意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

背に乳は変えられない! (アニメ感想)

2014-04-07 23:25:48 | アニメの感想2014年 夏









ブレイドアンドソウル 第1話  道 △









「復讐」って主人公が口にしていたけど
それにしちゃずいぶん落ち着きはらってましたな
「復讐」は誰がどう考えても馬鹿らしい行為で
それを視聴者に押しつけるのならその行為は
「正当性」を得られる程度にまで物語・内容が
高まっていかないとならないのだけど
はて、北斗の拳のヒャッハーもどきのザコがでてきて
ロクに残酷行為も描かれないハナシでそれが期待できるんかねえ













僕らはみんな河合荘 第1話 「たとえば」 △(+)









あれかあ、ひなびた感じの下宿荘なのに
妙に照り返しが強い感じがあったり
主人公が「平穏(大概は失敗する)」を
望んでいるのに「ラブ」に浮かれちゃったり
なんとなくチグハグな感じがあるなあという
「個性的な住人」ってスタイルも、なんちゅうか
晴れの一話目からそんなにからまんでもいいんじゃないか、とも思う
まあ、何にもないと今度は「つまんねー」とか言い出すから
アレだけどね、印象深くてかつはしゃいでないハナシってのが
すっかり珍しくなったきょうこのごろですよね















蟲師 続章 第1話 「野末の宴」 ○








まず驚くのがキャラクターがゆっくり歩くってことなのね
必要がなければ走ったりしないし、だからこそ
蟲にとっくりを盗られた時には速く感じる
それと、みんな慌てて怒鳴り散らしたりしないのね
興味深いことだからこそゆっくりと落ち着いて語っている。
闇の中での「光るもの」の美しさは相変わらずため息がでるねえ
「蟲」の新しいおはなしが「蟲」が見えるようになる酒のハナシから始まる
「わかってる」感に満ち満ちた作品よな、アニメ視聴していて
酒が飲みたくなったのはいつ以来か













悪魔のリドル 第1話 「世界は□□に満ちている」 △(+)








さいきんは「クラス(舞台世界)に殺人者を集めました」っていう
「過密型」の作品が流行だねえ、その「理不尽さ」ってのは
おそらく表現の規制に対するルサンチマンってとこなのだろうけど
はて、最初に恨みをブチまけるのはいいのだけどそれを維持していくのに
みんな苦労しているなあ、という印象。
ケータイで指令を出してくる奴もちょーイラつく奴だし
そうやって逆に晴の「無垢感」を強めているかんじだ
でもまあこうやって視聴者を「挑発」している分作り手側は
「愉しませる」義務が生じるワケで、それこそが「赦し」なのだとおもう














selector infected WIXOSS 第1話 「この奇跡は兢々」 △(+)












当ブログでもたびたび言ってるのだけど「カードバトルもの」
ってのをアニメなり漫画なりで描くとき、そのあまりのアタマの悪さに
辟易するってことがあるのね、もともとは凄いアタマを使うものなのにね
まあ普通の子供とかってのは「頭脳の働き」よりも「体感的な刺激」の方が
好きだろうからわからんでもないのだけど、もうかる商売だから
多メディア化を止められないのだろうなあという気はする。
物語のモチベーションとして「賞品」が出るところもまあそんな印象を強めているね
主人公があんまりにも「流され型」なんでフラストレーションが溜まるなあ
でも「友達にカードゲームに誘われた子供」ってこういうものかもしれない
そしてそういう子供の方が誘った側よりドップリはまるってことは往々にしてあることだ。














魔法科高校の劣等生 第1話 「入学編 I」 △(+)







俺はまだ本気を出してないだけ






なんでしょうね、こっちの「劣等感」を疼かせるような
主人公の「持ってる感」は。かといって冗談ともとれないから
どうもこんな調子でハナシを進めるみたいなのね
ちょっとまえに「鬼畜勇者のなんちゃら」ってのが同趣旨だった気がするけど
あっちはわざと品性を落としてキャッチーにしていたっけ
こっちは随分お高くとまっている印象すわなあ。
「甲殻のレギオス」とかもついでに思い出したけど
「本気を出せない設定」ってのは評価が辛くなりがち。





























