があった。

新しい手帳を買った時には、父が来年も無事に誕生日を迎えられますように。という思いで、その言葉を書きこんだ。
もう一つの理由は、高齢だった父のために、私は、しじゅう、いろいろな書類に父の年齢を書かなくてはならなかった。介護保険の申請、診断書の申請、施設でのショートステイなどの申請、銀行の書類、etc・・。
たいてい、生年月日と年齢を書き込むようになっている。生年月日の方は、反射的に書くことができるが、年齢となると、ぱっとは出てこないのである。
その度に、手帳を開く。これで、だいぶ書類作成の時間を短縮できた。

今年は、もう書かないんだなあ。と手帳を開いて、思った。
というわけで、みなさまへ、
「喪中のため、新年のご挨拶は失礼させて頂きます。」

(写真は父とよく散歩したY病院の庭)


手帳を買った

2004-12-14 11:03:19 | 20・日々のできごと
毎年のことだけど、年末になったので、新しい手帳を買った。
2005年は、どんな年になるんだろう。
というより、どんな年にしよう。
新しいまっさらな手帳を開くと、なんだかわくわくする。

もうここ20年、全く同じメーカーの手帳を買っている。
それまでは、毎年、ちがう手帳を買っていた。
デザインを選ぶのも楽しみで、手帳売り場をのぞいては、かわいいのを買ったりしていた。

ところが、ある年、買った手帳が、とくに気にいったわけでもないのに、翌年もそれを選び、以来ずーっと同じものを使っている。デザインより、そこを埋めていく内容の方が大事になったのかもしれない。

何年か前に、その手帳にぴったりの革カバーを買った。5000円也。ますます、他の手帳には変えられなくなった。