刀使ノ巫女 第20話 最後の女神 △+
人間とは一線を画していた「3女神」がだんだん人間となれ合う
ってなどこかで聞いたような聞いてないような。
「憤怒」を軸にしたタギツちゃんもちょいと「人間」ぽくなった
まあ「怒る」ってことは裏側に「情」があってのことで
何にもないのに怒るのはむずかしいからねえ。
そういう感じで「荒魂」なるギミックで「人間」と「そうでないもの」を
行ったり来たりするのが当作品の動力源になっているね
その間の「線引き」に「刀」が使用されているということで
それを「巫女」が手に持って戦うという設定がすぐれている。
あと、オトナになった「かつての刀自」だった学長さんたちも
若い刀自たちの味方になったり敵になったり、よい仕事をしているかと。
ゴールデンカムイ 第8話 殺人鬼の目 △+
この前までボッキしていた奴と戦って倒したとおもったら
またぞろボッキするやつが出てきて、どうなっておるかw
その辺見の造型がよいね「ただのキレたやつ」だとしょうもないけど
「なんかのはずみで生殺与奪のタガがはずれた」的な理由付けがあり
ジャック・ザ・リッパーは「都市的」だけどこっちは
「自然の生み出した化け物」っちゅう印象
「遠野物語」とかにいそうな人物像ではある。
まあ辺見ほどイカれちゃいないけどこのおはなしを見ていると
「生き物⇔肉」の境目がうすくなるよね、現代人は自己保存マンセーだから
異常に見えるけど、昔の人は多かれ少なかれ「どうせすぐ死ぬもの」っちゅう
意識があったようにもおもえるね「あはれ」って高尚さではなく「肉」の臭いだ。
鍋よく食うよねえ、このおはなし自身も「鍋」的なうまみあり
キャラクターは「肉」で出汁は「北海道」、オソマではないw
こみっくがーるず 第9話 かおスパイラル △+
恋愛漫画家の法則
最近売り出し中の(中の人的にも)小夢ちゃんに焦点
テンションがあがらないといい漫画が描けないってのは
やったことがある人は分かるかもね、人によってさまざまだけど
やってることの労力は相当で、心にエンジンがかからんとできないのも事実。
そのエンジンをかける為に不規則な生活をしたり、食事をしたり
ってのもまあわかるわな、野郎はいくらでもディブになればいいけど
女の娘はいろいろ大変ではあるな。
翼ちゃんも「女」を捨てているところがあったわけで
まあただの「JK」ではいられないってのが「職業」たるゆえんかもしれん
そう考えるとまだ「捨てていない」かおすちゃんは
「漫画家」になれていない、ともいえるかもなあ。
メガロボクス 第9話 A DEAD FLOWER SHALL NEVER BLOOM △++
「ノーガードだ!」って思わず叫んじまったじゃないかw
自分の生身を脅威にさらす、実に愚かな行為、だがそれがいい。
「当初」この「ギア」っちゅう設定を見て「ボクシング」やないやん
って思っていたけど、まあ実にうまいぐあいに「現代」との距離を
埋めるのに使っていたような印象ではあるね
もう少し深く考えると「AI」に「動かされている」っていう
今回の戦いのテーマはそのまま現代のアニメーションにおいて
「コンピューター」的に動かされている「キャラクター」そのものとも
言ってもいいわけで、当作品は「それ」とも闘っているともいえよう
そして今回でおおむね「それ」に対して「勝利」したのではないか
ジョーがミキオにカウンターアッパーを決めた瞬間の
シビれるような感覚のなんと気持ちのいい「誤作動」であろう。