グランクレスト戦記 第23話 城壁 △+
「聖杯を戴いて闇を退ける」とか、どこの英雄っすか。
今まで敵味方に分かれて戦っていたつわものどもが集まっているから
ぬくぬく影で暗躍していた連中に対して戦場で圧倒的な差を見せてるね
そしてそれがわかってるから「闇」の側は
うしろめたい方法論で対抗せざるをえないという
ここで、ファンタジー的な「光と闇の戦い」が「戦争」を通して
きれいに成立しているような光景を目の当たりにすることになる。
まあ「城壁」ってもそれは時間稼ぎが状況を好転させる機会になるからで
大勢が動くことはないだろうからねえ、そしてそこまで固執する信念
「混沌」とは何なのだろうかね、どの道人間の統治させても勝手に
「混沌」にいずれはなるのにね。
Lostorage conflated WIXOSS 第11話 選択/バトルとバトル △++
終戦
「バトル馬鹿」達を両サイドで撃破したかたち
一方は正攻法で、そしてもう一方は「自爆」を誘うようなカタチで。
こいつら「カードゲーム」としての知的側面もチート能力で少年誌的に破壊
していたから、「絶対にゆるさない」やつにいろいろな点でなってたね
そういうところもアニメの作り手の意識のもち方とやり方がうまかったとおもう。
「清衣」という名そのままにこの汚れちまったゲームの哀しみをすすぎに
「はじまりのばしょ」に行く姿の清らかさはまさしく「清少女」のそれだ
もちろんそこに辿り着くまでにそれに劣らず清らかな少女達の助力が
あってのことで「4期」の目的であった「集合・突破」はまずは見事に
達成されていたかとおもう。
ヒナまつり 第11話 血と暴力と金に餓えた男 △++
このおはなしのもうひとりの主人公の
新田さんの弄り方の上手さスゲーなw
たしかに「おいしい設定」いっぱいなのよな
金を持ってるヤクザとか、いくらでもハナシが転がりそうなのに
でも本人はつまんねーまっとうな人間というw
「ねつ造ドキュメンタリー」とか今のご時世じゃ洒落にならないww
ここではヒナの扱いがうまいね、調子が低いわけわからん娘なんで
そこが「心に傷を負った子供」みたいな様子に見える
そしてヒナとアンズを比較することで身も蓋もない「いい娘」の
ハナシが光をおびるっていう「ハナシのつくりかた」が大体
決まったような感じをうけた。
弱虫ペダル GLORY LINE 第24話 小さな峠 △+
「ライバル」だからね、「インターハイ」じゃなくても
存分に愉しいことができるっていうわけだ。
っちゅうかその肝心の「インターハイ」も長期連載漫画らしく
いったい3日間のハナシを何年掛けて描いてるんだっていう
ジレンマがある、いや面白いのだけど、「レース」っちゅう
時間を競う競技で「間延び」する矛盾ってのは悩ましいわな。
ここでは尊敬する先輩方がそういう状況に一匙のスパイスを
加えてくれたわけで、本当に有難い存在だわなあ。
他にもその巻島・東堂にちゃんと付いていってる小野田くんの
成長もうかがえるし、こういうのをはさめるのはやっぱり
優れた漫画家の仕事ってことなんだろう。
ウマ娘 プリティーダービー
第13話 響け、ファンファーレ! とまとめ △++
ちゃんと比較したわけじゃないけどスペちゃん大きくなったかもなあ
スズカさんと同じぐらいの身長になってるね、馬ってのは人間よりもずっと
早く成長するんで1クールでその差がうまっても違和感はない。
「いっぱい女の娘が出てくるモノ」の常として「主人公」への焦点が
散漫になるっている弱点があるのだけど、当話は見事にスペちゃんを
軸に1クールを駆け抜けていったような印象があるね
「レースもの」としてそれだけで印象に残る見物になるし
また「現実」の名馬がそれだけで「ドラマ」を持っているというのがあって
それをただなぞらえるだけでなく、それでいて敬意も失わず
というむつかしい仕事を見事にやってのいているという作り手側の
うまさが見て取れるたというところではある
「ゲーム」の方がこの後どう展開するかは知らないけどとりあえずは
最高に近い出だしになったのは間違いなかろうとはおもう
それにしてもPAさんの「馬」に対する愛着と扱いのうまさ、よな。