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1話目を見逃したアニメって視る? (アニメ感想)

2014-04-07 02:06:54 | アニメの感想2014年 春








ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル
第12話  ジャッジメント Fact or Fiction のジャッジ(まとめ)











最終回が「裁判」っつーことでイヤな予感しかしないねえw
そこは「論理」も「実証」も吹き飛んでただただ
「しょーこ、しょーこ」とあげつらうだけの
オッサン達のヤジ合戦の場だった。遠山の金さんかww
わけても「客観的な~」ってとこがカチンときたのね
さんざん魔術とかなんとかでハナシをごり押しにしてきた作品で
今更何を言っているんだってかんじで
カマキリさんぐらいだったんじゃないのか、まともな弁護士って。
文句ばっかり並べてるけど別に魔術活劇が嫌いってワケでは勿論無い
むしろ大好物なのだけど、だったら余計な設定を並べずに活劇を
やればいいのだと思うのね、逆に話で魅せるのなら活劇は控えめでいいとおもう
「両方」ってなるとやっぱりなんか「特別」である気がする
「両利き」の人が少ないように、ハナシと映像がガッチリ組み合った
「何か」ってのはなかなかお目にかかれない気はするね
まあ「両方」やろうとして失敗すると一番痛い目に合うっていうことかもね。














ストライク・ザ・ブラッド 第24話  暁の帝国篇II とまとめ △+










「暁の帝国編」はこの作品をうまーく抽出した感じだよなあ
雪菜ちゃんの姿が2つであたかも「2周目」って感じで
世界が閉じてるのか開いているのかややこしい後味です。
でもまあ、基本このおはなしの構造はシンプルで
「ドーテーの古城をいかに欲情させるか」ってことなのね、ご存じのとおり
魔術ファンタジー的な設定はそれを盛り上げる為の舞台装置ってところ
ここで誤解しないでほしいのは「舞台装置」だからぞんざいにしていいってワケではなくて
むしろムードを盛り上げる為にその装置は凝りに凝っていなければならない
っていう逆説があるってことなのね。そのあたりは手慣れていて
かといって「読み物」として邪魔には成らない程度に造り込まれていたかとおもう。
ヒロイン陣もただ脱げばいいってワケじゃなくて、ムードっすよねそれが大事かと
だから身持ちが堅ければ堅いほどこのお話は「正妻」に近づいていくわけで
そしてその「正妻」ってのはオトコノコのある種「理想の女」に近いわけね
とりわけ「童貞」のオトコノコにとっては。
ストライク・ザ・ブラッドはそういう夢見がちでややこしいオトコノコにとって
(ついでに中二病ならなおよい)まさに理想の楽園みたいなそんなとこだったと思う
そして「子供を育てる苦労」ってのが無いのに「自分の娘」が出てくるハナシを
最後に持ってくるあたり、作り手側もその趣旨をよーく理解していたのではないかと。















世界征服~謀略のズヴィズダー~ 
第12話 ズヴィズダーの光をあまねく世界に とまとめ △(+)










