こんなハナシの展開でオチは大丈夫か?
これはゾンビですか? 第10話「いえ、それは爆発します」 △
あれから数ヶ月―
大切な「家族」が抜けてからの数ヶ月をカットしたってことは方向性としては
悲しいおはなしをなるべく楽しくやるってことなんかいねえ
それとも湿ったおはなしを上手くやる手腕がないのか別の都合があるのか、ようわからんけど
突然ユーが戻ってきちゃったり、突然爆弾が爆発したり、せわしないなあ
その場の状況はギャグに向いてるのだけど物語展開はシリアスだから大変ですな
ドラゴンクライシス! 第11話 「ドラゴンクライシス」 △
「お前は人間じゃないんや!」的な展開は無理じゃないね、ちょっと変なチカラあるし
それにかこつけてヒロインと離ればなれプレイバックってやつやな
あとはまーいつもどおり周りの人間がなだめたり叱ったりして立ち直らせるのでしょうな
フラクタル 第10話「僧院へ」 △
さいきんのアニメは「無駄回」をやる余裕がトンと無くなったわな。
そういう所で制作者がいろいろ心の整理をしたりハナシのスピードをゆるめて
力を蓄えたり、遊びをしたり、キャラクターのホリを深くしたりしたものだけど
もう「心の奥でざわざわする」オハナシってあんまし流行りじゃないんかもな
あるいは「最初から成功が約束されているオハナシ」しかやんないとかな
ちょっと思ったのだけど今回のオハナシでフリュネをかばって銃撃を浴びた
老祭女のかたがたも「フリュネ」の「なりそこない」だったんかもな、なんて
まーそんなこと言ったらこのお話しのキャラクターが「(セカイに愛された)個人」を
成立させているぐらいの魂の重量を有しているかどうかというとちょっと心もとない
「もう1クールあれば・・・」という禁断のフレーズが口にのぼってくる
クローンだのなんだのってお話しは逆説的に「個人」に注目させる「呪い」だからねえ
「クローン」や「ドッペル」が蔓延するセカイでも楽しけりゃいいじゃんってのが
あってもいいとは思うけどねえ
IS<インフィニット・ストラトス> 第11話 ゲット・レディ △
Get lady
チート新兵器がポンポン出てくるセカイで「弱い奴も強い奴」もねーだろとは
思うがなあ、軍事バランスがぐちゃぐちゃでわけわからんし
ああでも、私たちが「兵器」がどれぐらい残酷な物かとことこん無知であることを
正確にトレースするとこんな感じになるのかもしれないけどねえ
そもそもISっちゅう超天才が考案してそいつが技術を独占してセカイをオモチャにしてる
歪んだ状態で幼なじみがどうしたとかこうしたとかノンキなことでええんか、とは思う
まーそういう状態をハラくくった上でニヒルに愉しんでいるってなら怖いけど
目ぇつぶれば楽しいことがあるとは知ってはいるのだけど
それだと金髪のあの娘が見られないしねー
夢喰いメリー 第11話「夢の守り人」 △+
メリーちゃんのおはなしに「リベンジ」の爽快感ってそんな必要なさげだから
今回
センセと彼女の側の事情を説明する感がつよい
「成長した花を摘み取る愉しさ」ってのはケンカが強くて誰も対戦相手が
いなくなってた彼女にセンセが教えた新しい愉しみだった、と想像してみる