タユタマ -Kiss on my Deity-
第10話 禁じられた安寧 △
な、なんなんだこの少女まんが的展開
ただまあ、そのあたりの手垢のついたおはなしを
「異形調伏譚」だの「学園もの」のような
フォーマットで口当たりよく処理してしまえるのが
ラノベだのエロゲだのの功徳であるともいえるか
まあ同時にその口あたりの良さが弱点なんだが
嫉妬にかられた女が異形に取り憑かれて―
っておはなし、「源氏物語」にあったような
なかったような、流石にこれをモチフに
してるってこと、ないだろうけど
神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS
第11話「解体:tempestoso」
んーどうしても「この世界を」守りたいって
のが解せない。傍観者としては
それだけの価値がある豊饒さがこの世界に
あるように描かれていたとはとうてい思えないし
かといって居心地のいい学園ものとしてもハンパ
制作側が原作の重さに耐えかねて
「世界を再創造」とかダダこねてるように
見えるのだけど、どうでしょう
声優さんはよく応えてるとおもうけどねえ
鋼の錬金術師 第11話
「ラッシュバレーの奇跡」 ○
こういう贅沢な寄り道ができるのはうらやましい
先週はヒューズさんが死んで、そしてまた新しい命が
生まれて―生々流転
おそらく今週分のアニメぜんぶひっくるめて
最も輝いてたウィンリィさん
無尽の活躍もさることながら
もののはずみで過去の傷にふれちゃったり
代わりに泣いてみちゃったり
「幼なじみ分」をこれでもかってぐらいチャージ
絶対的には出番は多くないのにこの充実ぶり
アメリにもちょっと分けてやれよw
シャングリ・ラ 第11話 「胡蝶夢幻」 △+
こちらはこちらで贅沢な寄り道
こういう掴みどこのないお話しも偶には
視点がコロコロ入れ替わり立ち替わりするのは
こういう幻想なおはなしだから許容可能
「金糸雀の歌」とか「籠」を想起させる
シーンを入れてみたりとか、話づくりそれ自体は
真面目な仕事であったとさ
宇宙をかける少女 第24話「終末の呼び声」 △
ホントに終わるのか、このおはなし
>人間は狡猾で邪悪だ
そうおっしゃってる本人も相当、ねえ
でも彼女が嫌味でないのはさんざほうぼうで
辛酸なめてきてそれでもまっすぐに
「自己実現」を諦めていないから
イモのにっころがしといい
「やりたいことをやってる」ってのが
主人公達の周りの人達ってのが皮肉というか
21世紀的とでもいうか