学戦都市アスタリスク 第12話 「グラヴィシーズ」 とまとめ △+
「重力使い」とか身も蓋もなくて、いやな相手だよね
大体「全方面バリヤー」と「拘束攻撃」を持っていて
当邦のオトコノコが得意な「素早い動き」と「なぜか死なない」では
対処しづらいとこだ、と同時にそれは「アニメーション」として
華麗に勝利するのがむつかしいことも意味しているともいえる
結局は使用しているデバイスの「不思議パワー」で勝利したみたいだけど
「不思議パワー」はなんでもできるのね、ただ説得力を欠くだけで。
まあそうやってアニメーション的にも「厄介者」である「重力使い」を
排除してとりあえず一息ついたって感じではある
逆に「アニメーション」としては綺凛ちゃんとデュエルしてた時が
一番見栄えもよかったし、なによりかわいい後輩だからねえ
彼女が話にからんでくるのが収穫だったようにおもう
こんな感じで女の娘とからんでいる時は楽しくて、自由で
そして「戦い」とか「動機」とか「政治」とかそういうのを
扱う時のわずらわしさがまあいかにも今日日の「学園バトルもの」の
典型のようで、そこまでなら合格点で、同時に課題があるということではある
まあそこで終わったとしても銭的には「モトはとれる」いうのが
いやらしいオトナのそろばんだけども。
対魔導学園35試験小隊 第12話 限りなき願い とまとめ △(+)
キセキのやっかいもの
「雑魚小隊」っていうふれこみだったけど今もそれを信じる人がどれぐらいいようか
あれですね「学園モノ」を衣にしてどれぐらいガチな「化け物退治もの」が
できるのかということに草薙タケルくんともども
チャレンジしていたようなそんな印象ではあった
彼等が「雑魚」に見えるのは「学校」という枠の中のことで
「現実」の「化け物」と対峙してればそりゃ相対的にタケル達も「弱者」に
見える寸法ってやつなのだとおもう。
とまあそこまではいいし、提示された「化け物」もなかなかの質量だったのだけど
それを「調理」するメソッドがまあ大概レリックなんちゃらによる不思議パワー
ってのが味わいを大味にしていたような気はする。折角「魔術」的な
いろいろうんちくをふるえる素材があったのだからそれでもうちょっと
「ややこしい」ことにしていけばもっと楽しいものになったのではないかとおもう
しかしまあ「女の娘を苦しめてそれを救って女の娘をゲットする」っていう
マッチポンプ的なおはなしを僕等は延々とたのしんでいるよなあ
それはあのホーンテッドの変態野郎とどこが違うのか、ともいえよう。
落第騎士の英雄譚 第12話 無冠の剣王 II とまとめ △+
「ラスボス」を「一撃」とか潔いね、その方が戦術的にも分があったし
何よりアニメーション的にも助かるw
ま「一瞬に全てを賭ける」という特殊な行動だったんで
アニメーション的にも劇画的に違う画を提示できたんでそこがうまかったとはおもう。
「剣」の戦いでは「一撃」で勝負がつくこともあるのだから
「剣士」としては今期では双子のような設定の「アスタリスク」よりも
初志貫徹したような気はするね、同時にヒロインに対して操を貫くのも
今時めずらしいぐらい律儀に果たしてきたような気がするのも相違点ではある。
一輝はあれですね上記の作品で女の娘が背負っている苦しみを全部一人で
引き受けているようなそういうマッチョな感じがあるね
ふやけきったラノベ的設定世界に降臨した先祖返の異端児みたいな、そんな印象。
ただこの「時代錯誤のサムライ」でなければ数々のインチキな対戦者を
さらなるインチキで打倒することに説得力を持ち得なかったのは確かだとおもう
そういう意味でスタイリッシュで、特異な作品だったかと。
緋弾のアリアAA 第12話 二人のA とまとめ △(+)
この作品「偉人の子孫」っていう便利だけど超足枷の設定があって
いつも「こんなんが~の子孫なわけねー」って批判にさらされるおそれがあって
そのせいで前作はあんまし無茶ができなかったような印象があったけど
「最弱」っていう主人公にしてようやく作品の「雰囲気」とバランスがとれたような
そんな感じがある、ここになら「お姉様~」なキャラや金髪高笑いキャラも
生きていけるような「空気」ではあろう、そしてその延長なら
ラストの「ロボット」相手のあの乱痴気騒ぎも無難なとこで
かつ橋の上の戦闘劇(アリアとの試験も含む)はなかなかの見物ではあったとおもう。
まあでも「最弱」たるあかりも結構難しい設定だよね、格闘能力は高めだけど
銃器は急所にしか撃てないから使用不可、ドジっ娘傾向があるけれど
変な電気の特殊能力つきとか、ハナシの都合に応じて使用できるけど
どうも説得力に欠ける改造人間みたいな設定ではあるね
それは「ありあまる力」によって生み出された「外典」のハナシではなく
前作の「弱点」を補う為に産み落とされた「補典」の仔の
悲しい宿命と言ってやったほうがいいのかもしれない、それでも1つの作品にはなろう。
終物語 第12話 しのぶメイル 其ノ陸 とまとめ △+
こんだけくどくどと下準備して「1タッチ」でカタがつくあっけなさよなあ
「先代」にとってみりゃ100年来の愛憎の末なわけで
ま、こうやって何かすりゃどうにかなるってのが救いなのかそうでないのか。
いろいろと「過去」が追っかけてきて、こよみんとか忍とかの内面を掘り下げたねえ
こよみんは「自分の正義」に従って、いろいろとありえないことをしてきたわけで
その異質さ加減ももう大分皆さんご理解されてることとおもう
つーかそれが嫌な人間がこのハナシを今更視聴しているともおもえないしね
にしてもいろいろな人間(主に女性)に信頼されたり好かれたり愛されたり
恨まれたり怒られたりからまれたりするようになったねえ
当初の「1On1の会話劇」でまるっと1本消化するのとは趣が変わったことよな
人間が大きくなって、関係も広がって、負担を分担したりもできるようになって
一方で別のやっかいごとも舞い込んでくるようになって
ちゃくちゃくとオトナになる準備をこなしているような感じですね
それはそういうものなのだろうけど、なんだろう、あの「無駄話」以外に
やることがなかったころが懐かしくも感じるのよね
え、もう一回見てみればいいんじゃないかって?うーむそれもいいかもしれない。