意志のなかにいる

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1年分歩いた; (アニメ感想)

2009-08-16 13:12:26 | アニメ感想(07・08・09年)



狼と香辛料II 第6話「狼と信ずべき神」 ○



ロレンスが小僧っ子にちょっとぶっていたように
仮説なんていくらでもたてる事が可能なわけで
最後の決断は思い切ってやるか、あるいは神様仏様に
祈るか、あるいは信頼している人にひと押し
してもらうかといったところ
今回はその最後の一押しが足りないわけで

で、心がブレていると自分がすでに勝ちゲームに
乗っていてもそれが見えない、それどころか好意が
悪意に、勝機が危機にみえるしまつ
堅牢だった支えがないってのはそういうこと


しかしまあマルクといいラント君といい
脇役がしっかりとしたお話しではある
それぞれがいい仕事をしているからこそ
ただの「投機ゲーム」とは一線がある
心の計りあいにまで達しているのだろう。
はかばかしい結果を導き出すためには
ちゃんとワキを固めておかなければならない
ということを教えてくれているようでもあり
いやあ本当に勉強になるなあ








プリンセスラバー! 第6話
「湯けむりポロリとラッキースケベ」 △




「温泉回」なんだけど、それと当面の目的の
ひとつである「パーティー」をごっちゃに
して果たしていいものか
一石二鳥って程度に考えてるならまあそういう
ことで、もともとあまり「品」がいいおはなし
ではなかったわけですしセレブなふるまいが
どうだこうだでハナシを面白くするのも大変そう


で、「ラッキースケベ」を生み出した大本の
アニメよろしく下品な展開を自覚的に
くりひろげるワケなんだけど
「スチームジャマー」とかをただ体を
隠してDVD特典に貢献させるだけってのは
芸が足りないかと
馬鹿馬鹿しい方向性なら「ガン×ソード」の
「ロバ」とか、上品な方向性なら「ストライク
ウイッチーズ」の温泉回のそれのようなのが
あるわけで、「水着・温泉回」も盛んになった
ってことです。








CANAAN 第7話「慕漂」 ○



アルファルド・・・うみへび座のα星
アラビア語での意味は「孤独」



アメリカの政府が「必要な犠牲の選択」を
するのはまことにハリウッド的テンプレ
とりあえずこれを出しておけば何とかなる
のだけど、下ごしらえがしっかりしてたから
緊張感は出てる。



>蛇と鳩


トリック映像によって右往左往してる
アメリカという画、先週のリャンちゃんが
会場のモニタを占拠したのが暗示してるように
アメリカに映像文化的テロをふっかけているの
かもしれないなあ、このアニメ
そしてそのオチが「目の能力」と「ハッキング」の
コラボ、現代における「解決」のもっとも
冴えたやりかた







宙のまにまに 第6話「よろしく」 △+



このお話しに限ったことじゃないけれど
物語ってのはちょっと油断するとすぐタレて
くるものなので、あの手この手で常に推進
していく必要があるわけで「宙まに」は
そのあたりよく分かっているのでたのもしい
「まにまに」なのにねえ


このお話しのヒロイン「美星」ってのは
きらきらに輝く星なわけなのだけど
星単体では「星座」にはなかなかなれないから
さまざまなワキの星が逆説的に必要になるわけで
そういう意味ではちょっと流行っている
「ゆる部活モノ」としてはまことに相応しい
のかもしれーない
コメント
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