ちょっと前にも「侵略者」が大人気になってたりしましたよね
「侵略者」が「人気」なのは「侵略」が「できる」からではなくて
むしろ侵略なんて海の家から一歩も進んでいなかったワケで
その狭い範囲だったからこそイカちゃんの一挙手一投足に集中していたのが良かったのね。
さて今度は「征服者」なのだけどタイトルのとおり「世界征服」なら多分「できなくても」
よかったのかもしれないねえ、それこそ「子供の夢想」だもの
ただ今回は範囲が「ウド川」(江戸川?)および「都」ってあたりなのが
まあ「微妙」な範囲だったかとおもうのね、勿論その範囲だってリアルに「侵略」するのが
どんぐらい大変かなんて想像もつかないけどさ、まあそんぐらいの範囲を狙って
「ウド川文明の遺産」とか掘り返したりしてたワケじゃない
そういう「(不思議パワーによる)物理的な支配力」とかを蓄えている暇が果たしてあったのかな、と
その上、敵味方の過去話とか掘り返したりして、いよいよ寸が無かったかと
力を蓄える前に「都」の方が先手を打ってきて、それが最後のあの惨めな状況に繋がったのかと
2クールあればねえ、もっと地に足の付いた「征服活動」によって「ウド川」ぐらいは
征服できたって納得できたと思うのだけどね、そして2クール黙ってついていくぐらいには
魅力的な世界観とキャラクター達だったと個人的には思うのだけどね
提供する側の方が諦めちゃった感じがして、なんか悲しい
まあ、20も30も1期中に作品があって、そんな悠長なことを言っていられないのが
アニメまわりの「現状」なのかもしれないけどそういう「現実」も
アニメーションの(あと幼女の)魔力によって覆す行為そのものが
「征服」ってことなんじゃないかなあ、とおもう
幼女老い易く征服成り難し














凪のあすから
第26話  海の色。大地の色。風の色。心の色。君の色。~Earth color of a calm~ とまとめ ○









海がきこえる








「好きは海と似ている」ってとーり「海」ってのは「情」を表現する
最も基本的なオブジェクトなわけなのね、あんましにも使われすぎて
もうだれもやらなくなった手法なのだけど、もうそろそろ現代の技術で
「リメーク」したらどうやろなって試みがあったのかもしれないね、当作品
ここ半年でそのあたりの「水および流体的なものの表現力の向上」ってのは
ひしひしと感じさせられたね、2クール目は水が氷や雪になってたり
「水中のとても細かいモノ」の神秘とか、存分にその技術を発揮していたとおもう
そして「水」でその心理を露わにさせられる少年少女達もまた水におとらず
瑞々しく、端正に描かれていたとおもうのね。漫画ほど抽象的でなく
「この」アニメーション為にあつらえられたようなデザインだった。
キャラクター達の扱いも偏りがなく、どの子も公平感がつよかったね
「人間関係」ってのを的確に表していたし、2クール目に入って
美海とさゆに焦点があたるようになっても違和感がなかった
そんな感じで全体に「澱む」ってとこが少なくてただただ確実に
そして美しく流れていく時間にココロが洗われたような気がする
私は普段このブログに何を書こうか意地悪くアニメを視聴したてたりするのだけど
当作品は「あーはじまったなあ」→「あーおわっちゃったなあ」って感じで
それが退屈だからではなくて充足していたからこそ、言葉がないというか
毎回感想を書くのに苦労していたのね(書くのを断念した回もあった)
「凪あす」は大人が少年少女に戻る為の苦労をことごとく取り払った
ようなそんな作品だった。















咲-Saki- 全国編 第13話  旧友 とまとめ △+








熱烈歓迎わんだーらんど







だいぶん長い間この幼女麻雀の世界に浸かってきたせいか
ほぼ全員超能力者的な状況になっても「リアリティ」とか考えなくなったな
この「咲」の世界観の枠内で思考し、愉しんでいるかんじ
まあもう5年ですもんねえ、こんだけ長い間1つの作品と付き合って
いるのもそうないわな、新キャラの中の人なんかほとんど新規やね
穏乃役の悠木碧さんが「紅」でデビューしたばかりのころで
憧役の東山奈央さんなんかよう知らんかったもんね、それぐらいの時間
作中だと逆にそれぞれの登場人物の過去話とかにウェートが増している印象
最初から出ているキャラとかにも「幼なじみ」とか出したりして
「世界観」を押し広げている印象だね、この13話目を見てますますそんなかんじが強い。
僕らが知っている「麻雀」とはおよそ縁遠い「麻雀」を打ち
「男」の台詞が10話にひとつかふたつかぐらいしか無く
「はいてない」女の娘達が全国大会で活躍し
「キャラクターの紹介・エピソード」でハナシがどんどん進むという
そういう異常事態を僕たちは平然と受け入れているわけなのね
当作品はもはや「麻雀」ではなくて「ファンタジー」のカテゴリに
入れるべきなのかも、しれない。




















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