ブレイドアンドソウル 第1話 道 △
「復讐」って主人公が口にしていたけど
それにしちゃずいぶん落ち着きはらってましたな
「復讐」は誰がどう考えても馬鹿らしい行為で
それを視聴者に押しつけるのならその行為は
「正当性」を得られる程度にまで物語・内容が
高まっていかないとならないのだけど
はて、北斗の拳のヒャッハーもどきのザコがでてきて
ロクに残酷行為も描かれないハナシでそれが期待できるんかねえ
僕らはみんな河合荘 第1話 「たとえば」 △(+)
あれかあ、ひなびた感じの下宿荘なのに
妙に照り返しが強い感じがあったり
主人公が「平穏(大概は失敗する)」を
望んでいるのに「ラブ」に浮かれちゃったり
なんとなくチグハグな感じがあるなあという
「個性的な住人」ってスタイルも、なんちゅうか
晴れの一話目からそんなにからまんでもいいんじゃないか、とも思う
まあ、何にもないと今度は「つまんねー」とか言い出すから
アレだけどね、印象深くてかつはしゃいでないハナシってのが
すっかり珍しくなったきょうこのごろですよね
蟲師 続章 第1話 「野末の宴」 ○
まず驚くのがキャラクターがゆっくり歩くってことなのね
必要がなければ走ったりしないし、だからこそ
蟲にとっくりを盗られた時には速く感じる
それと、みんな慌てて怒鳴り散らしたりしないのね
興味深いことだからこそゆっくりと落ち着いて語っている。
闇の中での「光るもの」の美しさは相変わらずため息がでるねえ
「蟲」の新しいおはなしが「蟲」が見えるようになる酒のハナシから始まる
「わかってる」感に満ち満ちた作品よな、アニメ視聴していて
酒が飲みたくなったのはいつ以来か
悪魔のリドル 第1話 「世界は□□に満ちている」 △(+)
さいきんは「クラス(舞台世界)に殺人者を集めました」っていう
「過密型」の作品が流行だねえ、その「理不尽さ」ってのは
おそらく表現の規制に対するルサンチマンってとこなのだろうけど
はて、最初に恨みをブチまけるのはいいのだけどそれを維持していくのに
みんな苦労しているなあ、という印象。
ケータイで指令を出してくる奴もちょーイラつく奴だし
そうやって逆に晴の「無垢感」を強めているかんじだ
でもまあこうやって視聴者を「挑発」している分作り手側は
「愉しませる」義務が生じるワケで、それこそが「赦し」なのだとおもう
selector infected WIXOSS 第1話 「この奇跡は兢々」 △(+)
当ブログでもたびたび言ってるのだけど「カードバトルもの」
ってのをアニメなり漫画なりで描くとき、そのあまりのアタマの悪さに
辟易するってことがあるのね、もともとは凄いアタマを使うものなのにね
まあ普通の子供とかってのは「頭脳の働き」よりも「体感的な刺激」の方が
好きだろうからわからんでもないのだけど、もうかる商売だから
多メディア化を止められないのだろうなあという気はする。
物語のモチベーションとして「賞品」が出るところもまあそんな印象を強めているね
主人公があんまりにも「流され型」なんでフラストレーションが溜まるなあ
でも「友達にカードゲームに誘われた子供」ってこういうものかもしれない
そしてそういう子供の方が誘った側よりドップリはまるってことは往々にしてあることだ。
魔法科高校の劣等生 第1話 「入学編 I」 △(+)
俺はまだ本気を出してないだけ
なんでしょうね、こっちの「劣等感」を疼かせるような
主人公の「持ってる感」は。かといって冗談ともとれないから
どうもこんな調子でハナシを進めるみたいなのね
ちょっとまえに「鬼畜勇者のなんちゃら」ってのが同趣旨だった気がするけど
あっちはわざと品性を落としてキャッチーにしていたっけ
こっちは随分お高くとまっている印象すわなあ。
「甲殻のレギオス」とかもついでに思い出したけど
「本気を出せない設定」ってのは評価が辛くなりがち。